便名 : スカイライナー24号
日付 : 2023/04/xx
区間 : 新鎌ヶ谷(11:40)→京成上野(12:06)
所要時間 : 00:26
乗車クラス : 普通車指定席(全席指定)
運賃 : 1,237円(交通系ICカード+チケットレス)
運行 : 京成電鉄
上野と成田空港を結ぶ京成電鉄の有料特急「スカイライナー」。一時期はCOVID-19の感染者拡大によって大きく本数を減らしていたが、ようやく近頃便数が回復傾向にある。
そのような状況のなか、2022年の暮れに便数の回復とともに打ち出されたのがスカイライナーの新鎌ヶ谷駅への追加停車。次々停車駅が増加して有料特急らしさが徐々に失われつつある気もするが、これによって今まで乗換えが必要だった北総線-京成上野方面が乗換え不要でアクセスできるようになった。
この日は柏方面から東武野田線で新鎌ヶ谷へやって来た。東武線側の改札口付近にはかつて浅草駅の駅ビルに掲げられていた看板を模した案内が掲げられている。つい最近まで掲げられていたような気がするが、撤去されたのは2012年のことだそうで、もう10年以上が経過している。
東武線の改札からしばらく歩いて北総線の改札を抜けると見えてくるのが「スカイライナー新鎌ヶ谷駅停車」の広告看板。どうやら新鎌ヶ谷駅停車は松戸方面からの新京成線、柏方面からの東武線乗換え客を見込んでいるらしい。時刻表を見ると、空港行き、空港発ともに柏方面の東武野田線急行と約10分で乗換えられるダイヤ設定になっているから、思った以上にダイヤは考えられているのかもしれない。
尤も、無料の「アクセス特急」でも同駅から空港までは約30分なので、乗継ぎが良好であればわざわざスカイライナーに乗る必要はないかもしれないが、東武の急行が30分間隔、アクセス特急が40分間隔なのでなかなかタイミングがうまく合わない。
この日は11:34に新鎌ヶ谷駅に到着し、急ぎ北総線のホームに向かって40分発のスカイライナーに乗車するという流れ。乗換え時間が6分ほどしかなかったが、ホームに辿り着いた時点ではまだ2分ほど時間があった。なお、チケットは事前に携帯電話で購入している。現地で購入することもできるが、そうなるともう少し時間がタイトだったかもしれない。
(チケットレス特急券の予約等についてはこちらから)
程なくして列車が到着。中途半端な時間帯ということも相まって、大挙して乗車するという感じではなかったが、列車を待つ乗客は他にも数人いた。
列車は新鎌ヶ谷を出発すると12分で青砥(あおと)駅に到着。ここで押上や浅草、横浜や羽田空港方面へ向かう京成押上線に乗換えることができる。以前臨時停車だった頃は開くドアが限定されていたが、今ではすべてのドアが開いている。
(青砥停車開始当初の記事がこちら)
それにしても、今回乗車した新鎌ヶ谷･青砥停車のスカイライナーはずいぶん鈍足で、成田空港から京成上野まで53分を要する。かつて京成本線経由だった頃のスカイライナーと所要時間が大して変わらなくなってしまっているような。ただ、新鎌ヶ谷駅を起点として考えれば時間短縮効果は圧倒的で、出発から22分で日暮里、26分で京成上野へ到達できるというのは画期的。従来よりも10分以上短い時間で上野までアクセスできるようにまった。
雲をつつけば雨が降ってきそうな曇天のなか日暮里駅を出発するとJRを跨ぎ、まもなくトンネルに進入。相変わらず薄暗い博物館動物園駅を通過すると間もなく終点の京成上野駅に到着した。
右に左に続くカーブに身体を持っていかれながら降車準備をして立ち上がってみると、乗車した最後尾車両には他に誰も乗客がいなかった。
余談だが、印旛日本医大から先、高速走行区間に入ると車端部に近い座席は猛烈に揺れる場合がある。酔いやすい体質の場合は車両中央部の座席を確保することをおすすめする。何の違いかは分からないが、過去2号車と3号車に乗車したときに特に大きな揺れを感じた記憶がある。
