訪問日時 : 2022/09/xx
出発地点 : 千里川土手(滑走路32L端)
到着地点 : 伊丹スカイパーク・上須古バス停
移動距離 : 約3.5km
所要時間 : 約45分
大阪国際空港(伊丹空港)から千里川土手を経由し、滑走路に並行して開設されている「伊丹スカイパーク」へ向かったのち、阪急バス「神津」バス停から伊丹駅へ向かう、空港半周のお散歩ルートの後編。
(空港から「千里川土手」まではこちら)
■ ルート概要
※ 地図上の経路は実際の経路と異なるケースあり。あくまで概要理解として。
ここまで既にずいぶん長いこと歩いてきたような気もするが、この千里川土手でようやく折り返し地点といった感じ。それにしても滑走路というのは飛行機であっという間に通過する割に、こうして見るとえらい大きさ。
ちなみにこの大阪空港は滑走路反対側の延長線上に山があることもあって、基本的には離着陸の方向が固定されていて、南から北方向に向けて離着陸する。ただ、年に数度だけ逆方向に離着陸する日があり、この運用*1が一部の人たちに人気が高い。
到着してしばらく滞在し、次の目的地に向けて出発。まずは千里川に沿って砂利道を進み、バス通りに向かう。この日は珍しく訪問客が少なかったが、日によってはこの辺りがずらっと人だかりになっていることも。
砂利道の突き当たりはバスも通るような少し大きめの道路。これまでこの辺りには駐車場がなく、自動車で訪れた場合には少し離れた公園の駐車場に車を停めるしかなかったが、どうやら左手ほど近くに最近オリックス系の時間貸駐車場が開設された模様。それゆえこのポイントも自動車でアクセスしやすくなった。
この日は車でアクセスしていた訳ではないから、突き当たりを右手方向に進む。
大阪空港から千里川土手までは雑然とした道を進んできたが、この先は比較的歩道がきれいに整備された所を進む。かつてはこのような駐輪場も設置されていなかったと思うので、前述の駐車場含め、ここ数年で空港周辺がえらく整備されたような印象がある。空港の運営にオリックス系列が参加していることは関係あるだろうか。
ちなみに前編で触れた、阪急曽根駅からの路線バス「豊中東西線(95系統)」が停車するのがこの「原田下水処理場」バス停で、ここから土手までは歩いて5分圏内。なお、本数が少ないので、バスで訪問する場合には予め時間を確認しておくことをおすすめ。
道中、道は綺麗に整備されているがゆえ距離感を把握しづらく、歩けど歩けど進まない感覚を覚える。そもそも曲がれそうな場所もないが、「豊中市伊丹市クリーンセンター」を越えた先の交差点までは一直線に歩いて行き、交差点を右折。
元来日本の空港は周辺に公園が多い傾向にあると思っているが、伊丹空港はその日本の空港のなかでも殊更多い印象がある。騒音問題に対する配慮だろうか。ともすると、どちらかといえば公園を造ったというより緩衝緑地を公園にしたというほうが正しいのかもしれない。
この交差点の近辺には「スカイランドHARADA」と「豊中市伊丹市クリーンランド」という2つの公園?があり、その先には「伊丹スカイパーク」がある。1つの施設に複数の自治体名が冠されているのは中々珍しい。
右折した先の道路もひたすら一直線。ごみ処理場の脇を通過した先の進行方向右手は水道関係の施設、左手は工場・倉庫街といった感じで、この辺りはなかなか普段歩かないような雰囲気の場所。そういえば、どこかに高速バスの車庫らしきところもあったような。
そうこうしているうちに「伊丹スカイパーク」の入口に到着。ここは堤防のようになっているが特に川が流れているということではない。崖の向こうを飛行機が離着陸しているから、このような地形で恐らく防音壁の役割を果たしているのだと思われる。
公園に入るとちょうどANAのB787が着陸してきたところ。同空港にB747のような迫力のある4発の大型機が発着しなくなって久しいが、時たま飛んでくるA350やB777や、B787程度の中型機であってもなかなかの迫力。
ちなみに「伊丹スカイパーク」の全体像は以下のようなかたち。計9つのエリアがあり、滑走路の全長に対し1/3ほどの場所に面している。道路は割と入り組んでいるから、バス停にアクセスするには公園を突き抜けたほうが早い。
今回は「8」の翼の丘辺りから入園し、しばらく公園内を歩き、「北エントランス」の出口に向けて移動してきたかたち。北エントランス近くの大通りはJR・阪急の伊丹駅と伊丹空港を結ぶバス路線など、数路線の路線バスが走っている。
なお公園出口正面にバス停があるものの、このバス停はそれほど本数が多くない。時間が合えばここから乗車しても良いが、より本数が多いバス停は大通り側にあるから、今回は右手へ進む。
公園から見るとコンビニエンスストアの駐車場の向こう側、大通り沿いにもう一つバス停があり、ここが今回のゴール地点。ここからは阪急伊丹・JR伊丹駅までのバスが出ている。また、片側2車線の道路を反対側へ渡れば伊丹空港行きのバスも出ているので、空港に戻ることも可能。
写真で言うところの正面には滑走路があり、タイミングによっては街中を道路を横切るように飛んでいく飛行機の姿を見ることができる。
ともあれ、約2時間かけて空港をほぼ半周した。それなりの時間を要するためなかなか暇がなければできないが、こんなルートもあるということで。
というお話。
*1:使用する滑走路の番号から「14」とか、「逆ラン(ランウェイ)」とか言われている。