日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】羽田空港-大船駅・鎌倉駅(鎌倉駅/羽田空港(第1))


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便名 : 便名なし
日付 : 2023/03/xx
区間 : 鎌倉駅(15:50)→羽田空港(第1)17:15
所要時間 : 01:30
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運行 : 京浜急行バス

藤沢から江ノ電で鎌倉までやって来て、ここから羽田空港へ移動。鎌倉駅からは午後の中途半端な時間に2本のみだが、羽田空港へ直行するバスが運行されている。

(京浜急行バス公式サイトはこちら)

www.keikyu-bus.co.jp

そんなわけでやって来たのは鎌倉駅東口(JR側)。空港行きのバスは駅舎を背にしてロータリー左手の2番乗り場からの出発。

出発前には30分ほど時間があってJR駅内のみどりの窓口に立ち寄った。並んでいたのは5人ほどだったが、開けている窓口が1つしかなくなかなか列が進まず手続きが終了したのは出発3分前。バスに乗車した時点で出発まで1分を切っており、危うく乗り遅れるところだった。

インバウンドが急激に回復したいまとなっては、ここまで窓口を閉鎖すべきだったどうかについて個人的にはだいぶ懐疑的。尤も、自動券売機ですべての手続が出来れば、必ずしも窓口である必要はないのだが、そうはなっていない訳で。

JR鎌倉駅 ロータリー

鎌倉駅東口/ バスは2番乗り場からの出発

さて、バスの話に戻ると、始発16時前発の中途半端な時間の便とあって始発の鎌倉駅からの乗客は他におらず、貸切状態で出発。羽田空港行きの近距離路線にしては珍しく、鎌倉駅発のみ予約ができるというが、この乗車率では飛び込みでも大丈夫そう。

ちなみにこの路線、車両を共用する藤沢駅路線に高さ制限のある箇所が存在した*1関係で以前は標準床の少し特殊なバスが使用されていたが、現在はよく見るハイデッカーのバスに置き換わっている。

京浜急行バス 羽田空港-大船駅・鎌倉駅

他に乗客はないまま鎌倉駅を出発

駅を出ると若宮大路鶴岡八幡宮方面に向かい、左折して北鎌倉駅前を経由(停留所はない)して大船駅へ立ち寄るルート。鎌倉駅前から鶴岡八幡宮前までの若宮大路は車の流れがすこぶる悪く、鶴岡八幡宮に辿り着くまでに10分近くを要した。この辺りは道が狭い上、対向車線が渋滞していたことでバスがかなり走りづらそうな環境。素人目にはよくこんなところを走れるなと思ってしまう。

JR北鎌倉駅 駅舎

JR北鎌倉駅/ 紫陽花が有名な「明月院」最寄り駅

バスは序盤の渋滞を引きずって約10分遅れで大船駅東口7番乗り場に到着。同駅では湘南モノレール駅近くのロータリーに発着するが、ここは走路が狭く、前を往く路線バスが追い越せずしばらく待機。同バス停では乗車がなく、結局全区間で貸切になってしまった。

ちなみに鎌倉駅始発の便は日に2本しかないが、その他に大船駅を経由する藤沢駅始発の便が多数設定されている。それゆえ鎌倉駅からJRで2駅移動し、大船駅からバスに乗車するのであればそれなりの本数がある。

JR大船駅 ロータリー

上を走る線路が江ノ島に向かう湘南モノレール

バスは大船駅を出発するとしばらく一般道を走り、横浜横須賀道路の日野インターチェンジから高速走行。六ツ川料金所ではETCレーンではなく一般レーンで支払をし、狩場インターチェンジまで走行、ここから首都高速神奈川3号狩場線に移った。その後本牧ジャンクションから同湾岸線で空港へ向かう。

高速走行としてはベイブリッジ近辺で若干速度が低下したものの概ね順調だったが、序盤の渋滞による遅れを回復するには至らず、羽田空港には10分ほど遅れて17:25頃到着。東方面からのバスと西から到着するバスとでは、ターミナルの停車順に違いがある(東からのバスは第2→第1だが、西からのバスは第1→第2)。

搭乗予定の飛行機出発までは2時間弱の時間があり、少し空港内を散策することに。鎌倉駅からは本数が少ない上、乗車すると一般道を走る時間が長く時間的なメリットは薄いものの、乗換えがないのは便利かな、という路線。

*1:かつてJR大船駅近くに高さ3.1m制限の箇所があった。一般の高速路線バスは約3.5mの高さがあり、通常の車両を使用するとつっかえてしまうため、低床車両が用いられていた。