便名 : JAL/JL2361
日付 : 2022/05/xx
機材 : ATR42-600(AT4/T41)
区間 : 大阪伊丹(ITM)08:55→但馬(TJH)09:30
所要時間 : 00:35
区間マイル : 68
搭乗クラス : 普通席
運航 : JAC(日本エアコミューター)
羽田から到着し、最低乗継時間で次の便へ乗継ぎ。
(ここまでの移動はこちら)
乗継の但馬行きの便は沖留めで、23A搭乗口からバスを介しての搭乗。ちょうど1年前に同じ便に搭乗しているが、その際も同じ搭乗口からの出発だったような。ここまでまるで焼き増ししたかのように同じ旅程を辿っている。
(1年前の記録はこちら)
既に大半の乗客の乗ったバスは出発した後で、改札前に停まっているのは小さなマイクロバス。羽田からの乗継ぎ客用のバスが専用に仕立てられたらしい。このバスの後ろにはやけにレトロなバスが停まっていたが、このバスは何年物なんだろうか。
1-2分走ったところでマイクロバスは機側に到着。同じバスに乗車していた数名が座席につくと、定刻前の08:50過ぎにドアが閉まってプロペラが回り始めた。この日は出入り口に一番近い最後尾窓側の12A座席。
前述の通りこの飛行機は出入り口が後方にあるから、設備も特殊なものが使用されている。つづら折りのスロープは中々重そうに見えるものの、地上係員が一人で移動させていたから動力がついていて自走ができるのかもしれない。実は押していた地上係員がとんでもなく怪力という説もなくはないが。
滑走路に向かう途中には先ほど乗って来たA350の背後を通過。この時点で到着から15分ほど経過していて、機体の近くに貨物コンテナの姿は見当たらない。既にここまで飛行機で運ばれてきたコンテナの取り下ろしは終了して積み込み待ちといった感じだろうか。
搭乗機はプロペラ機ゆえ短いA滑走路から離陸。離陸して左旋回をしながら上昇していくが、このとき眼下に見えてくるのが昆陽池(こやいけ)公園。公園内の「野鳥の森」には日本列島の形をした中島がある。過去には糞害で日本列島上の樹木がほとんど枯死してしまうということもあったようだが*1、今ではだいぶ盛り返して青々としている。
大阪湾に到達する手前で右旋回すると、湾の向こうには関西空港が見えてくる。距離があるぶん少し霞んでしまっているが。
それとほぼ時を同じくして、目線を下に向けると見えてくるのが神戸空港。便数が少なくない3つの空港がこれほど近いところにあるというのもなかなか珍しい。
神戸空港を過ぎた辺りで右旋回し、徐々に日本海方向へ進んでいく。この辺りで少し遠いところには明石海峡大橋と淡路島が見える。奥にかなり霞んで見えるのが四国の徳島県辺りのはず。
機は徐々に山間部に入っていくが、上空から見るとこの辺りは異様にゴルフコースが多い。後から地図と照らし合わせてみた限り、三木市だとか小野市の辺りだろうか。あまりにもゴルフコースが多すぎて厳密な場所を確定するのは諦めた。
一瞬だけベルトサインが消え、すぐに再点灯して着陸体制。やたら鮮やかな緑の建物が目を惹くこの駅が気になって後に調べてみたが、これは山陰本線で豊岡駅よりも2つ手前の江原駅。思いの外空港に近いところだった。
ちょうどこの辺りは田植えがされたか、され始める頃。さすがにこの高さだと田んぼの様子はよく分からないが、時の経過というのはあっという間で、田植えされたと思えばいつの間にか稲が黄金色に輝いていたりする。
機は定刻よりも5分ちょっと早く、09:25頃但馬空港に到着。ドアが開いて地上に降りたくらいでちょうど定刻という感じ。先代のSAAB340と比べると一回り大きくなったとともに、何となくずんぐりむっくりしている。
ともあれ、但馬空港に到着。09:45発の空港連絡バスに乗り込んで城崎温泉へ向かった。
*1:確かに2000年代後半は上空から見ると真っ白だったことがあったような。