日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】JAL/JL0303(東京羽田/福岡)


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便名 : JAL/JL0303
日付 : 2022/10/xx
機材 : A350-900(X11)
区間 : 東京羽田(HND)06:25→福岡(FUK)08:15
所要時間 : 01:50
区間マイル : 567
搭乗クラス : 国内線ファーストクラス
運航 : JAL(日本航空)

1日予定のない日ができて、少し出掛けることに。

当時はちょうどハロウィン前の時期だったこともあり、羽田空港内はハロウィンの装飾がディスプレイされていた。いつの間にか、同イベントは日本国内でも大分定着してきたような印象がある。

それにしても、夏が終わるとすぐにハロウィン、これが終わるとすぐにクリスマスとイベントが連続するため、ここ数年は暦年でいう下半期があっという間に過ぎていく気がしているのだが、気のせいだろうか?

羽田空港 第1ターミナル 出発階

(@羽田T1) 小規模ながら季節感のあるディスプレイ

この日はまず午前中に九州を訪れたのち、一度大阪まで戻ってから沖縄を訪れる日程。手始めに、まずは福岡行きの始発便で福岡空港へ向かう。元々は普通席で予約していたが、当日空港に着いてみるとファーストクラスに数席の空席があり、久しぶりにアップグレードした。

この日も機材はA350。2019年の就航当日に利用したのが記憶に新しいが、早いものですでに3年が経過している。昨今同機材による運航便のトラブルがニュースになっているものの、機材そのものは大きなトラブルなく推移している印象。

(就航当日の記録はこちら)

biketourist.hatenablog.com

羽田空港 JAL A350-900

(@羽田空港) 早くも導入3周年を迎えたA350

そういえば今回搭乗した2023年の10月頃、COVID-19の感染拡大以後しばらくダイヤモンド・プレミアラウンジに置いてあったハーゲンダッツが撤去された。その一方で、主に早朝時間帯を中心に、BLUESKYで販売しているお弁当が一口サイズになったものが並ぶようになった。

羽田空港 第1ターミナル ダイアモンド・プレミアラウンジ

(@羽田空港) この日は「玉子焼サンド」と「天むす」

直前にアップグレードしたにも関わらず、今回は進行方向左手の窓側、1A座席を確保できた。乗客の搭乗、貨物の搭載は順調で、概ね定刻で出発、先行機に続いて第2ターミナル側の34R滑走路から離陸した。以前は05滑走路からの出発が多かった気がするが、最近広島や福岡に向かう際にはこのルートが多いような印象がある。

JAL303便 A350-900 羽田空港

JAL303便/ 34R滑走路から出発

滑走路は平坦に見えて若干の勾配がついているケースがあるが、羽田空港は概ね平坦に見える。ちなみに今回の34Rは真北を0度としたときに340度の方向、北北西方向への離陸になり、正面が城南島、品川シーサイド、品川駅方面。

JAL303便 A350-900 羽田空港

JAL303便/ 正面が品川方面

離陸滑走時、進行方向左手の第2ターミナルの駐機場に「鬼滅の刃」特別塗装のB777-200ERの姿が見えた。この塗装の機材はは2022年10月上旬に就航したというから、ちょうどこの頃は登場してすぐくらいの頃合い。

JAL303便 A350-900 羽田空港

JAL303便/ 正面左の機材が「鬼滅の刃」特別塗装機

離陸して1分ほどすると進行方向左手にお台場が見えてくる。この日は雨こそ降っていなかったもののあまり視界が優れず、レインボーブリッジの奥側が殆ど見えない。

(視界が良好な日の同地点はこちら)

biketourist.hatenablog.com

JAL303便 お台場付近

JAL303便/ 離陸直後は全体的に視界不良

都心上空には雲がかかっているなど手前側の視界はそれほど優れない一方で、遠景は比較的クリアで、荒川上空に差し掛かる頃には既に富士山の姿が確認できた。

JAL303便 都心上空

JAL303便/ 近くはよく見えないが、遠くの富士山は見える

しばらく下を眺めていると、雲の隙間から都心が見えてきた。中央に見えているのが皇居で、そこから左方向に目線を移すと東京駅があり、右下の白い大きな建物が東京ドーム。右奥には新国立競技場の姿も確認できる。電車移動ではそれなりに時間のかかる各地間の移動だが、上空から見るとかなり近接しているように見える。

JAL303便 都心上空

JAL303便/ 東京都心を横断

この日は高層と低層に雲のある不思議な天気で、高層の雲の切れ間から低層の雲に光が差し込んでいた。しばらくするとこの高層の雲を突き抜け、青空が現れた。

JAL303便 都心上空

JAL303便/ 不思議な日の射しかた

この雲を抜けると青空が広がっていて、この辺りでシートベルトサインが消灯。しばらくして搭乗してすぐの挨拶の際にオーダー確認のあった、機内食と飲み物が運ばれてきた。

JAL303便 上空

JAL303便/ 上層の雲を突き抜けた頃にベルトサインが消灯

JALは設定路線こそ少ないが、全ての便で陶器で提供されるのが嬉しい。それにしても、JALANAともに味覚が鈍る(気がする)上空でもしっかり味のわかるような調理がされているというのに毎回感心してしまう。

JAL303便 ファーストクラス 機内食

JAL303便/ 羽田発10:29までは「朝食」を提供

食後しばらく窓の外を眺めていると、ほぼ同じ高度を同じようなスピードで飛ぶ飛行機がいることに気がついた。窓の外を眺めていると、思いの外他機は近くを飛んでいることに気づかされる。余談ながら、この日はなかなか飛行機雲が消えなかったから、この辺りの地上はそれほど天気が良くなかったのかもしれない。

JAL303便 並走

JAL303便/ 飛行機雲を引きながら飛んでいる他機を視認

西日本まで来ると少し雲がとれてきて地上が見えるように。中央奥に綺麗な形の飯野山(讃岐富士)、中央右手に瀬戸大橋が見えているから、これはちょうど香川県坂出市あたりのはず。

JAL303便 瀬戸大橋

JAL303便/ 瀬戸大橋は割と分かりやすい

その後はまた雲の中に入り、そのまま着陸体制。出発はほぼ定刻だったにも関わらず、ダイヤ設定は割とタイトのようで着陸が08:05頃、駐機場に到着したのがほぼ定刻の08:15頃。それゆえ、羽田出発が少し遅れると定刻通りの到着は難しそうな印象。

JAL303便 福岡空港

JAL303便/ 早朝から続々と離着陸が続く

福岡空港では約40分の待ち合わせで天草エアラインの天草行きに乗継ぎ。搭乗橋を抜けた先で地上係員が待機してくれていて、到着経路に進まず別ルートで搭乗待合室へ向かった。