便名 : JAL/JL2321
日付 : 2021/05/xx
機材 : ATR42-600(AT4/T41)
区間 : 大阪伊丹(ITM)08:50→但馬(TJH)09:25
所要時間 : 00:35
区間マイル : 68
搭乗クラス : 普通席
運航 : JAC(日本エアコミューター)
羽田からこの日の始発便で伊丹に到着し、但馬行きに乗継ぎ。
(ここまでの移動はこちら)
伊丹空港へ向かう便の搭乗中にメールによって把握していたが、乗継先の但馬行きは到着地但馬空港の視界不良のため天候調査が入っていた。最終的な運航の可否は出発予定時刻(08:50)の10分前、08:40の天候によって判断するとのことでとりあえず搭乗口へ移動。一昔前は機内では状況がわからなかった訳で、この点においてはかなり便利になった。
この日の搭乗口はバスゲートの23番。伊丹空港の最も北側のコンコース中央にある階段を降りたところに搭乗待合室がある。あまり利用する便は多くないようで、この日表示されていたのは搭乗する但馬行きと11時過ぎの屋久島行きの2便のみ。
ちなみに但馬空港着便、但馬空港発便が欠航した場合、但馬空港推進協議会によって最寄り駅または現地までの代替交通サービスが提供されている。欠航率が比較的高いという事情からだと思われるが、空港を活用したいという強い意思を感じる。
(以下、「代替交通サービス」のご紹介)
しばらく待っていると就航できそうだということで搭乗開始。バスで飛行機近くまで運ばれ、機体後方から搭乗。ATR機は飛行機の後ろ側に入口がある珍しい構造。この日は現地到着後連絡バスで移動する予定で、特に急ぐこともないから機体前方を選択。最前列は列車で言うところのボックスシートのような座席配列になっているのが特徴的。
駐機中に外を見ると近くにはANA機が駐機中。以前もどこかに記した気がするが、ANA機もいつもこちら側に駐機しているのだろうか。
しばらくするとプロペラが回り始め地上移動を開始。伊丹空港の2本ある滑走路のうち短い方、32R滑走路から離陸。若干の差とはいえ、大型機の利用する32L滑走路と比べると随分ターミナルが近く見える。
離陸して左旋回しながら高度を上げるのはどの路線でも共通だが、その後西宮上空からは右旋回して六甲山上空を通過、北西方向に一直線に進んだのち、播但線に交差する辺りから北上して但馬空港に向かうルート。
この路線、時刻表上の所要時間は35分しかなく、実際に飛んでいる時間も25分ほどしかないにも関わらず飛んでいる時間は割と長く感じられる。この日は雲が低く、一旦雲の上まで上がったものの、離陸後15分すぎから降下が始まり20分を過ぎた頃には再び地上が見えてきた。5月ということで地上はちょうど田植えのシーズンらしい。
天候調査だなんだと出発前にバタバタしていた割に08:57には離陸しており、着陸しプロペラが停止したのが09:21で定刻前の到着。天候という不確定要素は如何ともしがたいが、飛んでさえしまえば飛行機の利便性は圧倒的。
但馬空港(但馬飛行場)はお馴染みの「水曜どうでしょう」において、当時運航されていたヘリコプター定期便の途中寄港地として登場している。このヘリコプター定期便はすでに運行を休止しているが、個人的にはヘリコプターという乗り物に一度乗ってみたいと思っている。なかなか揺れるようだが…。
降機時に改めて飛行機を眺めてみると、この日の機材は但馬空港ターミナルが購入したコウノトリの特別塗装機だった。この飛行機、詳細は割愛するが若干特殊な運用で、言わば航空業界における上下分離のようなスキーム*1になっている。