日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】高知エクスプレス0002便(高知駅バスターミナル/大阪駅JR高速バスターミナル)


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便名 : 高知エクスプレス0002便
日付 : 2021/04/xx
区間 : 高知駅バスターミナル(05:40)→大阪駅JR高速バスターミナル(11:15)
所要時間 : 05:35
乗車クラス : 普通席(座席指定制)
運行 : JR四国バス

高知駅前のホテルに宿泊し、翌朝早朝のバスで大阪へ向かう。

(滞在していたホテルはこちら)

biketourist.hatenablog.com

なかなかの強雨のなか朝5時過ぎにホテルを出発。宿泊していたJR四国系列の「JRクレメントイン高知」からバスの出発する高知駅バスターミナルは駅を中心にして対角線上の位置。

駅構内を抜ける最中、どこか妙な格好をしたマスコット?を見つけた。みると「ベロベロの神様」というマスコットだそうで、宴会の好きな高知県らしいというか、なんと言うか。ゆるキャラというには大分インパクトが強い。

高知駅 べろべろの神様

(@高知駅) 何をモチーフにしたキャラクターだろうか

ここから大阪まではJR系の高速バス高知エクスプレス号で向かう。予約した時点では以前投稿した記事と同様、「アストロメガ」なる2階建てバスの予定と聞いていたから2階の最前列を予約したつもりでいたが、バス停にやって来たのはよく見る三菱ふそうエアロエース。聞くとバスが故障?したとのこと。

(2階建てバス「アストロメガ」についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

そんな訳で、ごく一般的な3列独立シートの高速バスの最前列に着席。眺望を差し置いて考えれば座席自体は大柄で乗り心地は良好、枕の左右が高く盛り上がっているからもたれかかれるから、そこまでのデメリットはなかった。

高知エクスプレス エアロエース シート

通常の座席に枕パーツが追加されている

一方、眺望の面では2階から1.5階ほどの高さに下がったことで視点が低く、遮光幕が設置されているなど若干劣るところがあるかなという感じ。それにしても、この日はそれほど乗客数が多くなかったからよかったが、満席だったらどうなっていたのだろうか。

高知駅を出発後、市街地でははりまや橋、少し郊外にある高知中央インターに停車。高知中央インターチェンジから高知東部道に入った。この高知中央インターチェンジ脇にはJR四国バスの車庫があり、件の「アストロメガ」が隅のほうに駐車していた。

高知エクスプレス 高知中央インターチェンジ

(@高知中央IC付近)地面が浸るくらいの雨が降っていた

高知東部道を走るのはほんの数分で、高知ジャンクションから高知道に合流。早朝だからだろうか、冒頭は濃い霧のなかを走り、しばらく走るとようやく雨が小止みになった。

その後愛媛県にある川之江東ジャンクションから徳島道に入る頃にはある程度天気が回復、高知駅出発から約90分ほど経過した吉野川サービスエリアで1度目の休憩。早朝ゆえ売店はまだ営業していなかった。

高知エクスプレス 徳島道 吉野川サービスエリア

(@吉野川SA) 雲は多いが青空が見えるように

休憩時間は10分間ですぐに出発。しばらく片側1車線の高速道路をひた走り、藍住インターチェンジ徳島道を離れる。その後一般道を経由して高松道の板野インターチェンジから再び高速道路に入った。この区間を経由する高速バスは大抵今回と同様の一般道ルートを取るのだが、いくら徳島道徳島市街地で無駄な遠回りをしているとはいえ、一度高速道路を下りた方が有利なんだろうか。

ともあれ、鳴門インターチェンジまで高松道を進み、その先は神戸淡路鳴門道に進路を取る。飛行機から見るとそれほど大きく見えない淡路島だが、神戸淡路鳴門道は両端の橋を含めると全長約90kmの長さがある。

前回の休憩からまだそれほど時間が経っている気がしないが、吉野川サービスエリア出発から90分が経過した頃、淡路島にある室津パーキングエリアで2度目の休憩。吉野川は高知系統の高速バスしかいないが、こちらの室津は四国発着の多くの高速バスが集中するため割と混雑しがち。そのせいか休憩は5分のみで、この休憩では特に車外に出ることもなかった。

振り返って考えると、吉野川サービスエリアの売店は営業しておらず、こちら室津パーキングエリアではほとんど時間がないから、こと始発便に関しては5時間ちょっとの道中でもしお腹が空く可能性があれば、バス乗車前に食糧は調達しておく必要があるかもしれない。

室津パーキングエリア出発後しばらくして淡路海峡大橋を通過。橋の通過はものの数分で、定刻09:38に対し約20分ほど早い09:15頃本州側の端のたもとにある高速舞子バス停に差し掛かり停車。同バス停はこの路線の最初の降車停留所で、殆どJR舞子駅に隣接している。

(参考までに高速舞子バス停へのアクセス情報についてはこちら)

www.shinkibus.co.jp

この先、バスは大阪駅まで約1時間30分を要するから、先を急ぐ場合はここでJR神戸線へ乗り換えるのも方法。乗換えなしの快速列車に乗ると約50分*1大阪駅まで到達する。

高知エクスプレス 明石海峡大橋

 明石海峡大橋を渡るとまもなく高速舞子バス停

バスは垂水インターチェンジから淡路鳴門自動車道を離れて阪神高速3号神戸線に移り、三宮駅近くの京橋出口から数分一般道を走って三宮駅前のミント三宮にあるバスターミナルに到着。ここでいくらか乗客が降りて再出発。

再び三宮を出発するとしばらく一般道を走った後、阪神高速5号湾岸線に進入。天保山ジャンクションから16号大阪港線、東船場ジャンクションから1号環状線、高津ジャンクションから15号堺線の順で進み、湊町出口からバス専用出口経由で大阪なんばにあるOCATに到着した。次の目的地へはここで降りてもよかったが、終点まで乗っていくことに。

OCATから終点の大阪駅までは大阪市道南北線(四つ橋筋)経由。道中、特に渋滞もなかったからだろうか、予定の到着時刻より大幅に巻いて10:40頃に大阪駅JR高速バスターミナルに到着した。せっかく早く着いたぶん、早めに次の目的地へ移動した。

*1:同駅に新快速は停車せず、乗換え時間を考慮するとそれほど所要時間は変わらない。