便名 : 便名なし
日付 : 2023/02/xx
区間 : 山形空港(08:30)→JR山形駅東口(09:05)
所要時間 : 00:35
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運賃 : 1,300円(交通系ICカード決済)
運行 : 山交ハイヤー
羽田からのJAL便で山形空港に到着。
(ここまでの移動はこちら)
とりあえず、JR山形駅09:19発のJR左沢(あてらざわ)線に乗継ぎを試みて、山形空港からバスで山形駅を目指す。山形空港からのバスは飛行機の発着に1対1で対応するタイプで、地場のバス事業者、山形交通系タクシー会社の山交ハイヤーによる運行。
(空港公式サイトはこちら)
ちなみに事前にプランが固まっていればこのルートではなく、左沢線の寒河江駅方面へ向かう「空港ライナー」なる乗合タクシーがあったようなのだが、予定が決まったのが直前で、締切超過で予約を仕損じてしまった。
さて、バスは空港ターミナル正面のバス乗り場から出発。空港からのバス路線は今回乗車する山形駅行きしかないうえ、飛行機に乗る乗客を載せてきたバスが乗客を出迎えて折り返すダイヤ設定になっていてバスは基本的にバス停で待機しているので、乗り場に迷うとかバスが見当たらないといったことは基本的にはないはず。
今回も乗り場に向かうとバスはすでに停車中。前回乗車したときには中型バスの日野リエッセだった気がするが、今回待っていたのは専用塗装のマイクロバスだったから、以前よりもう一回り小さくなったような印象。
一頃昔は高速道路経由の空港バスというと大型バスが利用されているケースが多かったが、熊本空港の「すーぱーばんぺいゆ」に今回の山形空港と、比較的小柄なバスを利用した路線が増えてきた印象がある。以前広島空港でハイエースを使った路線があったような気がするから、あれが最小だろうか。
(熊本空港「すーぱーばんぺいゆ」についてはこちら)
乗車定員は30人弱だが、乗り切れない場合は別途乗り切れるだけのタクシー車両が用意されるとか。個人的には以前逆方向でバスが大幅に遅延した際、山形駅から山形空港まで同社のタクシーで向かったことがあった気がする。勿論タクシー料金が請求されるということはなく、バスと同額だった。
車内は1列+補助席+2列の横4列シートで、2列側の最前列が荷物置き場になっているところ、この日は割と乗客が多くあっという間に正座席が一杯に。最終的に荷物置き場を取り払って座席として使用し、補助席もフル活用といった塩梅で、荷物はトランクに移動されていた。思いの外トランクは大きく、全員分の荷物が問題なく収納できた模様。
運賃は片道1,300円で、支払は現金のほか交通系ICカードが利用可能。以前は1,000円ちょうどだったような記憶があるが、昨今のインフレの影響だろうか。
バスは飛行機からの乗客をもれなく拾うのと、乗客が多く荷物の取り下ろし、再搭載に時間を要したのとで定刻よりも10分ほど遅れて山形空港を出発。
空港を出ると国道287号線経由で東北中央自動車道の東根インターチェンジへ向かい、山形ジャンクションまで進んだのち山形自動車道に乗継ぎ、山形蔵王インターチェンジから一般道に下りるルート。途中にある山形ジャンクションはかなり大規模な構造で、ややもすると東北中央自動車道から山形自動車道に入るまでに1km近く走っているような気さえするような大きさ。
■ 参考までに地図情報
バスは山形市内で県庁前、南高前、十日町角と停車するも降車はなく、全員が山形駅まで乗車。尤も、補助席を全展開していたから、途中で下車があるとすると大変だったかもしれない。
街中では信号機の廻り合わせが今一つ噛み合わず悉く信号に引っ掛かり、冒頭の10分遅れを取り戻せないまま、所要時間35分ほど、09:15頃にJR山形駅前のバスターミナルに到着。
山形駅から仙台駅行きの高速バスは10分おきだがどの便もほぼ満席、加えてちょうど蔵王の樹氷のシーズンということで、この時間のバス乗り場は多くの観光客と思しき人たちで賑わっていた。
トランクに預けていた荷物の回収に数分を要した結果、冒頭目論んでいた09:19発の左沢線はギリギリ間に合わずあえなく予定変更。またどこかの機会に訪れてみようと思いつつ、代替案を検討することに。これについてはまた別の記事で。
山形空港からの移動手段そのものは比較的多数用意されているものの、今回乗車した山形駅行きのバスを除くと殆どが「前日までの予約」で、空港アクセスとしては若干不便。できればもう少しぎりぎりまで予約ができるといいのだが、人繰りなんかを考えると厳しいだろうか。
というお話。