日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】空港連絡バス(JR高知駅/高知龍馬空港)


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便名 : 便名なし
日付 : 2021/09/xx
区間 : JR高知駅(12:30)→高知龍馬空港(12:55)
乗車クラス : 普通席
運行 : 高知駅前観光

前夜はJR高知駅前のホテルに滞在。ここから高知空港から大阪・宮崎を経由し、福岡を目指す。ずいぶん遠回りな経路だが、これは当時直行便が欠航しており、JALパックが提示した最安値ルートを選択したことによるもの。

(宿泊先についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

午前中いっぱい続いた電話会議がようやく終わり、12:30過ぎにホテルをチェックアウト。ホテルから5分と歩かずにJR高知駅前の高知駅バスターミナルへ到着し、建物内でチケットを購入してバスに乗車。

高知市街地から空港に向かう連絡バスは今回乗車した高知駅前観光ととさでんバスの2社が運行していて、バスターミナルには運行会社がそれぞれ設置したと思われる、全く形状の異なる自動券売機が2台設置されている。以前は乗車券は別々の取扱いをしていて、一方の乗車券は他方では利用できなかったような気がするが、いまでは乗車券は共通になっているらしい。なお、両者とも交通系ICカードは使用できないが、一方でPayPayは使用できるのが2020年代らしい。

ちなみに統合された時刻表は存在しないようで、時刻表を調べるのがちょっと面倒。「乗換案内」等のアプリで検索するのが簡単だろうか。

(公式サイトはこちら)

kochiekimaekanko.jp

www.tosaden.co.jp

JR高知駅 バスターミナル券売機

券売機が2台並んでいるが、チケットは共通

乗車してみるとバスはかなり混雑しており、後方に数席空いているのみ。搭乗する13:35発の神戸行きはFDAとのコードシェア便でそれほど大きな飛行機ではないのだが、近い時間にANAの東京行き、同じくANAの伊丹行きの便があるから、複数便分の乗客が集約されて乗客が多かったのだと思われる。

なお、詳しくは後に記すが、この路線は空港バスにしては珍しく余裕時分を全く取っていないようで、時刻表上は25分程度の所要時間だが、実際には空港までは30分強を要するものとして考えておいた方が安全。

高知駅前観光 空港連絡バス 車内

昔の乗用車のような枕カバー

バスは高知駅バスターミナルを出発すると、駅前の電車通り(はりまや通り)を南下し、はりまや橋の交差点で国道56号線に入るルート。進行方向右手には、日本三大がっかり名所として名高いはりまや橋の姿。敢えて見に行く気は起きないが、こうして見えるとちょっと嬉しい。

高知駅前観光 空港連絡バス車窓 はりまや橋

車窓から見るぶんにはそれほどがっかりしない

時刻表を見ると、バスは徐々に遅れを拡大しており、ルート序盤のはりまや橋の時点ですでに5分近く遅れている状況。チェックイン締め切りまでは元々約15分の余裕があったが、その余裕を序盤で1/3を食い潰したとなるとさすがに少し気になってしまう。

その後も高知南インターチェンジで高知東部自動車道に乗るまでの間、一般道では信号の巡り合わせが悪く、割に頻繁に引っ掛かってタイムロスを重ねていった。元はといえば飛行機ぎりぎりのバスに乗車した自分自身が悪いのだが、これはなかなか心臓に宜しくない。

幸い、高速道路に入ってからは特に渋滞もなくスムーズに進行。最終的に高知龍馬空港へは6分の遅延、所要時間31分でゴール。個人的には、できれば空港バスは少し時間が余る程度の所要時間を計画しておいてくれると嬉しい。

高知駅前観光 空港連絡バス 車両

〆切9分前

到着後はチェックインカウンターに直行し、無事搭乗手続を完了*1。チェックインを終えた時点ではリミットまで5分ほどしか残っていなかった。

余談だが、この高知空港のバス乗り場前の出入り口は「水曜どうでしょう」の有名企画、「サイコロの旅」の6回目の最後に登場している。この作品、1999年の放送だそうでもうすでに20年以上前ではあるものの、ターミナルは特に変わってはおらず、当時と同じ風景を見ることができる。

高知龍馬空港 到着出口 水曜どうでしょう

ほぼ当時そのまま

かなり攻めた到着時刻だったこともあり、この時点で間もなく手荷物検査場の通過〆切時刻。駆け込むほどではないが、少し早足気味に2階の手荷物検査場へ向かった。

この先、ただでさえ乗継が2回あるうえ、加えて大阪の乗継は神戸空港着/伊丹空港発という空港間移動が入る旅程ゆえ、中々慌ただしい。

*1:JALFDAコードシェア便チケットレスで搭乗することはできないのだ。