日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】サンダーバード2号(金沢/京都)


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便名 : サンダーバード2号
日付 : 2021/12/xx
区間 : 金沢(05:38)→京都(07:52)
乗車クラス : 普通車自由席
運行 : JR西日本

駅前のホテルに泊まった翌朝のお話。

(前夜泊まったホテルはこちら)

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ホテルをチェックアウトしたのはまだ夜も明けきらない5時過ぎ。前日ホテルに到着したのが0時前だったから、5時間ほどしか滞在しなかったことになる。ちょっと勿体ないような気もするが、この時間に出発しないとこの日の予定が達成できない。

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辺りはまだ真っ暗

前日の移動の記事に記載したとおり、この日は「JR西日本どこでもきっぷ」を利用する。その第一走者はサンダーバード号で、とりあえず京都駅まで移動する。

(前日の移動についてはこちら)

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ホテルから駅までは数100mで、部屋から5分もかからずに駅構内に到着。朝5時台前半ではまだ新幹線の改札口は開いておらず、シャッターが下りている状態。いつぞやの品川駅もそうだったが、新幹線の改札というのは意外と開くのが遅い。

(早朝の品川駅の様子はこちら)

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品川駅は05:30にシャッターが開いたから、同じだろうか

自動券売機の待機列には消毒液。3年前にはあまり見かけなかったような気がするが、さすがに3年も経つとそれなりに見慣れた設備。ちなみによろい(鎧)駅は兵庫県にある山陰本線の駅で、ひかり(光)駅は山口県にある山陽本線の駅。

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しょうどくえきに立ち寄り

この北陸本線、対名古屋、大阪の移動を担っているからか、ずいぶんと朝の早い特急列車が多いのが特徴。今回乗車する「サンダーバード2号」の前には、5時10分発の米原行き「しらさぎ52号」が設定されている。ちなみに一刻でも早く大阪に到着したい場合、このしらさぎ号に乗車し、米原駅東海道新幹線へ乗り換えると30分ほど早く着くことができる。

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本数が減ったとはいえ未だ特急街道

なお、ホームに上った目の前にある自動販売機に記載されている通り、各列車いずれも車内販売の営業はされていないようで、必要なものは駅で入手しておく必要がある。今やJR西日本で車内販売があるのは新幹線くらいだろうか。

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大阪まで通しで乗ると約3時間ほど

乗車するサンダーバード2号は金沢始発で、これほど早朝であれば座席が確保できないとも考えづらく、今回は自由席。ホーム上部には列車の乗車口を示す札が掲示されているのだが、このスタイルは久しぶりに見かけたような。それにしても、金沢駅は昔に比べて発着する列車の種類が減り、だいぶ寂しくなってしまった。

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剥がされた跡が過去の隆盛を思い起こさせる

ともあれ、しばらくすると列車が到着。この日金沢駅から乗車した乗客は1車両あたり10名程度で、予定通り問題なく座席を確保することが出来た。

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普通車でも十分快適

出発してしばらくしてから朝食。朝食は前日東京駅で購入した「牛肉どまん中」の限定版。一見普通の駅弁だが、どういう訳か1つ2,000円もする。えらく高いなとは思いつつ、興味が勝って買ってしまった。

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花の慶次」はあまり存じ上げない人物

パッケージを見るに米沢牛を使っているようで、確かに美味しいのは美味しいのだが、やっぱり2,000円となるとちょっと高いよね、といった感じ。個人的には通常バージョンで十分だったかもしれない。余談だが、このお弁当の賞味期限は前日0時まで。厳密に言えば若干賞味期限が切れているような気もするが、この時点ではまだ日が変わって5時間ほどなのでまあ大丈夫だろう。

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通常の「どまん中」と違ってそぼろは入っていない

金沢を出発して敦賀までは比較的停車駅は少な目。食後少しうとうとしていて、起きたのが敦賀駅。この辺りでは、結構な勢いで雨が列車の屋根を叩いていて驚いた。そんな最中、ふと目線を反対ホームにやるとベンチには恐竜が座っていて、更にびっくり。

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夜見かけたら怖いだろうな

敦賀を出発するとループ線を1周して湖西線へ。日中のサンダーバード敦賀を出ると京都まで止まらない列車が多いが、この列車は近江今津堅田湖西線内でも停車駅があるのが特徴的。

敦賀で降っていた雨はいつしか止み、加えて沿線の山々が紅葉で赤く染まって中々綺麗。残念ながら空は雲が多く、あまり背景は綺麗ではなかったが。なお、湖西線は春先の強風対策のためだろうか、柵が高く、視界の下半分は柵に覆われているような形で割と高いところを走っている割に視界はちょっと狭め。

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防風柵が結構な高さ

堅田駅を出発すると10分ほどで山科駅に到達し、東海道本線と合流。トンネルを抜けて07:50に京都駅に到着した。2時間ほどの在来線移動だが、移動距離は200kmを超えていると考えると、どうも感覚が狂ってしまいそう。

京都駅では約1時間の待ち合わせで次の列車に乗換え。ホームには既に列車を待つ乗客の姿があり、列に加わって並ぶことにした。