日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】サンダーバード48号(敦賀/京都)


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便名 : サンダーバード48号
日付 : 2022/08/xx
区間 : 敦賀(21:08)→京都(22:03)
所要時間 : 00.55
乗車クラス : グリーン車指定席
運行 : JR西日本

岐阜から徒歩で山を越え、JR越美北線日本海側まで出てきた。この日は大阪のホテルを手配していたから、とりあえず大阪に向かうことに。

(ここまでの移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com

越美北線の列車を降車したのは越前花堂駅で、ここでは7分の待ち合わせで敦賀方面の普通列車に乗換え。越美北線のホームは北陸本線敦賀方面のホームに接続されている連絡通路を通る必要があり、改札口からは徒歩で3分強を見ておく必要がある。

JR北陸本線 越前花堂駅 北陸本線ホーム

(@越前花堂駅)越美北線北陸本線ホーム経由

今回は越前花堂駅まで紙のきっぷ、ここから先をICOCAで乗車するのだが、紙のきっぷは越美北線を降車するときに回収されているから、一旦入場端末にタッチする必要がある。この端末は逆方向ホームにある駅舎のところに設置されていたので、跨線橋を都合一往復することに。

JR北陸本線 越前花堂駅 北陸本線ホーム

(@越前花堂駅)ICカード入場端末は駅舎側に設置

無事入場端末にカードをかざし、乗車ホームに戻ってくると程なくして列車が到着。この列車は思いの外混雑していて、乗車から15分ほどの鯖江までは通路に立ち、ようやくドア際にある格納式の椅子が空いたので着席。

乗客が減らないまま最後の停車駅、南今庄を出発すると、敦賀の間には全長13,870mの北陸トンネルがあり、しばらく携帯の電波も届かない中を進む。この北陸トンネルではかつて列車火災が発生したことがあるそうで、これを教訓に現在の安全基準が形作られている。

JR北陸本線 敦賀駅 521系

(@敦賀駅)どうやら本日は店じまいの雰囲気

ともあれ、列車は定刻通りに敦賀駅に到着。敦賀では5分の待ち合わせで「サンダーバード48号」へ乗継ぐ。ちなみにこの列車は大阪行きだが、今回はその手前、京都駅でこの列車を乗り捨てる。というのも、敦賀-京都間は距離が94.1kmで、特急券の区分が1つ下がるコスト面のメリットがある上、京都駅では6分の待ち合わせで新快速電車が続行しているから、大阪駅に到着する時間は6分しか変わらないのだ。個人的には東京-群馬間の移動なんかでよく使う手法。

JR北陸本線 敦賀駅 電光掲示板

(@敦賀駅)最終の「サンダーバード」は22:04発で、もう一本ある

何があったか分からないが、サンダーバードは数分遅れて到着。特急券代が安く済む分、今回はグリーン車を利用することに。そういえば以前グリーン車を利用した際には先頭車だった気がするが、いつのまにか最後尾に変更されている。調べてみると、どうやら2015年のダイヤ改正を機に方向転換したらしい。

サンダーバード48号 グリーン車指定席

座席は1列+2列の横3列

座席は比較的大柄な1列+2列の横3列配置。車両の後ろ半分は空席が多かったが、車両全体としてみればだいたい半分ほどの埋まり具合。

サンダーバード48号 グリーン車指定席

乗客は前方に集中していて、後方は空席多数

座席中央の肘掛けに電源が2口。充電中の端末をどこに置くかという問題はあるが、肘掛けもしくは前席のフレームに電源が設置されているタイプが使い勝手のいい印象がある。文句が多いのは自認するが、側壁に設置されているとちょっと距離が遠く、長いケーブルを用意するのが若干面倒。

サンダーバード48号 グリーン車指定席

中央肘掛けに電源が設置されている

グリーン車らしく足置きも設置されている。土足で利用できる面はあるが、新幹線のように高さは調整できないタイプ。

サンダーバード48号 グリーン車指定席

高さ調節のペダルは設置されていない

敦賀を出発してすぐのところにはループ線があり、昼間であれば景色を楽しむことができるが生憎外は真っ暗。とりあえず九頭竜湖駅の道の駅で買ってきたお弁当を食べることに。

九頭竜湖駅 道の駅 お弁当

道の駅で買ってきたお弁当(約400円)

のんびりお弁当を食べているうちに列車は湖西線を走破し、山科駅東海道本線(琵琶湖線)と合流、定刻よりも若干遅れて京都駅に到着。

元々6分ほどしかなかった乗換時間が実際には3分ちょっとしかなく、若干小走り気味に新快速電車の出発ホームへ移動、信号が変わればすぐに出発できる状態の列車に乗り込み、大阪駅へ向かった。