便名 : のぞみ273号
日付 : 2020/09/xx
区間 : 品川(06:16)→新大阪(08:36)
乗車クラス : 普通席指定席(特大荷物スペースつき座席)
運行 : JR東海
自転車で九州横断・縦断をしたときの往路のお話。
(自転車による旅行記はこちら)
東京から長崎までは直線距離で1,000km以上あるから、所要時間の面では圧倒的に飛行機の方が便利。…なのだが、飛行機で自転車を運搬するときはタイヤの空気を抜いておく必要があり、また梱包についても貨物室に預けるため厳重にする必要があるなど、割と手間が掛かる。そういった点を考慮すると、鉄道移動(もしくは船やレンタカー)の方に軍配が上がる。それゆえ、今回もスタート地点までは鉄道で移動することにした。
早朝に自宅を出発し、JR品川駅に到着。今までこれほど早朝に新幹線に乗車することがなく知らなかったのだが、新幹線の改札が解放されるのは意外とゆっくりで、シャッターが開いたのは05:30。
今回、直前まで出発できるか不透明で、先行して割引きっぷやホテルは手配したが、往路の新大阪までの新幹線は手配しておらず、このタイミングでチケットを購入。以前に記事にしたとおり、自転車は特大荷物ではないが、特大荷物スペースを利用することは可能。直前でも空いているだろうと思っていたが意外と稼働率が高く、空席がある便を探した結果、都合のよい席が確保できたのは当日品川駅から4本目の発車である「のぞみ273号」。
(「特大荷物」についての記事がこちら)
そんなこんなでホームに到着したのは05:40頃。品川駅の始発列車は06:00発の「のぞみ79号」なのだが、ホームにはその姿はなし。ホームを車庫代わりにしているのかと思いきや、車庫から出てくるらしい。
ホームドアには件の「特大荷物」の掲示。
個人的には自転車には比較的影響が大きいこともあってある程度情報収集したが、一般にはどれくらい周知されているのだろうか。
そんなことを考えていると、まず始発の「のぞみ79号」が発車していき、その後東京駅始発の「のぞみ1号」「のぞみ131号」と立て続けに到着。どの便もこの時期にしては埋まっているな、という混雑具合。
余談だが、「のぞみ」はおおよそ以下のようなカテゴリに別れており、①に近いほど混雑している、という印象。東海道新幹線内だけ見れば所要時間に大差はなく、個人的には③を狙うことが多い。
(「のぞみ」号数の付番規則)
閑話休題。
乗車する「のぞみ273号」も時間通りに到着し、乗車。荷物スペースに荷物を置こうとしたところ、スペースが帰属する座席に乗客はいないものの、どういう訳かすでに先客の荷物が。やっぱりもしかすると、そこまで運用が定着していないかもしれない。
車内を見渡すと、50%も埋まっていないかな、というくらいの混雑率。
普段出張なんかの際には2人掛(D/E席)側に好んで座ることが多いところ、自転車の長辺がある程度の長さがあることを考慮して、今回は3人掛(A/B/C席)側を確保。
全く邪魔にならないかというと若干怪しげだが、通路へのせり出しは数cm程度で収まった。着席すると、前日深夜まで働いたこともあり、新横浜を発車直後以降の記憶がなく、次に目が覚めた時には名古屋駅に停車しているところ。
名古屋駅も渋谷・横浜に負けず劣らず、いつも何かしらの工事をしているイメージ。名古屋駅前のホテルに宿泊し、寝坊して飛行機に乗り遅れたのが最近にも感じるが、振り返ってみるとあれはもう1年近く前のお話。時が経つのが驚くほど早い。
再びうとうとしていると、最後の停車駅、京都を出発した直後。窓の外には東寺。
京都から新大阪までは50km近い距離があるにも関わらず、新幹線では14分、在来線(新快速)でも23分程。新幹線はともかく、新快速も負けず劣らず速い。この時間ではさすがに再び寝るわけにもいかず、外を眺めているとほどなくして新大阪。
ここからは「こだま」に乗換え、のんびり博多まで向かうことに。