日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【日本の絶景】28.オホーツク海の流氷(北海道)


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場所:北海道網走市
時期:2014年2月第2週ほか

網走 オーロラ号 流氷

(@オーロラ号船上)正面は知床連山

2022年の1月初旬に関東でも雪の降った日があったが、8年ほど前の2月、先日の雪とは比べ物にならないほどの雪が降った日があった。

まだ学生だったこの日、成田空港から海外旅行のツアーで出発するはずだったのだが、利用予定の海外の航空会社の飛行機が関空ダイバートしてしまい便は欠航、ツアーは中止になってしまった。その上、あまりの積雪に成田空港を発着する公共交通機関はすべて運行を中止してしまい、空港から動くことができなくなってしまった、という経験がある。

空港内では寝袋が支給され、人通りの少なそうな通路で一夜を過ごしたのだが、翌朝になっても鉄道は動いておらず、家に帰ることもできそうにない状況。何の気なしに飛行機の運航状況を調べてみるとLCCは予定通りフライトするようで、なかなか失意の中ではあるが、とりあえず北海道に向かうことにした。その時に訪れたのがこの網走。

■ 地図情報


流氷観測船というと紋別の「ガリンコ号」が有名だが、紋別は空港はあるものの鉄道が通っておらず少しアクセスが難しい。今回乗船した網走の「おーろら」は見た目こそ地味なれど、JR網走駅からシャトルバスで5分ほどのところから乗船でき、ただ流氷を見るということであればこちらの方が手軽。

(公式サイトはこちら)

www.ms-aurora.com

当時まだ流氷というものを見たことがなく、一目見てみたいということで訪れたのだが、いつでも見られるというわけでもなく、同じ日のなかでも見られる時間帯と何もない時間帯があるのだとか。ホームページや現地では観測状況を随時公開しているので、事前に確認してから訪問した方が失敗が少ないはず。時期としては、年によって前後するものの2月上旬から約1ヶ月ちょっとがシーズンの模様。

網走 オーロラ号 薄氷

(2019年2月)流氷が少ないときはこんな感じ

船は何隻か運航されており、ターミナル内は常に結構な混雑。乗船すると人気の前方から順に席が埋まっていって、席がすべて埋まったあたりで出発。湾内には流氷はないが、しばらくするとうっすら氷が見え始め、その後海の上というよりも雪原といった風景に変わっていった。

網走 オーロラ号 湾内

出発直後

紋別の「ガリンコ号」はドリルで流氷を粉砕するようだが、こちらの「おーろら」は船の自重でのし掛かって氷を割っていくような構造なのだとか。一度紋別の方も体験してみたいものだが、なかなかこの時期に紋別を訪れるようなチャンスがやって来ていない。

(船の構造に関する公式サイトの説明は以下の通り)

www.ms-aurora.com

網走 オーロラ号 流氷

真っ白

後方を見ると航跡がはっきりと見え、これはこれで面白い風景。

網走 オーロラ号 流氷

他の船と近いところを走っている

航海は1時間ほどだが、ずっとデッキにいると手袋をしていてもなかなか身体が冷えてきて、さすがに限界を迎えて客室へ避難。体温が戻ってきたころに網走港に戻ってきた。個人的には展望デッキからのほうが眺めがいいと感じたが、客室前方の特別客室からは特に寒い思いをせずに流氷が眺められるので、こちらはお好みに合わせてといったところ(別途400円が必要)。

海外に行き損ねたのはなかなか残念だったが、一度訪れてみたかった冬の北海道の諸々を訪れることができたという意味では、この旅行はなかなか思い出深い。ちなみに網走付近には他にも「天へと続く道」や「神の子池(冬季閉鎖)」、春になれば「東藻琴の芝桜」、秋には「能取湖のサンゴ草」など、絶景スポットがいくつもある。北海道の中では割と後回しにされがちな道東エリアだが、機会があれば訪れてみてはいかがだろうか。

(既に紹介した絶景スポットはこちら)

biketourist.hatenablog.com

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というお話。