便名 : のぞみ64号
日付 : 2022/01/xx
区間 : 博多(18:59)→東京(23:45)
乗車クラス : 普通車指定席
運行 : JR西日本/JR東海
鹿児島中央から東京へ陸路で帰っているところ。
(直前の乗車記はこちら)
前記事にも記した通り、ここまではJR九州の「ネットきっぷ」を使用しており、ここから先は「エクスプレス予約」を利用して東京に向かう。そのため「さくら568号」で博多駅に到着し、一旦有人改札を通って改札外へ抜けた*1。
改札内にすぐに折り返してもよかったのだが、目の前に売店を見つけ、夕食を調達してから改札を通過。なお、鹿児島中央駅とは異なり博多駅には幅広の自動改札機があり、再度改札を入る際には有人改札を通過する必要はなかった。
今回乗車する「のぞみ64号」はこの日博多から東京へ向かう最終列車。深夜帯を走行するから日中の列車よりも所要時間が短く、博多東京間を4時間46分で結ぶ。そのため山陽新幹線区間の停車駅は博多、小倉、広島、岡山、新神戸、新大阪と最小限に絞られている。
出発10分前を切った頃にホームに上がると、列車はすでに入線済。ホーム上に人は少なく、既に大方乗車が済んでいる模様。
今回乗車したのは進行方向前方の13号車。東京駅から自走で帰宅する目論見で、東京駅16号車の先にある階段を通って日本橋口から出場するつもりでこの車両を手配した。それならば16号車に乗れば良いじゃないかと思うかもしれないが、N700系車両は両端の先頭車はシートピッチが若干狭い*2。
ここ最近、N700Sが山陽新幹線でも走っているのを目にしていたから今回もN700Sを期待していたが、ホームで待ち構えていたのはN700A車両。ちょっと残念だが致し方ない。
13号車後ろよりの出入口から車両に乗り込んで座席後ろに自転車を置き、着席して荷物を整理し始めたくらいで博多駅を出発。
列車は出発早々全力走行で、次の小倉駅まで約14分で走破。ハイシーズンはかなりの混雑で、新大阪を発車する際には通勤電車もびっくりの大混雑になることもあるというこの「のぞみ64号」だが、この日の博多駅出発時点では30%も乗車していないかな、くらいの乗車率。
19:15に小倉駅を出発すると次の停車駅は広島で、約45分で到着。速度重視のせいか、カーブもそれなりの高速で突っ込む関係で結構な横Gを感じる場面もちらほら。気流が安定している日の飛行機よりは揺れるというイメージ。
小倉駅を出発した辺りで夕食。この日は博多駅新幹線改札脇にある「三日月屋」でサンドイッチを購入。「三日月屋」といえば福岡空港などのクロワッサンのイメージが強く、それ以外のパンを販売しているのを初めて目にした。
箱を開けると食パンが2つに切られており、そのなかにタマゴフィリングがぎっしり。実は途中で小腹が空くかと思ってカツサンドと2つ購入したのだが、1箱で十分満腹になり、カツサンドの方は翌朝の朝食になった。
食事をしてしばらくぼーっとしていると広島駅に到着。出発時には進行方向右手に先日宿泊した「赤い東横INN」とマツダスタジアムが見える。
(「赤い東横INN」についてはこちら)
広島駅を出発すると35分で岡山、1時間ちょっとで新神戸に到着。新大阪駅では数分間停車したのち、21:24に出発。
そういえば、今回は車内販売で話題のアイスクリームを購入した。購入したのは広島駅手前だったと思うがご存じの通りかなりの固さで、購入時点では全くスプーンが入らずしばらく放置、最終的に食べ終わったのは岡山駅に辿り着く寸前だった。
京都駅では3人掛けの通路側に乗客が現れた。スーツケースを持っていて、自転車が邪魔になってしまうので少し置き方を変えた結果、何とかどちらも収めることができた。
しばらく音楽を聴いていると、割と長い時間アナウンスが喋っている。というのもこの日、関東では比較的強く雪が降り一部の在来線が混乱していたそうで、終列車に近いこの列車の接続を調整していた模様。冒頭に記した通り、この日は東京駅で自転車を組み立て自走で帰宅することを目論んでいたものの、思いの外雪が残っていそうで敢えなく断念、鉄道で最寄り駅まで帰宅することにした。
22時12分に名古屋駅を出発、ここでも隣席は埋まらず。この日の特大荷物スペースつき座席は5席中3席が埋まった状態で確定。厳密には新横浜もしくは品川から乗ってくる可能性がないとは言えないか。
窓の外を見ると熱海辺りまでは特に雪の様子は見られなかったが、トンネルを抜けて小田原駅を通過したあたりから対向の線路に雪が積もっている様子が見てとれた。ただその時点では既に雪は降り止んでおり、新幹線は全速で爆走、ほどなくすると「列車は定刻で小田原駅を通過し、あと10分で新横浜に到着」の放送。
新横浜駅を発車すると11分で品川駅、そこから6分、23:45に時間通り東京駅到着。最終列車ということもあり、派手に遅延でもすればどうしたものかと思ったが、こんな日でも定刻通りの到着なのはさすが。
急ぎ在来線に乗換え、何とか終電前に自宅に辿り着いた。