日付 : 2021/11/xx
泊数 : 1泊
部屋タイプ : シングルルーム(12㎡)
日本国内には赤い東横INNがあるのをご存じだろうか。
広島駅近くにはいくつもホテルがあるが、今回泊まったのは「東横INN広島駅スタジアム前」。特に事前情報なく、同じような値段ならば一番新しいところがいいと思って泊まったところ、これがなかなか面白い店舗だった。
羽田空港から広島空港へは当日のJAL最終便で到着。前便の遅れを引きずって飛行機の広島空港到着が微妙に遅れ、空港で待機していたバスで広島駅に到着したのが22:15頃。この時間になるとご時世柄営業している店舗は殆どなく、コンビニで夕食を買い込んでからホテルへ。
宿泊するホテルは「広島駅スタジアム前」の名前の通り、広島東洋カープの本拠地であるMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島の目の前。駅からの道のりは「カープロード」と呼ばれるように、カープカラーに染められている。
ホテルに近づいてみると何となく違和感。というのも、東横INNの看板が赤いような気がした。ただ、まだその時点ではだいぶ距離が遠く、目の錯覚かと思ってそのまましばらく歩いて近づいてみると、やはり目の錯覚ではなくやっぱり看板が赤い。
店舗横に立っている立て看板も同様にカープ色。後で調べて知ったのだが、日本でもこのカラーリングの店舗はここだけなのだとか。そもそも開業したのは2021年9月下旬と、訪問時点でまだ開業から1ヶ月ほどのかなり新しい店舗。
チェックインを済ませてロビーを見ると、ロビーの椅子も真っ赤。なるほどなかなか徹底している。
そういえば最新の店舗だからか一部他の店舗と違うところがあり、それが寝間着と自販機の設置場所。東横INNの通常店舗はフロント脇に設置されているが、この店舗では2-3フロアごとに設置されている「サービスコーナー」からピックアップする形。今回は居室のあるフロアに設置されていたから特に不便はなかったものの、居室フロアにこれがないとエレベータの移動が1回増えるので、少し面倒くさい。といっても、そうそう頻繁に訪れることはないので、特に気になるほどではないが。
サービスルームには寝間着、自動販売機、製氷機と電子レンジが用意されている。部屋の柱にもアクセントで赤色が入っていて、共用部のカラーリングは徹底されている。
居室はここ最近開業した東横INNによくあるスタイル。ただ、直近で宿泊した茨城県の取手の店舗とは異なり、デスクは浴室側の壁に沿っている。テレビは壁掛けで、デスク上が広く使えるようになっているのが加点ポイント。よく見ると部屋は共用部と一転して空色の壁紙。さすがに寝室まで赤色の壁紙となると、ちょっと落ち着かないかもしれない。
浴室は最新型の蛇口で、レインシャワーがついているパターン。このランクのホテルで他にレインシャワーをつけているホテルを見たことがないが、シャワーに何らかこだわりでもあるんだろうか。
せっかく広島に来たのだからご当地の食事をしたかったところだが、前述のとおり到着が遅く、レストランで食事をするのは敢えなく断念。駅構内のコンビニに入ってみたところ、一部ご当地らしいメニューがあり、若干ではあるが現地感のある食事を摂ることができた。
到着したのは23時前でその上翌朝は7時過ぎの出発と早く、この日は早々に就寝。
ところで今回宿泊した「広島駅スタジアム前」の店舗、東横INNアプリの「すいみんPJ」なる機能に対応している2店舗のうちのひとつ(もうひとつは東横INN大宮駅東口)。どうやらベッドのマットレスにセンサーが組み込まれており、翌朝になると当日の眠りに関するデータが分析され、アプリ上で閲覧できるようになるのだとか。もし興味があれば、宿泊した際にチェックしてみるのもいいかもしれない。
翌朝は6時過ぎに起床し、手早く支度して7時過ぎに出発。
明るくなってから外を眺めてみると、かなりスタジアムが近いことに改めて気づく。広島球場に関してはこれ以上近いホテルはなく、野球観戦の際にはかなり利便性の高いホテルであることは間違いない。
ホテル前にはレンガ造りのモニュメント。
この辺りには球団創立から現在に至るまでの各年の布陣を記したプレートと、特に貢献度が高く永久欠番となっている、衣笠祥雄、山本浩二、黒田博樹の三名のモニュメントが設置されている。
駅に向かう途中、進行方向左手には真っ赤なローソン「南蟹屋二丁目店」。球場近くにある「広島東荒神町店」と合わせて日本に2店舗のみの貴重な存在なのだとか。
のんびり10分ほど歩くと広島駅に到着。ここから山間部をローカル線で抜け、約10時間ほどかけて出雲市を目指す。何だかんだで2021年はプロ野球の試合を観戦する機会がないまま終わってしまったが、2022年シーズンは久しぶりに野球場に野球を見に行けたらなと思った今日この頃。