日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】はやぶさ5号(上野/仙台)


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便名 : はやぶさ5号
日付 : 2022/06/xx
区間 : 東京(07:32)→仙台(09:04)
乗車クラス : 普通車指定席(JRE POINT特典チケット)
運行 : JR東日本

以前記事にした、「JRE POINT特典チケット」を利用しての移動。

(該当記事はこちら)

biketourist.hatenablog.com

通常東京-仙台間を「JRE POINT特典チケット」を利用して移動する場合、7,940ポイントを要する。これに対し、2022年中に設定された3回のキャンペーン期間中は概ね50%引きの3,900ポイントで乗車券を交換することができるようになっていて、今回はこれを利用して仙台へ向かった。航空会社の特典航空券は多くが前日まで予約なのに対し、こちらは直前まで予約できる点は大きなメリット。

やって来たのは朝7時過ぎの東京駅。ルート的に上野駅から乗車するでもよかったのだが、どうも新幹線に乗車するときは始発駅から乗り込みたくなる。尤も、東京駅から北方面に向かう新幹線は出発直前にならないと列車に乗車できないから、実質途中駅から乗り込むのとそう大きくは変わらないのだが。

今回乗車する列車が出発する21番線は「はやぶさ5号」出発の後、16分後に出発する「とき305号」が使用する。この時間帯、東京駅は4つのホームから新幹線が4分おきに発車しているから到着も含めると新幹線は絶え間なく動いていて、いかにもフル回転といった感じ。朝方のこの時間に到着する列車は車庫から来るパターンが多いからまだ良いが、到着便の折り返しになる昼間は清掃もあるから尚のこと大変そう。

JR東京駅 東北新幹線ホーム 電光掲示板

特に方向によってホームが固定されている訳ではない

今回、何だかんだ手間取ってホームにたどり着いたのは出発の4分ほど前だったが、この時点ではまだ列車は出発準備中。列車は前に「こまち」を連結した17両編成で、今回乗車するのは「はやぶさ」側の8号車指定席。

JR東京駅 はやぶさ5号 E5系

前7両は秋田行、後10両は新青森

程なくして、というより出発時刻ぎりぎりになってようやく乗車できるようになり、2列+3列の横5列のうち3列席の窓側に着席するとほどなくして出発。この車両、平日は「新幹線オフィス車両」として運用されているそうで、その説明書が網ポケットに入っていた。なお「平日は」と前置きした通り、この日は休日で、一般の指定席車両として運用されていた。

(「新幹線オフィス車両」の説明はこちら)

www.jreast.co.jp

はやぶさ8号 新幹線オフィス車両

「新幹線オフィス車両」は平日のみの実施

東京駅を出発すると5分ほどで上野駅で、ここでもいくらか座席が埋まった。とは言っても満席にはほど遠く、3人掛け座席に1人ずつくらい混み具合。

地上に出てしばらくすると遠景には在来線の尾久車両センターが見えてくる。真下すぎて見えないが、足元には新幹線の東京新幹線車両センターが展開しているはず。この辺りで見えてくるのが「萩の月」の看板。かねてから常々なぜここにあるのかが気になっている。

JR田端駅付近 萩の月看板

こうして気になっているのだから広告としては成功か

上野駅から約20分で大宮駅に到着したが、幸いここでも隣席には乗客は来なかった。はやぶさ号はこの先仙台まで停まらないから、気兼ねなく快適に過ごせることが確定した。

しばらく車窓を眺めているうちにうとうとしてしまい、起きるとちょうど福島駅を通過した頃。当時は2022年3月に発生した地震からまだ完全には回復しておらず、ところどころ徐行箇所があった。ぼーっと窓の外を眺めていると徐行が始まり、ほどなくして白石蔵王駅を通過したから、恐らくこの辺りで地震の際に新幹線が脱線したんだろう。車両や設備に被害があったとはいえ、乗客や乗務員に怪我人がなかったのは本当によかったと思う。

はやぶさ5号 宮城県 車窓

ちょうど田植えが終わった頃だった

その後スピードが回復し、白石蔵王駅を通過するとトンネルに入る。このトンネルを抜けた頃に車内放送が流れ始め、仙台駅には概ね定刻通りの到着。大宮から約321kmを1時間8分で走破するから平均すると284km/hを維持しなければならず、所要時間は一見かつかつなようにも見えるが、徐行してもほぼ定刻で到着できる程度の余裕時分が織り込まれているらしい。ちょっとうとうとしたと思えばもう到着してしまい、個人的にはちょっと寝足りない。

JR仙台駅 東北新幹線 下りホーム

17両のはやぶさ号もこの先から出発

今回は仙台で下車するから改札口に向かうと、改札機は新幹線の周年行事として各方面の新幹線模様にデコレーションされている。別に来年以降もこれで問題ないような気もするが、2023年になれば剥がされてしまうんだろうか。

JR仙台駅 新幹線改札口

各方面の新幹線デザインの改札機

そんなこんなで久しぶりの仙台に到着。今回は以前紹介したラーメンを食べに来たようなもので、特にこれといった用事もないから、早速店舗のある仙台空港へ移動。

(そのラーメンについてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

なお、今回利用した「JRE POINT特典チケット」はまもなくの2022年9月26日(月)から10月7日(金)までが現在設定されているなかでの最後のキャンペーン期間なので、もし機会があれば利用してみてはいかがだろうか。

私自身は3回ほど利用したが、これまで利用したなかでは特に座席が確保しづらい、もしくは出来ないといったケースはなかったから、ポイントさえ持っていれば割と使い勝手はいいんじゃないかと思う。

というお話。