日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【旅行情報】JRにも特典乗車券がある、という話


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あまり知られていないかもしれない。

公共交通機関のポイント制度において、特に有名なのは航空会社のマイレージプログラム(FFP:Frequent Flyer Program)だが、JR各社にもポイント制度があるというのはご存じだろうか。例えばJR東日本であればJRE POINT、JR九州ではJRキューポなど。

(JRE POINTの公式サイトはこちら)

www.jrepoint.jp


(JRキューポの公式サイトはこちら)

www.jrkyushu.co.jp


各社の制度のなかでもJR東日本については比較的その制度が航空会社のそれに近く、ポイントの交換先として新幹線等の特典乗車券があるのは意外と知られていないところ。その特典乗車券について、今回「新幹線YEAR2022」キャンペーンとして、その交換レートが期間限定で引き下げられており、割とお得かな、というのが今回のお話。そもそも「新幹線YEAR2022」とは?と思って調べてみたところ、各方面の新幹線の周年行事が重なったのでまとめてお祝いしよう、ということらしい。

■キャンペーン内容
内容はANAの「トクたびマイル」に近く、期間限定で各方面の新幹線の乗車券・特急券と交換するためのポイント数が50%ちょっと引き下げされるというもの。

(公式サイトの情報はこちら)

www.eki-net.com


■必要ポイント

  • 0kmから100kmまで:1,000ポイント(通常2,160ポイント)
  • 101kmから200kmまで:2,300ポイント(通常4,620ポイント)
  • 201kmから400kmまで:3,900ポイント(通常7,940ポイント)
  • 401km以上の区間:6,000ポイント(通常12,110ポイント)
    東京を起点とした場合の例では、100km圏内は小山(3,930円)や熊谷、201km超400kmまでの区間に新潟(10,560円)や仙台、401km以上の区間が秋田(17,780円)や青森など。
    ※上記かっこ内はそれぞれ2021/11/15(閑散期)の運賃と普通車指定席特急券の合計金額

■対象期間
以下3回の期間が設定されている。

  1. 2022年2月1日(火)から2月28日(月)
  2. 2022年6月1日(水)から6月14日(火)
  3. 2022年9月26日(月)から10月7日(金)

JrePointに関して言えば、交換景品の多くは1円~1.5円/1ポイントで、通常2円/1ポイント以上の単価で利用できる機会はあまりないから、期間限定ではあるものの、かなり気前の良いキャンペーンかなという印象。

注意書を読むと、「列車・席数・区間に制限がある」とのことなので、「トクだ値」なんかと座席数が共有されている可能性もあるが、利用できればメリットは大きい。今のところ個人的には該当する時期に新幹線に乗ってどこかに行く用事はないものの、もしチャンスがあれば利用してみようかな、といった感じ。ただ、現状、「お先にトクだ値スペシャル」がかなりの競争率になっているところを見ると、休前日や週末はし烈な争いになるかもしれない。

(2022/05/30補足)
一度利用してみたが、当日利用した際も特に利用不能な列車は見当たらず、「お先にトクだ値」ほど座席数は絞られていないような印象を受けた。

まだ少し先の話だが、もしかすると再開するかもしれないGoToキャンペーンなんかと組み合わせて使うのも良いかもしれない。その頃どのような状況かは分からないが…。

というお話。