便名 : 便名なし
日付 : 2021/10/xx
区間 : TCAT(05:30)→成田空港T3(06:32)
乗車クラス : 普通席
運行 : 東京空港交通
都営浅草線人形町駅からTCATまで徒歩でやって来た。
(徒歩移動に関する記事はこちら)
TCATに到着したのは05:30ちょっと前。ターミナルはバス乗り場を取り囲むように走路があり、早朝ということもあってその一部にはバスが駐車されていた。
ターミナルは3階建て。開業は1972年とのことで50年近くが経過しており、建物は少しレトロな感じ。ちなみに、今回は人形町駅から徒歩でやって来たが、半蔵門線の水天宮前駅とは地下通路で直結しており、外に出ることなくアクセスすることができる。
前記事でも述べたと思うが、TCATは首都高の箱崎ジャンクションの直下に位置していて、なかでも特徴的なのは3階のバス乗り場が首都高に直結しているところ。ただ、現在TCATから成田への便は減便されており、その3階乗り場は使用せずに通常羽田行きが使用している1階の乗り場を共用している。3階の様子をどんなものか一度見てみたいが、今後復活することはあるんだろうか。
乗り場に到着すると乗客はあらかた乗り込んだ後。
時間が時間ゆえ、それほど乗客はいないと踏んでいたのだが、予想に反して?混雑しており、後方の数列を除いて全ての列に乗客がいるような状況。当時は「スーパーWEB割 with ファミ割」という直前購入でも通常運賃から50%割引(通常運賃2,800円→1,400円)の運賃が設定されており、比較的安価だったことも要因だっただろうか。
なお、その後割引運賃が整理され、該当の運賃は発売を終了されてしまった。後継の運賃は早期購入が必要なうえ割高で、少し使い勝手が悪い。その一方で、夜間TCAT発の便については引き続き1,000円で乗車できる運賃もあるので、状況が合致すれば割安に利用できるかもしれない。いずれにしても、詳細は公式サイトを参照されたい。
(以下、TCATの公式サイト)
車内を見渡してみると、座席は4列で後方トイレ付き。あまり詳しくないが、LCCバス(TYO-NRT)登場に伴ってデビューした「SuperCabin」というタイプの車両だろうか。
出発すると、福住入口から9号深川線、辰巳ジャンクションから湾岸線、東関東道を経由して成田へ向かうルート。これは以前乗車した同時間帯の東京駅発着の「TYO-NRT」とは異なっていて、あちらは7号小松川線から京葉道路、東関東道のルート。いずれも所要時間に大きな差はないのだが、似かよった出発地の両者でルートが異なるのは興味深いところ。箱崎から7号小松川線に入りづらいという事情だろうか。
時刻表上の所要時間は1時間2分だが道中特に渋滞もなく快調に走行し、降車する成田空港の第3ターミナルには出発から約50分後の05:20過ぎに到着。バスのメリットは第3ターミナルに最初に到着するところで、第2ターミナルに到着し、10分強の徒歩移動が入る鉄道よりもトータルの移動時間が短く済むのがメリット。
(鉄道駅からターミナルまでの道のりは以下記事を参照)
降車場所からターミナルまでは若干歩くことになるが、これくらいの距離であれば他の空港でも歩くことがあるし、特に気になるほど遠いと言うほどでもない。
降車場所のすぐ先にはバス乗り場があり、掲示を見ると首都圏を中心に各地への路線が開設されている様子が見てとれる。中には現在一時的に休止されている路線もあるとは思うが、富山や仙台などといった、かなり長距離の路線も。
その後、エスカレーターを上ってターミナルに到着。今回は一般にはあまり馴染みのないであろう航空会社で札幌へ向かうが、詳細は次の記事にしようと思う。
■まとめ
- 成田空港の第3ターミナルから出発する際はバスでのアクセスがおすすめ
- ただし、都心発はTCAT発よりも東京駅発のTYO-NRTの方が安価