日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【空港探訪】07.下地島空港(SHI)


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訪問日 : 2020/11/xxほか
空港愛称 : みやこ下地島空港

2019年3月に新旅客ターミナルが開業した下地島空港。元々は訓練用空港で、記事執筆時点ではようやく丸2年が経過したところ。日本には100を超える空港があるようだが、現時点でターミナルが最も洗練されている空港はこの下地島空港なのではなかろうか。

 (過去に投稿した、こちらの空港に関連する搭乗記はこちら)

biketourist.hatenablog.com

biketourist.hatenablog.com


空港は宮古島から伊良部大橋を渡った伊良部島に隣接する(というよりもほぼ一体)下地島にある。離島といっても意外と大きい宮古島、市街地からは約20km弱の距離で、車だと30分くらい。

みやこ下地島空港 入口

空港入り口

建屋は平屋。赤瓦が沖縄らしい。

みやこ下地島空港 ターミナル 外観

ややもするとゴルフ場のクラブハウスにも見える

空港のコンセプトは、「空港から、リゾート、はじまる」だそうで、木材を多用した造り。国産の杉を加工したCLTという材料を多用しているそうで、この規模の建物では珍しいのだとか。

みやこ下地島空港 ターミナル チェックインカウンター

チェックインエリア

1日数便という規模の空港の割に施設はかなり充実していて、「空港を楽しむ」というテーマを体現している。

みやこ下地島空港 ターミナル 一般エリアの売店

一般エリアの売店

一般エリアには売店とカフェが1軒ずつ。この空港に就航している航空会社のグッズがあったりと、宮古空港とは違う品揃え。また、空港ではレンタサイクル用の自転車を貸し出しており、自転車で20分ほど走れば有名な「17END(滑走路17端)」にもアクセス可能。

(「17END」の記事はこちら)

biketourist.hatenablog.com

ちなみに、空港からの公共交通機関はバスのみで、伊良部大橋を渡り、宮古空港を経由して宮古島南部のホテルまでの運行。本数は少ないが、必ず航空便に対応してバスが出ている点は安心。

(アクセスに関する情報はこちら)

shimojishima.jp

手荷物検査を経て制限区域に入ると、制限エリア内にも数店舗。

みやこ下地島空港 ターミナル 制限区域内の売店 お土産関係

お土産関係と食事

みやこ下地島空港 ターミナル 制限区域内の売店 飲み物など

飲み物など

現状のところ、この空港を利用する飛行機は大きくても200人乗り程度なのだが、これくらいの人数であれば余裕で収容できるくらいのターミナル。写真映えするようなスポットもあり、1つのアトラクションとして成立している感じ。その辺を散策しているだけで2時間くらいは余裕で楽しめる。

それにしても、遮るものが少ないからか、吹いてくる風が何とも心地よい。11月でちょうどいいくらいだったから、夏場は少し暑いかもしれないが…

みやこ下地島空港 ターミナル 制限区域内 中庭

屋外もあり、

みやこ下地島空港 ターミナル 制限区域内 搭乗待合室

ホテルのロビーラウンジのような雰囲気のところや

みやこ下地島空港 ターミナル 制限区域内 搭乗待合室

最近のトレンドを反映した写真スポットも

平屋建てだけあって、搭乗口まではすべて平面のアクセス。待合室の片隅に国内線の搭乗口がある。

みやこ下地島空港 ターミナル 制限区域内 搭乗待合室

待合エリアは国内線・国際線で共通

みやこ下地島空港 ターミナル 制限区域内 搭乗待合室

国内線搭乗口前

先日の搭乗記でも触れたが、この空港には搭乗橋の設備がなく、いくらか歩いてから、飛行機へはタラップ車での搭乗。恐らく雨具を貸してくれるとはいえ、雨の日は少し大変かもしれない。

みやこ下地島空港 ターミナル 制限区域内 搭乗待合室

待合エリアからでも飛行機が見える

今回、空港には2時間以上前に到着したのだが、全く時間を持て余すことなく快適に出発までの時間を過ごすことができた。飛行機を利用せず一般エリアだけ、という場合でも十分楽しめるが、一番楽しめるのは待合室が利用できる、ここから出発する場合だと思う。

個人的にはJAL派ゆえ、下地島空港JALが就航していれば最高なのだが、今のところその気配はなく、宮古空港からJALか、はたまた下地島空港か、どうしたものか嬉しい悩みといったところ。

宮古空港と比べるとすこし利便性に劣るところはあるが、ジェットスターにしてもスカイマークにしても、宮古空港発着よりも安価なケースが多いので、機会があれば利用されてみてはいかがだろうか。

というお話。