宮古島から約4kmの伊良部大橋を通るとたどり着くのが伊良部島。この伊良部島に隣接してほぼ一体の下地島にある、下地島空港の滑走路端が今回の目的地。
■ 地図情報
こちらの空港、古くは大手航空会社の訓練で賑わっていたが、近頃は実機訓練が減少したため三菱地所とともにターミナルを整備し、ジェットスターなどが定期便を就航させたのが2019年頃。近頃ではスカイマークが羽田や神戸などから、「宮古(下地島)」行きとして定期便を運航しているため、徐々に知名度が高まっているかもしれない。
そんなこちらの空港、滑走路北端(滑走路17端=17END)はいつからか、飛行機好きの聖地として知られている。個人的にはまだ伊良部大橋が開通する前、船でしかアクセスできなかった頃に自転車で訪問したのが初訪問。当時は島内の車もわずかで、牧歌的な雰囲気が漂っていた。
その後2016年に前述の伊良部大橋が開通し、宮古島と地続きになったことで島の環境は大きく変化し、伊良部島も大きく交通量が増えた。この「17END」も橋開通の影響を受けており、以前は空港の外周道路は自動車の通行が認められていたのだが、2019年の3月頃から通行が出来なくなっている。
その代わり、以前は通行の支障にならない場所に路上駐車するほかなかったところ、新たに駐車場が整備されたためある意味かえってアクセスしやすくなった、とも言える。
さて、ここからは現地へのアクセスについて説明したいのだが、この「17END」、若干わかりづらい場所にある。詳細は上記の地図を参考にしていただければと思うが、伊良部島の市街地からは「通り池」を目指していき、「通り池」の入口を「左折せずに直進」していくと、じきに駐車場が見えてくるといったルート。
駐車場に車を止め、滑走路に沿って10分ほど歩いていくと、冒頭の写真の場所にたどり着く。ただ、見ての通り日差しを遮るものは何もないので日差し対策を忘れずに。
最終的にたどり着く場所がこちら。左手、海中に伸びる構築物は飛行機の着陸を支援するための設備で、この上を飛行機が飛んでいくようなイメージ。
定期便は空港を周回していた以前の訓練飛行より離着陸回数こそ少ないものの、飛んでくる時間が分かるようになったのは大きい。チャンスは限られているが、タイミングが把握できるようになったぶん、以前よりは便利になったのかもしれない。
ちなみに冒頭の写真は下地島空港12:10着の神戸からの便。2021年3月からの夏ダイヤだと、10時台後半から11時台にかけてジェットスターとスカイマークが連続して到着するので、この辺りが狙い目だろうか。
そんなところ。なお、この下地島空港は内装も国内の空港としては風変わり。一番楽しめるのはこの空港から出発するケースだが、立ち寄るだけでも十分楽しめると思う。
(下地島空港についての記事はこちら)
(今回のポイントを飛び越したときの記事はこちら)
というお話。