便名 : ANA/NH0401
日付 : 2022/10/xx
機材 : B767-300ER(76P)
区間 : 東京羽田(HND)07:45→秋田(AXT)08:50
所要時間 : 01:05
区間マイル : 279
搭乗クラス : 普通席
運航 : ANA(全日本空輸)
当時発売していた「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」を利用して東北方面へ向かう旅程。この切符、JRは新幹線も含めて3日間乗り放題な訳で東京から新幹線に乗って行ってもよかったが、時間の都合で秋田空港までショートカットすることに。
今回はANAの「トクたびマイル」を利用し、3,000マイルを特典航空券に交換した。そういえば、この年は有償でANAを利用したのは1回しかなかった気がする。
(「トクたびマイル」についてはこちら)
当時はまだ保安検査場の入口前に案内の電光掲示板が設置されていた頃。個人的にはこの画面で搭乗口を確認してから保安検査場を通過するのが身体に染み付いているから、撤去されてしまうとなかなか不便を感じる。
少し早めに空港へ着いてしまったから、保安検査場を通過して10分弱歩いた先、北ピアにある「CAFEねんりん家」へ。どうやら「ねんりん家」が営業するカフェ店舗というのはここ羽田空港にしかないらしい。
(「CAFEねんりん家」についてはこちら)
メニューはシンプルで、基本的には飲み物単品か、暖かいバームクーヘンに飲み物とアイスクリームがついたセットのみで700円。少し場違いな感じもするが、これに加えてサイドメニューにチョリソーが用意されていた。なお現在はソフトクリームの上にバームクーヘンが載った「バームソフト」も登場しているのだとか。
お手洗いにいく道中、ターミナル本館からサテライト方向を見ると、ANA機の後ろ、新しく出来たVIPターミナルの辺りに政府専用機の姿が見えた。B747から代替わりしてすぐは違和感があったが、数年経ってだいぶ見慣れてきた感がある。
この便は搭乗橋のつかないバス経由の搭乗。なお、当時はサテライト行きのバス乗り場と沖止めのバス乗り場が別々になっていたが、2023年9月の時点では本館とサテライトの連結工事が開始したことに伴って同じところから出発するように変更になっている。
出発20分ほど前に搭乗口へ向かうと優先搭乗どころかあらかた搭乗が終わっていて、最終の搭乗案内が始まっていた。事前に沖止めのアナウンスがあれば別だが、総じてANAは最終搭乗案内のアナウンスが早すぎるような。
ともあれGroup5のタイミングで改札口を通過し、バスに乗車するとすぐ発車。搭乗機は殆ど目の前に駐機していたから5分後には既に機内に入っていた。
今回指定したのは普通席の中では比較的前方の7K座席。「トクたびマイル」対象路線となるくらいだから空いているのかと思えばそれなりに混雑していて、程なくして隣席も埋まった。
この日は北風運用で、第2ターミナル前のC滑走路(34R)から出発。離陸すると進行方向右手には多数の海外コンテナと、城南島から令和島、若洲を通って新木場駅近くまでを結ぶ東京港臨海道路の一部を構成する東京ゲートブリッジの姿が見えた。
海上で右旋回したのち、舞浜駅の手前で左旋回、荒川の上空を通過しながら上昇していく。この左旋回が始まるタイミングでは右下に東京ディズニーリゾートがあるのを確認できる。
その後荒川を離れて北上し始めると見えて来るのがJR常磐線沿いの千葉県松戸市辺り。左下に見えているのが新松戸駅付近で、中央左には小金原団地、右上には常盤平団地があるのが見える。
しばらく常磐線沿いに進むと柏駅周辺が見えてきて、その奥に沼があるのが確認できるが、これは手賀沼。かつては水質が国内最悪の湖沼として知られていたが、2021年度では下から5番目まで改善したらしい。
この頃にはだいぶ高度も上がっていて細かい地形を追うことが難しくなってきた。霞ヶ浦の南端にある茨城県土浦市を確認した後は、しばらくぼーっとすることに。
出発から到着までが1時間強となると、水平飛行はあっという間ですぐに降下を開始。東京都心の紅葉というと11月中後半から12月にかけてが見頃だが、秋田空港の近辺は10月の時点で既にある程度色づいていた。
秋田空港の滑走路は10/28でほぼ東西を向いていて、この日は東側からの着陸。着陸前にはJR奥羽本線(秋田新幹線)の羽後境駅の南側を通過した。盛岡駅から先は在来線を走るぶん「こまち」号は時間を要するため、東京駅を06:32に出発する始発の「こまち1号」が大曲駅に到着するのは09:45と更に1時間ほど後になる。
着陸直前には雲が増えてきたが、特に着陸には問題なかったようでそのまま到着。以前青森空港でとんでもない視界不良を経験したから、それと比べれば断然マシに思える。
(その青森空港の視界不良はこちら)
着陸後駐機場へ向かうと、進行方向右手には一足先に到着して折り返し出発するJALのB737型機の姿があった。ANAは夜間駐機(ナイトステイ)を実施しているが、JALはその日のうちに折り返すため、始発便はJALよりもANAの方が1時間ほど早い設定。一方最終便はJALの方が1時間ほど遅くなっているから、秋田起点ではANAが、東京起点ではJALの方が便利。
出発していくJAL機を横目に、定刻08:50を少し過ぎて到着。秋田空港は航空便とリムジンバスが1対1で対応しているから、特に焦らず乗換えができるのはありがたい。
この日は日中の用事を秋田市内で済ませ、夜から件の「JR東日本パス」を利用開始する。とりあえずバスに乗換えてJR秋田駅を目指すことに。
というお話。