便名 : JAL/JL0208
日付 : 2021/03/xx
機材 : B737-800(738/V40)
区間 : 名古屋中部(NGO)20:55→東京羽田(HND)22:00
所要時間 : 01:05
区間マイル : 193
搭乗クラス : クラスJ(国際線機材)
運航 : JAL(日本航空)
前日搭乗した便に目的地変更が生じただなんだで派手に遅延し、大阪に移動し損ねて名古屋に1日留まった。幸い翌日も大した予定はなかったから関西から東京に戻る予定を変更し、中部空港からの最終便を取り直して名古屋から帰京することに。
(派手に遅延した便というのがこちら)
少し早めに空港にたどり着いて展望デッキを訪れると、この時間帯に駐機しているほとんどがANAグループの飛行機。元々名古屋は名古屋鉄道(名鉄)がANAの株式を所有していることもあってANAの強い土地だから、当然といえば当然か。
ただ、2021年秋に始まったANAとPeachとのコードシェアが徐々に拡大されつつあるいま、将来的には中部空港を発着する殆どがPeachによる運航になる時代が来るだろうかと、記事をドラフトした2022年5月当時*1には思っていた。
そのコードシェア、さほど拡大されるでもなく1年で中止され、ANAの目論見は今のところあまり上手くいかなかった様子。素人目にもあまりにANA側の都合が優先され、顧客が置いてきぼりになっていたように映っていたから、当然といえば当然な気もするが。
余談だが、2023年3月からの夏ダイヤでは、なんとORC(オリエンタルエアブリッジ)が宮崎-中部路線と中部-秋田路線に就航するんだとか。もはや長崎県に関係ない路線が増え続けているが、同社株主の長崎空港ビルや長崎県はどう思っているんだろうか。とりあえず利益が出れば、という感じなのだろうか。ともあれ、2023年夏ダイヤ以降、同空港にはANA陣営の地域航空会社5社*2がすべて就航することになった。
他方、国際線エリアはJALのB737が4機と、日本で製造されたB787のパーツを米国の工場へ輸送するB747LCF「DREAM LIFTER」が1機駐機していた。当時中部空港からのJAL便はかなり絞られていたから、羽田空港に駐機しきれない機材が中部空港で保管されていたのかもしれない。
しばらく展望デッキでぼーっとしているうちに日が暮れてきた。せっかく名古屋に来たということで、空港ターミナル内にある「矢場とん」で食事をして帰ることに。
食後は早めに保安検査場を抜けて制限区域内へ移動。同空港は比較的夜間の出発便は少なく、20時以降の時間帯に出発する便はANAの福岡行きと今回搭乗するJALの羽田行きの2便のみ。そんな訳で、ターミナル内は閑散としている。
この208便、平時は国際線として中部空港に到着し、国内線に転換して羽田に戻るという飛行機の動きをするため国内線、国際線の兼用スポット*3から出発するのだが、当時は国際線が欠航していたためか、純粋な国内線搭乗口からの出発。
座席は最近よく見る国際線仕様の「JAL SKYLUXE SEAT」タイプ。以前も記した気がするが、腐っても何とやらで、国際線では不評のシートも通常の国内線クラスJのシートよりは快適。それにしてもエコノミークラスよりはよほどマシとはいえ、黎明期のようにこれで欧米までとなるとちょっと大変そう。
飛行機は定刻通り20:55に出発したが、航空路が混雑していたのか、予定よりも5分ほど遅れて22:05に羽田空港に到着。急ぎ京急線のホームに向かい、ちょうど出発直前だった品川行きの列車に乗り込んだ。
この路線、コロナウィルス感染拡大前は2往復のうち羽田夜発、名古屋朝発の便について長距離国際線用機材のB777-300ERによる運航が予定されていた。今のところB737-800での運航が続いているが、また状況が安定すれば同機の登板するチャンスもあるだろうから、その日が来るのを楽しみに待ちたい*4。
というお話。