訪問日 : 2023/06/xx
正式名称 : 千葉マリンスタジアム
愛称 : ZOZOマリンスタジアム
開場 : 1990/03
飛行機で羽田空港に帰ってくる時、ふと下を見下ろすと見えるのがこの「ZOZOマリンスタジアム」。東京湾沿いにあり、風の強い球場としてお馴染み。
(球団の球場案内サイトはこちら)
■ 地図情報
同球場の主なアクセス手段は海浜幕張駅からのシャトルバス(現金の場合100円)もしくは徒歩で15分ほど。他には幕張本郷駅からバスや、2023年3月に開業したJR京葉線の「幕張豊砂」駅からも頑張れば歩ける距離。
(JR海浜幕張駅から球場までの経路はこちら)
久しく同球場は訪れていなかったが、小学生や中学生くらいの頃、千葉ロッテマリーンズのファンクラブ(有料会員)に入ると自由席が見放題だったこともあり、よく訪れていた思い出がある。同球場は昨今建て替えや移転新築の話題も出ているが、雰囲気は覚えている当時からそれほど変わっていない。
試合開始の2時間前に開場し、とりあえず座席へ移動。個人的には、下手な1階の高い内野指定席より、バックネット裏上の方の安い内野指定席の方が球場全体が見渡せて見やすいと思っている。ちなみにこちらの球場、ご覧の通り客席に殆ど屋根がかかっていないから、時間帯によっては猛烈な直射日光に晒されるので、暑さ対策を十分にしておく必要がある。
それにしても、ダイナミックプライスが導入されたせいだろうか、いつの間にかチケット代が大きく値上がりしている。こと同球場は設定が細かく、通路側から中に入るごとに数百円ずつ安くなるような値付けになっていたのが印象深い。
前回訪れた7年前からの変化点を探すと、内野席1階と2階の間が一周ディスプレイに変わっていたり、外野両翼にディスプレイが増設、バックスクリーン上部の液晶が拡大されたという違いが生まれている。同球場に限った話ではないが、ここ数年の間に映像関係の設備が飛躍的に充実し始めた気がする。
それ以外にも、内野席の上の方では座席が取り払われテーブル付きの座席に変わっている。これもこの球場に限った話ではないが、座席の種類がかなりバリエーション豊富になっている特徴がある。
開場直後の12時頃はほぼ真上から太陽が照りつけるとあって、いったん撤退して通路に退避。外を見ると、目の前にはグッズショップと室内練習場。前回訪れた際にはなかったような気がしたが、2012年竣工だそうで気づかなかっただけかもしれない。
試合開始前に球場内を散策し、昼食を摂ることに。どういう訳か千葉マリンは「もつ煮」が有名で、球場内外に有名な店舗がいくつか存在する。この日は入場したゲート近くにある「千葉つくたべキッチン」で購入し、コンコースのテーブルで食べた。
(球場名物メニューについてはこちら)
開場直後は強烈な直射日光が照りつけてなかなかシビアな状況だったが、試合開始の14時くらいになると少し日差しが和らいで過ごしやすくなってきた。とはいえ日焼け止めを塗ってタオルを首に掛けておかないと火傷になってしまいそうな状況ではあったが。
試合中、前述の増設されたディスプレイには各選手の成績なんかが表示されていた。以前は表示されていなかったような細かいデータも表示されているが、試合中の選手も見ていたりするんだろうか。
感染当時はCOVID-19の感染状況は少し落ち着きを見せていたが、全て以前の通りとはなっておらず、その一つが「ジェット風船」。飛沫が拡散するというとその通りではあるのだが、機械や空気入れなどで膨らますような形でも復活する余地はないんだろうか。以前よりはだいぶ手間になってしまうが。
ロッテらしく、7回裏のタイミングではバックスクリーンに「コアラのマーチ」のコアラが現れた。これまで数十回は観戦したことがあるが、このようなキャラクターが登場するのは7年前の時点ではなかったような。
そんなこんなで試合が終わり球場を後にしたのだが、帰りは海浜幕張駅ではなく新設された幕張豊砂駅を利用することに。約1km歩いてイオンモール幕張新都心に辿り着き、そこで少し休憩してから駅へ向かった。歩いてみると思った以上にイオンモールが巨大で駅が遠く、建物の中を更に1kmくらいは歩いたような気がする。
「エスコンフィールド北海道」に比べると従来型の球場といった感じではあるが、球場周辺の売店が充実しているなど、従来型の球場の中では割と頑張っているほう。何なら試合を見ずとも食事に球場に訪れるという利用方法もあるかもしれない。いずれにしても、新しくもあり懐かしさもあり、なかなか楽しめた1日だった。
というお話。
