日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】徳島空港リムジンバス(徳島駅前/徳島阿波おどり空港)


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便名 : 便名なし
日付 : 2022/06/xx
区間 : 徳島駅前(19:05)→徳島阿波おどり空港(19:33)
所要時間 : 00:28
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運賃 : 600円(交通系ICカード決済)
運行 : 徳島バス

松山から高松を経て徳島までやって来て、徳島阿波おどり空港からの最終便で帰京する旅程。四国各県の空港はいずれも比較的街に近く、それぞれ空港連絡バスで街から30分前後の所要時間でアクセスすることができるのが楽でよい。

(公式サイトはこちら)

www.tokushima-airport.co.jp

徳島駅 高速バスのりば

徳島駅/ 高速バスのりば

バスは徳島駅前の15番バス乗り場から出発。徳島は大阪・神戸までの高速バスがかなり頻繁に出ていて、駅前の一角には常に何台かの高速バスが停車している。参考までに、個室夜行バス「マイフローラ」を運行する海部(かいふ)観光の高速バスはここから少し離れた自社施設の「バスオアシス」から出発する。

徳島駅 空港バスのりば

徳島駅前/ 中四国は比較的バスの盛んな地域

空港連絡バスは飛行機の便と紐付きで、飛行機1便につきバス1台が運行されるスタイル。一見すると飛行機のサイズとバスのサイズが釣り合っていないが、過去数度乗車した限り積み残しということは経験にない。

それにしても徳島というのは地図で見れば関西にも近く、東京からも直線距離はそれほど離れていないから割と移動が容易いように見えるが、陸路で東京を目指すとなるとバスに2時間*1乗って新神戸へ向かい新幹線に乗換えるか、JRで岡山に移動して新幹線に乗換えるかといった感じで、陸路は絶妙に移動に時間を要する地域。

それゆえ直行できる飛行機の需要が一定程度存在することから、片道300マイルちょっと距離にも関わらず東京便がJAL6往復/日、ANA4往復/日とそれなりの便数で設定されている。このほか、JALの福岡便が日に2往復と、同じくJALが夏のみ季節運航する札幌便が週に3往復。概況としては、かつてのJAS大塚製薬との結び付きが強かったからだろうか、比較的JALが優勢と見える空港。

徳島駅 リムジンバス

リムジンバス車内/ ブラウン管のモニタが設置されているバスは久しぶり

ともあれバスがやって来て乗車。最近数を減らしつつある三菱ふそうの「エアロバス」だが、どうやら徳島ではまだ現役の模様。徳島駅から空港までは全線一般道なので、比較的走行距離の短い空港連絡バスの寿命は長めなのかもしれない。

徳島駅 リムジンバス

リムジンバス車内/ 駅から空港までは大人600円

徳島駅前から空港までの運賃は600円。徳島駅から空港までが約14kmとのことなので、単価に直すと約43円/kmといったところ。こうして見ると前回記事にした松山のリムジンバスの運賃の高さが際立っている。

(松山空港のリムジンバスについてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

バスは駅周辺で徳島大学前、市民病院前と停車し、国道11号線経由で空港へ。19時頃は比較的交通量の多い時間帯で定刻より5分ほど余計に時間を要したが、概ね時間通りに徳島阿波おどり空港へ到着。ターミナルは定期的に増築されているからだろうか、内外装ともに割と新しそうな見た目。

徳島阿波おどり空港 リムジンバス

徳島阿波おどり空港/ ガラス張りの部分がカードラウンジ

ちなみに今回乗車したのは「リムジンバス」だが、徳島空港も先の松山空港と同様、市街地までは路線バス路線も設定されている。松山よりは所要時間に差があり、徳島駅前までのリムジンバス所要時間28分に対し路線バスは41分。

運賃面では大人1名で600円に対し410円(いずれも2023年6月時点)と190円の差があるが、こちらは10分以上の差があることを考えれば納得感もあるような気がする。何度考えても松山空港はちょっと高騰しすぎている印象。

徳島阿波おどり空港 リムジンバス

徳島阿波おどり空港/ 約30分で空港到着

徳島空港からの最終便の出発は20:40と地方空港にしては比較的遅めで、ひとまず空港内で買い物でもすることに。

というお話。

*1:この路線、各事業者が好き好き愛称を設定しており、「エディ」「ハーバーライナー」「サラダエクスプレス」「すだち120」「阿波エクスプレス」と異様な数。もう少しまとめられないものだろうか。