便名 : 便名なし
日付 : 2022/06/xx
区間 : 松山空港(21:25)→松山市駅(21:49)
所要時間 : 00:24
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運賃 : 790円(券売機現金決済)
運行 : 伊予鉄道
記事の順序が無茶苦茶だが、羽田空港からの最終便で松山空港に到着。市街地へは伊予鉄道の運行するリムジンバスで移動する。
(松山空港までの移動はこちら)
(公式サイトはこちら)
ちなみに松山空港から市街地行きのバスには通常の路線バス(路線バス車両・空港通り経由)とリムジンバス(高速バスタイプの車両・新空港通り経由)の2種類があり、いずれも到着出口を出て正面左手のバス乗り場からの出発。
ちなみに路線バスとリムジンバスにはずば抜けた差はなく、所要時間が5分長い程度の違い*1でしかない。このような差しかないにもかかわらず、2023年6月時点での路線バスの450円に対しリムジンバスは790円と結構な価格差。
調べると距離は約7kmだから100円/kmということになるが、これは中々他に見ない高水準*2。2023年6月時点の松山空港から松山市駅までの想定タクシー料金が約2,300円なので、区間によっては3人以上の場合はもはやタクシーの方が安価かもしれない。
今回は路線バスの終車が出た後の時間帯ゆえ選択肢はなかったが、それ以外のケースでは時間さえ合えば路線バスで十分事足りてしまうというのはここだけの話*3。5年ほど前にはリムジンバスが400円程度だったはずで、ここ数年の間に伊予鉄道のバスは運賃がえらく高くなった気がする。
ともあれ、乗り場に移動する道中、椿の花*4や柑橘類のステンドグラス、シャンパンタワーならぬ、みかんジュースタワーなんかがディスプレイされているのが愛媛らしい?ところ。
先陣を切ってバス乗り場に向かうと、バスはすでに停車中。数年前には青地に飛行機模様の古参の車だったが、いつのまにかオレンジ1色の高速バスと同様の車に更新されている。
この時間帯はここまで乗って来たJAL便のほかにANA便も到着するタイミングだったことから、バスはJR松山駅を経由して松山市駅止まりと、その先繁華街の大街道を経由して道後温泉駅前まで行く2台で運行される。
ところで、伊予鉄道のバスはリムジンバスと路線バスとの別を問わず、いずれもSuicaを含む交通系ICカードが利用できない。現地のガラパゴス規格のICカードのみ利用できるのは鹿児島なんかも同様だが、近頃ではVisaタッチ決済が利用できるようになった鹿児島の方がまだマシだろうか。それゆえ、この日も現金で乗車券を購入して乗車。運賃が高騰した分をこの辺りに投資してくれるのであれば納得感もあるのだが。
車内は特筆するような特徴はない補助席つきの座席配置。ANA便が遅れていて別のバスを仕立てることにしたこと、また2台運行になっていることもあり、途中の松山市駅行きのバスはそれほど座席が埋まることもなかった。
バスは窓側もしくは通路側のどちらかは埋まる程度の混雑で出発。夜中は新空港通りの車通りも少ないから、ごく短い距離ではあるが定刻より5分ほど早く、空港から20分ほどで松山市駅に到着した。ちなみに愛媛はJR松山駅が少し街の中心から外れていて、松山市駅の方が繁華街に近いところにある。
松山市駅では空港行き出発は駅正面の4番乗り場である一方、空港からの到着は「いよてつ高島屋」脇。余談ながらバスの奥に映る「IYOTETSU」ロゴの掲げられた小さなビルが伊予鉄道本社だそうで、地場の有力企業にしては思ったよりも小規模な建物。
この日は松山市駅の一角にあるホテルに宿泊するため、降車後は徒歩で移動。昨今では人件費に燃料費など、各種コストが高騰しているのは勿論理解するが、さすがにこの距離でこの運賃はちょっと高すぎるような気もする。
というお話。
■ ひとことメモ
- 松山空港から市街地への移動は(リムジンバスではなく)路線バスがおすすめ。