日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【日本の絶景】60.新ひだか町の二十間道路桜並木(北海道)


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場所 : 北海道新ひだか町
時期 : 2022年4月第4週頃

北海道新ひだか町 二十間道路

二十間道路/ 並木道はこの先約7km続いている

桜前線は2月上旬の沖縄でスタートし、約2ヶ月かけて北海道までやって来る。例年は青森(弘前公園)辺りを訪れることが多いが、この年は日帰りで北海道を訪れてみた。

新千歳空港で車を借り、苫小牧を経由して約2時間で目的地の新ひだか町に到着。スポットの名前は「二十間道路」として知られているが、これは道路の幅が二十間(=約36m)であることに由来していて、道幅の広い一直線の道路沿いに約7kmにわたって桜が植わっている。

■ 地図情報

当日、新千歳空港を出たタイミングでは晴れていたが、現地に近づくにつれ天気が悪化し、現地はあいにくの雨模様。代えの効かない日程だったとはいえ、雨が降るとちょっと残念な気がしないでもない。

この新ひだか町には以前日高本線が走っていたが、2015年冬に高潮の被害を受けて線路が損壊して運行を休止、最終的に2021年に廃線になってしまった。それゆえ2023年現在、公共交通機関で訪問しようとする場合、苫小牧から路線バス、もしくは札幌から高速バスというルートでアクセスすることになる。

北海道新ひだか町 二十間道路

二十間道路/ 駐車場は後半に集中

並木道の静内市街地側は駐停車禁止になっているが、いくらか進んでいくと奥の方にイベント会場があり、大規模な駐車場が開設されている。また、桜並木の中盤あたりからは道路の左右が駐車帯になっているから、どこか適当なところで車を停めてみるのも良いかもしれない。この日は天候が悪かったこともあるが、駐車場が不足しているということはなかった。

北海道新ひだか町 二十間道路

二十間道路/ 中盤は道路脇が駐車帯になっている

ちなみに北海道の桜にもいくつか種類があり、ここで咲いているのは「エゾヤマザクラ」。この品種は道東などにも見られ、寒い地域になるほど色が鮮やかになる特徴があるのだとか。

北海道新ひだか町 二十間道路

二十間道路/ 雨に濡れる姿もまた美しい

今回は青空でなかったのが残念だが、雨に濡れる姿もこれはこれで素敵ではあった。2023年は全体として桜の開花時期がおかしくなっていたが、例年はゴールデンウィーク辺りに見頃を迎えることが多いから、時期を合わせて訪れてみるのも良いかもしれない。

というお話。