日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】JJP/GK0120(札幌千歳/東京成田)


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便名 : JJP/GK0120
日付 : 2023/06/xx
機材 : A321neo(LR)
区間 : 札幌千歳(CTS)20:40→東京成田(NRT)22:15
所要時間 : 01:35
区間マイル : 510
搭乗クラス : 普通席
運航 : JJP(ジェットスター・ジャパン)

札幌近郊にできた新球場「エスコンフィールド北海道」で野球観戦し、この日の最終便で東京へ戻る。往路はJALでやって来たのだが、復路はジェットスターが圧倒的に安かったことからこちらを選択した。

空港へは新札幌駅から出発。球場からは新千歳空港行きバスも出ているが終車が早すぎ(球場発16:30が最終便)てデイゲームですら試合日には使えず、選択肢としては北広島駅までの徒歩・バスもしくは新札幌駅までのバスになる。なお、位置関係として新札幌駅よりも北広島駅のほうが空港に近いから、一般的には空港に向かうのであれば北広島駅に出ることになるはず。

(そう言いつつ、球場から新札幌駅まで移動した記録はこちら)

biketourist.hatenablog.com

気まぐれで新札幌駅に出てきてしまったが、同駅から空港までの所要時間は快速エアポート号を利用して約30分。立って移動することも訳ない所要時間だが、空港利用客と野球の観客で混雑していることを考慮して、指定席「uシート」を利用することにした。ちなみに次の停車駅、北広島駅からならば空港まで約20分。

JR新札幌駅 千歳線ホーム

JR新札幌駅/ 快速エアポートは時間当たり6本の運転

この日は混雑の具合が予想できなかったのでとりあえず指定席を手配したのだが、試合から2時間を経過しているうえ、札幌とは逆方向に向かう列車ということもあって、北広島駅を出発した時点でも思ったほどの混雑はしておらず、少し期待はずれ。ホームの様子を見るにこれは恐らく自由席車両同様と思われる。

快速エアポート 指定席uシート

快速エアポート車内/ この日北広島駅からの乗車はなかった

新千歳空港に到着したのち、ジェットスターは出発階JAL側の最奥部で、チェックインカウンターの奥にある保安検査場「F」から制限区域にアクセスする。事前にモバイルチェックインをし、手元の端末にチケットを保存しておいたので、カウンターには立ち寄る必要がないのが他のLCCよりも楽で良い。

新千歳空港 国内線チェックインカウンター

新千歳空港/ ジェットスターは最奥部の保安検査場F

搭乗する120便はターミナル中央に近い15番搭乗口からの出発。この便の前には19:20発の118便が使用していたから、この駐機場はジェットスターが占用しているような感じだろうか。

新千歳空港 15番搭乗口

新千歳空港/ 比較的利便性の高い搭乗口からの出発

今回、せっかく食べ物に力をいれているエスコンフィールドを訪れた訳だが、満員御礼であまりにも混雑がすさまじく、球場では食事をすることが叶わず空港へ帰ってきた。それゆえ、搭乗待合室に入ってからカフェでちょっとした軽食休憩。

この日はまだ20時前だったからよかったが、新千歳では21時を過ぎてしまうと制限区域内ではコンビニすら閉じてしまうので、殆ど食料調達が難しくなってしまうので要注意。

新千歳空港 搭乗待合室 カフェ

新千歳空港/ 搭乗口至近のカフェで小休止

しばらくして搭乗開始。この日の機材はA321neo(LR)で、2023年現在でのジェットスターの最新機材。この機材に搭載された座席はRECAROのBL3710というタイプで、薄型の甲斐あって足下膝廻りにはLCCとは思えないほどの、殆ど大手航空会社と同程度のスペースがある。

Webチェックイン時までは特に座席指定をしていなかったのだが、割り当てられた座席の場所が少し悪かったので、今回は前日に座席指定を追加している。無作為に座席の割り当てられるWebチェックイン後も、出発2時間前までは座席変更ができる点は同社のよいところ。ちなみに別途決済してもクレジットカード等の決済手数料は当初購入時の1回分のみ発生する。

JJP120便 A321neo(LR) 座席

JJP120便/ A321neo(LR)は最新型座席が設置されている

座席背面はこんな感じ。座席上方にはUSBポートが設置されているほか、テーブルとは別にスマートフォン用のスタンドが用意されているので、これらを利用すれば映画なんかで暇つぶしをすることもできる。

それにしてもここ最近A350B787に搭乗する機会が増えたからだろうか、久しぶりにA320シリーズに搭乗するとやけに窓が小さく感じる。体感的にはB737よりも小さいような気がする。

JJP120便 A321neo(LR) 座席

JJP120便/ 最新鋭機と比べると少し窓が小さい

足下のスペースはこんな塩梅。しっかり座れば膝の前には拳1つよりは大きなスペースがあるから、かつてのLCCの座席よりは遥かに快適になっているな、という感じ。バックシェル型なので、後ろの席で何か作業をしたときの衝撃を直で受けないのもありがたい*1

ちなみに同時期に同型機材を導入したPeachも同じ座席を設置していて、同社はジェットスターよりも広いシートピッチで座席を配置している。それゆえシートの厚みを考慮するともはや大手航空会社と遜色ないか、それ以上のレベル。ただしPeachは中距離国際線で使用しているため、中々国内線では見かけなくなってしまった。

(PeachのA321neo(LR)についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

JJP120便 A321neo(LR) 座席

JJP120便/ 一昔前とは雲泥の差がある

飛行機は10分ほど遅れて20:50頃出発。特に離陸まで時間を要したとか、着陸前に旋回待機したということはなかったが、出発時の遅れを大きく巻き返すということはかなわず22:15過ぎに成田空港のB滑走路に着陸。5分ほど地上滑走して22:20頃第3ターミナルの駐機場に到着した。

これまでこの時間帯に成田に到着するジェットスター便に搭乗すると、到着後バス輸送の沖止め駐機場に到着することが多かったが、今回搭乗したのが同社の中では大きな機材だったからだろうか、この日はターミナル前の、徒歩で降機できる駐機場に到着。窓の外を見ると、隣も同じくA321neo(LR)が駐機していたことを考えれば、この推測も大外れはしていなさそうな気がする。

JJP120便 A321neo(LR) 成田空港第3ターミナル

成田空港第3ターミナル/ 隣の駐機場もA321neo(LR)

尤も、出口近くまで運んでくれるバスと階段とエスカレーターを自分で上って降りてしながら歩いていく必要のあるターミナル直付けのどちらが便利かは悩ましいところ。いずれにしても自分の意思で選択することはできないのだが。

ともあれ、22:20過ぎにドアが開いたから、頑張れば空港第2ビル駅22:33発の京成スカイライナーにも間に合ったかもしれないが、少し時間がタイト過ぎたので断念。とはいえ次の列車となると少し時間が空きすぎるので、今回はバスで都心へ向かうことに。

というお話。

*1:以前の座席では、網ポケットに物を仕舞うと、その衝撃を背中に直で受けることがしばしばあったのだ。