日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】JAL/JL0501(東京羽田/札幌千歳)


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便名 : JAL/JL0501
日付 : 2024/02/xx
機材 : B737-800(73H/V32)
区間 : 東京羽田(HND)06:30→札幌千歳(CTS)08:05
所要時間 : 01:35
区間マイル : 510
搭乗クラス : クラスJ
運航 : JAL(日本航空)

晩に福岡にいれば良いものの、日中は比較的自由に使える1日。どこに行ったものか悩んだ結果、北海道に飛び、ちょうどこの時期に開催されている雪まつりを久しぶりに訪れることに。

そんな訳で訪れたのは早朝の羽田空港。この週は東京羽田-札幌千歳間のANAのトクたびマイルが設定されていたから、これを使うという選択肢がないでもなかったが、どこに行くか迷っているうちに具合の良い便が埋まってしまっていた。

他方JALは普通席の特典枠に空きはなかったが、クラスJには妥協できる水準の必要マイル数で空席があり、これを確保。クラスJが値上げされて以降、同クラスはかつてほど混雑しなくなり、こと特典枠に限ってみれば普通席よりも上位クラスの方が必要マイル数が低いケースもちらほら。

羽田空港第1ターミナル 搭乗口前

羽田空港T1/ 比較的ターミナルの端に近い搭乗口から出発

搭乗する501便は東京から札幌へ向かうJALの始発便。12月から1月にかけては真っ暗な6時台初頭だが、2月にもなると薄明といった感じ。幾分夜が明けるのが早くなった。

羽田空港第1ターミナル 駐機場

羽田空港T1/ 日の出前だが、冬より随分明るい

羽田-千歳線は幹線という位置付けだが、大手2社とも始発最終便は比較的小型の機材で、JALB737-800での運航。ターミナル末端に近く、スカイマークとも搭乗口を共用している20番台の搭乗口から出発。ここから暫くは出発便の多い時間帯ということもあり、オープンスポットから搭乗橋のある駐機場まで続々と機材が送り込まれてくる。

羽田空港第1ターミナル 駐機場

羽田空港T1/ 誘導路には牽引されてきた飛行機が並ぶ

ところで、早朝に東京から北海道に向かう飛行機に搭乗すると、離陸した飛行機は北に向かって進んでいくから進行方向右手の機窓はがっつり朝日が差し込んできてかなり眩しい。その上この日はあまり視程がよくなかったから、風景が楽しめるという感じではない。

東京湾上で高度を稼ぎ、荒川沿いに北上して千葉県に入るまでのあたりは殆ど何も見えないまま進むと、その後ぼやっと広がる風景の中で辛うじて遠方に霞ヶ浦が広がっているのが見えたが、これが茨城県土浦市あたり。

JAL501便 離陸直後

茨城県土浦市上空/ 霞ヶ浦は一周130kmほど

朝6時台中盤の出発となると空港には6時ちょうどには着いておく必要があり、そこから逆算すれば自宅出発もそれなりに早く、前夜は睡眠時間が殆ど取れない状況での搭乗。ほのかに暖かい日の光に照らされているとそのうち眠くなり、ぼーっとしている間に寝てしまったらしい。

次に地上が見えてきた時には苫小牧市付近で北海道に上陸するところ。2月中旬頃の北海道は真っ白とまではいかないものの、まだ雪が優勢で全体的に大地が白っぽい。

JAL501便 北海道苫小牧市付近

北海道苫小牧市付近/ 心なしか雪が減ってきた

この日は北風優勢で、新千歳空港には南側からの進入。遠くの雲は何となくぼんやりしているが、この雲の辺りはおそらく今雪が降っているはず。滑走路脇に林立しているクレーンは、次世代半導体国産化を目指すラピダスの新工場の建設現場。アジアの国々ではしばしば見かける光景ではあるが、日本でというとしばらく見ていない光景。

JAL501便 新千歳空港の誘導路

新千歳空港/ 急ピッチで建設が進んでいる

滑走路から誘導路まではしっかり除雪されていたが、駐機場までは除雪が追いついていないようで、駐機場の表面は真っ白。明らかに寒そうなのにも関わらず、新千歳空港は搭乗橋も暖房がしっかり効いていて暖かい。ターミナルから外に出てみて初めて、外がこんなに寒かったのか、ということに気づくのが新千歳空港に到着した際の恒例行事。

JAL501便 新千歳空港の駐機場

新千歳空港/ 駐機場は結構な積もり方

手荷物検査場には預入れ手荷物に関する注意喚起のポスターが掲示されているのだが、ここに表示されている数社のロゴはずいぶん懐かしいもの。2002年に登場したJALの「Arc of Sun」デザインは約15年間使用され、2017年に最後の機材が塗装変更されて消滅した。

新千歳空港の手荷物回転台 航空会社各社のロゴ

新千歳空港/ ロゴが鶴丸に戻ってからもう13年が経つとか

この日は夕方の便で東京に戻り、その後福岡に向かう必要があったことから、あまりのんびりしている時間はなかった。急ぎJR新千歳空港駅へ移動し、快速「エアポート」で札幌駅へ向かった。

到着出口からJR駅へ向かう連絡通路にはサッポロビールの広告が掲示されているが、ここで起用されているのはローカルタレントの「オクラホマ」。北海道のテレビ番組なんかを見たことがあれば知っている方もいるかもしれないが、誰だろう、と思う人も多いはず。

新千歳空港ターミナルから駅までの連絡通路 サッポロビールの広告

新千歳空港/ HTB系番組にちらほら出演している

当日のJR千歳線ではダイヤ乱れが生じていたようで、札幌方面からやって来る列車が遅れて到着。折り返しに時間を要して08:30過ぎに新千歳空港駅を出発すると途中駅でもいくらか時間調整の停車があり、通常よりも少し余計に所要時間がかかった。約40分ほどを要して、09:15頃札幌駅に到着。

この時点でもまだ当日の予定は詰めきれておらず、どうしたものか悩みつつ、とりあえず11:00過ぎの旭川行き特急「ライラック」を予約。2時間弱の時間で札幌の雪まつりを訪れることに。

というお話。