便名 : APJ/MM0198
日付 : 2022/06/xx
機材 : A321-200LR
区間 : 鹿児島(KOJ)17:50→大阪関西(KIX)19:00
所要時間 : 01:10
区間マイル : 329
搭乗クラス : 普通席
運航 : APJ(Peach)
東京から仙台、福岡、鹿児島と廻ってきて、大阪を経由し東京へ帰る。ここから東京までは久しぶりにPeachを利用することに。
ANAカウンターの片隅にある自動チェックイン機で手続きを終え、カードラウンジに立ち寄ってから保安検査場を通過。そういえば、以前は「搭乗レシート」に「OOKINI!!」のメッセージが印字されていた気がするが、今回はなかったような。機内アナウンスでは相変わらず使っていたが。
鹿児島空港の搭乗口はターミナル中央、保安検査場に割と近い5番で、ここは元々ANA系列が主に利用していた搭乗口。スカイマークは主にターミナル端の3番や4番を利用しているから、それよりも良い場所を確保している。
この日の機材はA321LR。将来的には国際線に導入する予定なのだろうか、従来運用していたA320と比べてシートピッチが拡大されていて、大手航空会社と同程度の座席間隔になっている点が特徴*1。
機体全長はA320の約38mに対しA321LRは約45m。シートピッチは拡大したが、それ以上に機体が大型化したため、従来の180人乗りから218人乗りに拡大されている。搭乗口脇のこの角度からではあまり差異が感じづらいが、言われてみれば確かに少し長いような気もする。
ちなみに搭乗口近くに留め置かれているトーイングカーには全日本空輸の旧ロゴが残っている。車体の塗装は割と新しそうに見えるが、ロゴはあえて残したんだろうか。
しばらくして搭乗開始。後方窓側座席が割り当てられていたから、第1陣で飛行機へ乗り込んだ。座席はRecaroのBL3710という座席だそうで、同時期に導入が進められているジェットスターのA321LRも同じ座席を採用している*2。近頃の座席は薄いから、着席してみるとシートピッチ以上に膝回りの空間には余裕があるような感じがする。
前方座席の脚付近にはUSB電源が2口。LCCでこの類の設備があるのは珍しい。前座席の座面近くに電源を設置されているからコードが短くてすむのも良いところ。
前方座席背面にテーブルが設置されているのは今までの機材と同じ。
座席上部のポケットには機内サービスの案内とPeachの機内誌が差し込まれている。機内誌は割と作り込まれたちゃんとしたもの。機内Wi-Fiはインターネットに接続できるものではないが、いくつかの動画やフライトマップを閲覧することができるタイプ。これはA321LRに限ったサービスではなく、後に乗り継いだA320にも同様のものがある。
およそ半分強の搭乗率で鹿児島空港を出発。座席膝回りの余裕分の効果は思いの外大きく、LCCを利用しているという感覚は殆ど感じない。LCCの水準が上がっている一方で、ANAはLCCとコードシェアを開始したり、サービスをLCCに寄せていっていることを考えると、ANAの国内線の存在意義を何となく考えてしまう。
滑走路手前でしばらく待機し、JACのATR機の着陸を待ってから離陸。鹿児島空港は離島路線が多いせいか、地方空港にしてはそれなりに便数が多い。
南から北方向へ離陸し、上昇しながら180度右旋回して南方向へ。上昇しながら緩やかに左旋回を続け、都城市上空からは徐々に北東方向へ進み始めた。この頃進行方向左手には霧島連山が見える。
上空から見ると都城市は割と鉄道がまっすぐ引かれているのがわかる。中央下から上がってくるのが日豊本線で、上から合流してくるのが吉都線。合流地点が都城駅あたり。ちょうど半年ほど前に自転車で走ったのが既に懐かしい。
(当時の記録はこちら)
宮崎空港を南側をかすめるように通過し、その後太平洋上へ。この辺りは少し雲が多く、次に地上が見えてきたのは高知県から徳島県に入ったあたり。
徳島市あたりは高速道路が特徴的な形をしているから相変わらず分かりやすい。地面がやたらと光っているように見えるのは、水を張ったばかりの田んぼが多いからだろうか。
しばらくすると四国島(という呼び方はあまりしないが)を離れ、淡路島上空へ向かう。
淡路島の東側、大阪湾上空で徐々に高度を下げながら時計回りに関西空港へ向かう。神戸空港へ着陸するときよりは高度が高いものの、はっきりと確認できる距離で明石海峡大橋を通過。
さらに降下が進んだところで神戸空港上空を通過。この高さでは神戸空港の出発機の上昇と被りそうな。それもあって神戸空港の便数が絞られているのだろうと思うが、それにしても近い。
その後大阪市街地に近いところまで進んで右旋回。中央左に見えるのが「港大橋」で、この橋の左手に「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」がある。写真右端には少し遠いところに「あべのハルカス」も見える。
ここまで来ると5分とせずに着陸。どういう運用になっているか分からないが、Peachの使用する第2ターミナルに近いB滑走路に北から着陸した。駐機場に向かう途中にはFedEXの貨物機が数機停まっていた。ちなみにこのFedEXのロゴ、EとXのの間に隠れミッキーならぬ隠れ矢印がある良くできたデザイン。それにしても久しぶりに3発機*3を見かけた。
しばらく地上滑走し、第2ターミナル一番端のスポットに到着。乗って来たA321LRはこの日関西と鹿児島を2往復して店仕舞いの模様。
関西空港第2ターミナルは見ての通り割と簡易な建物。出発が1層目、到着が2層目になっていて、スロープを上って約400mほど歩くと到着口にたどり着く。
手荷物回転台もかなり簡素な造り。中央には折り紙で作られた桃の装飾。「ご搭乗」ではなく「ご桃乗」となっているのがなんともPeachらしい。
LCCには乗継ぎという運用はないから、関西空港ではいちど一般エリアへ退出。改めてチェックイン手続をして最終目的地の東京へ向かうことに。