便名 : JAL/JL4081
日付 : 2023/01/xx
機材 : DHC8-Q400(DH4)
区間 : 福岡(FUK)10:05→対馬(TSJ)10:45
所要時間 : 00:40
区間マイル : 81
搭乗クラス : 普通席
運航 : ORC(オリエンタルエアブリッジ)
早朝に鹿児島から移動して福岡空港に到着。ここから対馬空港へ飛び、壱岐に船で移動。壱岐空港から長崎空港経由で帰京するという何とも物好きな旅程を辿る。
というわけでやって来たのは福岡空港。ここから対馬空港まではJAL便名でチケットを手配していて、空港1階のカウンターでチェックイン手続。並んでいたのは5人ほどだったがえらく時間がかかり、チェックインが完了したのは締切時刻1分前だった。
空港カウンター周辺には何の説明も書かれていないが、JALの該当サービスステイタス*1を所持していれば「ANA PREMIUMチェックインカウンター」を利用できたようなので、対象者は大人しくそちらを利用した方が賢明。今回の手続時には説明されなかったが、以下のホームページによると優先の保安検査場も利用可能らしい。
(以下、JAL便名でのORCコードシェアについての公式案内)
並んでいたのが原因なので若干解せないが、締切時間ぎりぎりになったことでカウンター係員から「急げ」と言われて急いで保安検査場へ移動。締切時間超過でエラーが出るかと思えば特に何も起きず、あれ?と思いつつとりあえず搭乗口へ向かったところ、出発時刻が10分遅れになっていたことを知った。いずれにしても、とりあえず搭乗はできそうでひと安心。そういえば、前回の五島福江行きの便も遅延したような。
この便は以前の五島福江行きと同様にORC(オリエンタルエアブリッジ)による運航。プロペラ機ゆえ沖止めで、搭乗口から飛行機まではバス移動。そういえば、このとき奥の方の駐機場にはジェットスターの新塗装機のA321型機が駐機していた。2022年にPeach、ジェットスターともにA321型機を導入しているが、飛行機の使い方そのものについては両社で違いが現れている*2。
(以前の五島福江行きについてはこちら)
バスはターミナル南側の駐機場に向けて進む。この道中は進行方向右側の間近に飛行機が駐機している様子が見える。例えば目前に見えているA350型機はちょうど搭乗橋が外れたところで、まもなく出発する模様。
バスは数分走って搭乗機に到着。プロペラ機は荷棚が低めに設置されているから、入口入ったところすぐの荷棚に頭をぶつけないように注意。ちなみに出入口正面には、気持ちばかりのORCロゴが掲示されていた。
着席して窓の外を眺めてみると、バスに乗車していた時間はわずかだったにも関わらず思ったよりも遠くまで来ているようなので、たしかに徒歩というのは難しそう。
しばらくすると2台目のバスが到着し、ドアが閉まって出発。2022年の12月頃から急速に国際線の便が戻り始めたこともあり、福岡空港はここ2-3年の中ではかなり高い水準の繁忙度のように見え、離着陸の待ち時間もそれなりに長くなりつつある。
搭乗機は滑走路の中ほどに近いところで離陸の順番待ちをしていて、バスで目の前を通過したA350型機が先に滑走路に入った。同機はスピードを上げて離陸するかと思いきや、徐行したまま先の方で滑走路を離脱していった。気になって後に運航状況を見るとほぼ定刻で羽田空港に到着していたが、あれは何だったんだろうか。
ともあれ順番が来て離陸。九州地方では2023年に入って早々PM2.5がかなり拡散しているようで、この日は異様に視程が悪かった。晴れているにも関わらず霧がかかっているような状態で、滑走路の向こう側がギリギリ見えるくらいの状況。
ところで、福岡空港を離陸するとすぐに進行方向左手に少し大きな建造物が見える。これは志免(しめ)町にある「旧志免鉱業所竪坑櫓」。石炭の採掘現場と地上を結ぶエレベーターのようなもので、1964年まで活躍していたんだとか。
この便の目的地の対馬は福岡空港から北西の位置にあるから、上昇してしばらくすると右旋回して海上へ出る。おそらく以下の写真は糸島上空あたりで、この南側の山々にはところどころに雪が残っている様子が見えた。
海上に出てもこの様子は変わらず、ほんの数分のベルトサイン消灯時間を経て着陸体制。対馬空港は対馬の中央より少し南側の海に近いところにあって、突然陸地が現れたと思うと滑走路に到着。
少しきつめのブレーキで減速するとそのまま誘導路に進入できたようで、着陸から3分もしないうちに駐機場へ到着。出発は15分近く遅れたが、少し巻いたようで到着は10分弱ほどの遅れで収まった。
降機時には搭乗橋は接続されておらず、機体の階段で降機し、地上の到着口まで徒歩移動。なお、降機が終わると搭乗橋が接続される運用のようで、出発は地上に下りることなく飛行機に乗り込めるらしい。この運用はちょっと珍しい。
対馬の滞在時間は約2時間で、殆ど高速船の港に向かう時間のみしか残っていない。ひとまずバスに乗り、対馬の市街地を目指すことに。