便名 : サザン56号
日付 : 2021/08/xx
区間 : 和歌山市(19:30)→泉佐野(19:58)
所要時間 : 00:28
乗車クラス : 普通車指定席
運行 : 南海電鉄
加太から和歌山に帰ってきて、関西空港へ向かう。乗車するのは「サザン」号。難波駅と和歌山市駅、一部はその1駅先の和歌山港駅の間を結んでいて、和歌山港駅まで行くと徳島行きのフェリーに乗り継ぐこともできる。
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サザン号は名鉄の特急列車と同様に一部座席指定で、一般車両と座席指定車両が繋がっているような編成になっている。関西空港行きの電車に乗換える泉佐野駅まではほんの30分ほどの乗車時間で一般車でも特に問題はなかったのだが、せっかくなので指定席車両に乗車することに。ちなみに特急料金は一律520円。
加太駅から加太線の列車で和歌山市駅に到着し、列車の停まっているホームに到着した時点で出発の6分前だったが、まだ座席は進行方向と逆を向いていて、ドアは空いていない状況。特急券を買い終わった頃にようやくドアが開いた。いつも通りなのかもしれないが、割とぎりぎり。
ちなみに車両には「サザンプレミアム」と表示されているが、列車名は「サザン」で、特に予約システム上も区別されているということはなさそう。無印「サザン」に対して「プレミアム」だからといって追加料金を取られるということもない。客室設備がグレードアップしたという意味での「プレミアム」なんだろうか。
そういえば、一部車両の車端部には将来的にドアを増設することを目論んで準備されている一角がある。これが実際に使用される機会はあるんだろうか。
座席はヘッドレストの両翼部分がかなり盛り上がっている、長距離高速バスで見かけるような形状。難波から和歌山市まで乗り通しても1時間程度なので、設えは乗車時間にして十分といった感じ。
この座席、シートピッチは1,000mm以上あるようで、新幹線とほぼ同等。在来線の座席にしては十分すぎる広さで、足元にスーツケースを置くこともできる。空港に向かうラピートと違って、それほど大荷物で乗車することは少ないかもしれないが。
座席足元にはコンセントが2口設置されている。窓際足元など、あまり変な場所に設置されていると長いコードが必要になるが、この場所に設置されているとそれほど長くないケーブルでも網ポケットに突っ込んでおくことができて利便性が高い。
そして沿線に本社がある縁だろうか、各車内にはシャープ製の空気清浄機が設置されている。2020年代初頭のCOVID-19の感染拡大前から「プラズマクラスター」を売りにしていた辺り、先見性があったのかもしれない。
19:30に和歌山市を出発すると、和歌山大学前、みさき公園、尾崎と停車し、空港線の分岐する泉佐野駅には30分弱で到着。泉佐野駅は良くできた構造で、和歌山方面と空港方面は階段を昇降することなく乗換えをすることができる。隣のホームに待機していた関西空港行きの電車で空港へ向かった。