日付 : 2022/04/xx
泊数 : 1泊
部屋タイプ : デラックスルーム キング(25㎡)
新幹線と在来線を乗り継いで名古屋までやって来た。この日の宿はちょうど2022年3月に開業したばかりの「コートヤード・バイ・マリオット 名古屋」。
(公式サイトはこちら)
ホテルは名古屋駅から約1.5kmほど離れており、徒歩では20分弱。名古屋駅から見て南西側の堀川近くにあり、ホテル近くに鉄道駅がないから、名古屋駅か地下鉄伏見駅から歩く、もしくはタクシーか、といった感じ。
■ 地図情報
ホテルの脇を流れる堀川はそれほど大きな河川ではないが、川沿いにちょっとした遊歩道も設置されていて、なかなか良さげな雰囲気。
そんなこんなで、目測通り名古屋駅から歩くこと15分ほどでホテルへ到着。目の前には「ダイワロイネットホテル名古屋納屋橋」があり、少し歩くと「ヒルトン名古屋」があるなど、比較的ホテルの多く立地しているエリア。
ホテルの建物は緩い上り坂に沿うように建築されていて、遠目から見るとガラス窓の下のスペースが手前から奥に進むにつれ狭まっていく様子が分かる。
ホテル外観はそれほど特徴的なものではないように見えたが、屋内、たとえばフロント後ろの壁面はでこぼこした特徴的な意匠をしている。調べてみると、どうやらこれは名古屋城の屋根瓦をイメージしているのだとか。
そんなフロントでチェックイン手続を終えて客室へ移動。この日はルームクレジットつきのプランで予約しており、加えてこのときまだ夕食を摂れていなかったから、ルームサービスが営業していれば注文しようと思っていた。ただ、残念なことに宿泊した2022年4月上旬はルームサービスが短縮営業でもなく完全に営業を休止中。これについてはホームページ上に特に情報が記載されておらず、当日着いてみないと状況がわからなかった。
念のため道中のコンビニで少し軽食を買っておいたことで食事抜きは避けられたのが不幸中の幸いではあったが、翌朝チェックアウトまでの間ではクレジットを使用する場面がなく、あえなく権利放棄することに。予めチャットか電話で聞いておけばよかったか。
部屋は色合いこそ違うが、最近道の駅に併設される形で増殖している「フェアフィールド・バイ・マリオット」と似たような雰囲気。窓際にテーブルがセットされている辺りはちょっとこちらの方が充実しているか。尤も、標準的なグレードで比較しているからこうなっているが、こちらのホテルは複数の種類の客室が存在するから、上位ランクの部屋は更に相違点があるかもしれない。
(「フェアフィールド・バイ・マリオット」についてこちら)
テレビは比較的大きめの海外メーカーのものがベッド足元に設置されており、その脇には扉がひとつセットされている。中にこの部屋の設備があるような様子ではなかったから、隣の部屋と連結してコネクティングルームとして使用できる部屋だろうか。
水回りは最近国内で開業したマリオット系のホテルでよく見かける仕様。最近マリオットは積水ハウスと手を組むことが多いから、同社の製品なのかもしれない。昨今突如としてSDGsが叫ばれるようになったこともあって石鹸類がディスペンサータイプになっているが、他は通常通りのラインナップ。
「フェアフィールド」では部屋に浴槽はなくシャワーブースのみだったが、こちらの「コートヤード」では標準ランクの部屋でも洗い場つきの浴室が設置されている。壁はタイル張りになっていて、巷のビジネスホテルよりは少し高級感があるような。
昼間の仕事をまとめて、この日は就寝。翌日は午前中に京都で人に会う予定があり、少し早めに起床して朝食会場へ。入店した07:00頃は幸い本格的な混雑が始まる前で、特に待ち時間もなく席へ案内された。
国内のマリオットブランドホテルの朝食と言うと、個人的には「ご当地オムレツ」のイメージがある。恐らく旧ラフォーレブランドの取り組みのような気がするが、例えば滋賀では「えび豆」、伊豆では「桜えび」が入っているといった感じ。今回宿泊した名古屋では贅沢にも「うなぎ」の入ったオムレツが提供されていた。ちなみにソースはケチャップではなく、蒲焼きのタレのようなものなのも珍しい。
(「琵琶湖マリオット」についてはこちら)
(「マリオット伊豆」についてはこちら)
朝食に関しては和洋それぞれ充実していて、割と満足して退出。そういえば、入り口付近にはえらく綺麗にディスプレイされたドーナツが並んでいた。このディスプレイ方法は最近ちらほら見かけるのだが、近頃は味だけではなく従来以上に見映えも重視される世の中だから、ホテルやレストランは大変だろうなと思う。
食事を終えると身支度をして07:30頃早々にチェックアウト。もう少しのんびりできればよかったが、予定が詰まっていたから仕方がない。こちらのホテルは開業当初と比べて徐々に宿泊費が下がっているように見えるので、サービスがすべて再開したタイミングでもう一度訪れてみるのがよいだろうか。
ホテルを出発して西方向、東海道線の線路の方へしばらく歩くと大通りにぶつかる。この交差点の正面には名鉄バスセンターの入口があり、ここではビルを突き抜けてバスがターミナルへ吸い込まれていく、少し変わった様子が見える。
名古屋駅前を走る「名駅通」をしばらく駅の方へ歩いていくと、名鉄百貨店の横には名古屋名物の「ナナちゃん人形」。人形といっても巨大なマネキンだが。定期的に何らかのコラボレーションをしていて、このタイミングでは「ANA Pocket」がディスプレイされていた。
途中で見物なんかをしていたからだろうか、30分ほど要して名古屋駅に到着。8時過ぎに出発する東海道線の快速列車に乗って西へ向かった。
開業当初は1泊あたり20,000円程度の日が多くこれは少し高いなとは思っていたが、現状では日によって1万円台前回の日も見受けられ、また、特典宿泊でも低廉なポイントで宿泊できる日があるから、そういった日があれば狙いに行くのも悪くないかもしれない。
というお話。