便名 : 名鉄名古屋本線・227列車(快速特急)
日付 : 2022/04/xx
区間 : 豊橋(22:02)→名鉄名古屋(22:52)
所要時間 : 00:50
乗車クラス : 特別車(座席指定)
運行 : 名古屋鉄道
東海道線のホームライナーで静岡から浜松まで移動、その後普通列車に乗換えて豊橋までやって来た。乗って来た列車は浜松発大垣行きで、そのまま乗り続ければ名古屋まで到達できたが、この日は名鉄に乗り換えて名古屋へ向かうことに。
(ここまでの移動はこちら)
豊橋駅は少し変わった構造で、駅の改札口はJRと名鉄で共用、一部のホームを名鉄が使用している。線路についても豊橋駅からしばらくの間*1はJR飯田線と共用していて、同じ線路を名鉄の電車とJRの電車が走っているというのが特徴。
余談ながら、反対側の終端、岐阜駅近くでは東海道線の高架橋に阻まれて複線化ができない*2など、路線の両端をJRに抑えられていて、なかなかダイヤ編成が大変そう。
さて、ホーム階に下りると目の前に中間改札がある。交通系ICカードを利用する場合は端末にタッチする必要がある*3が、これを忘れた場合はいくら差し引かれるんだろうか。首都圏でこれを漏らすと中間改札がない前提における最短の経路で計算され、場合によってかなり高額が決済されるケースがあったような記憶がある。
21:56に名古屋方面から折り返し22:02発となる列車が到着。特別車を連結していて、折り返しの作業が必要にも関わらずずいぶんタイトな折り返し。到着するや否や、乗務員さんがかなりの勢いで座席を回転させていた。
車両は2015年頃実施されたリニューアルによって幾分見た目が変わって、ややもすると京急のようにも見える塗り分け。個人的には以前の方が好みだったが、趣味の問題だろうか。
列車は6両編成で、追加料金不要の一般車4両と有料の「特別車」2両の合計6両つなぎ。うち最後尾の1両は半室が通常客室で、もう半分が展望室の構成。今回は夜間ではあるが展望室座席を選択してみた。名鉄の特別車はどこまで乗っても360円の一律料金なのが嬉しい。
出入り口から階段を上がって客室に入ると座席が5列。座席は平坦に配置されているのではなく、前方の座席は背もたれが低く、後方の座席は1段高いところに設置されているなど、できるだけ眺望を確保しようとした工夫の跡が見える。
この手の座席はリクライニングができない場合が多いが、この座席は若干ながら背もたれが倒れるのが特徴。後ろから見ると平らに見えるが、こうして見ると座席が階段状になっているのが分かる。
さすがにこの時間の後方展望となるとあまり目ぼしい景色もないが、終始100km/h以上で走っていて、流れていく景色に割とスピードを感じる。ちなみに前窓下には運転席があるので、前進時には運転手の声が聞こえてくることも。
車内には次の停車駅等を表示する電光掲示板があり、各種情報のほかに定期的に現在の速度が表示される。個人的にはそれほど高速運転のイメージがない名鉄だが、比較的長い時間110km/h以上で走っていたらしい。
豊橋から名古屋までは途中東岡崎、知立(ちりゅう)、神宮前、金山に停車し、所要時間50分で名古屋駅に到着。豊橋まで乗って来た区間快速が一足早く21:53に豊橋駅を出発しているが、こちらの方が圧倒的に停車駅が少ないこともあり、名古屋駅到着時点では快速特急が10分弱先着する。
そういえば、降車した名鉄名古屋駅には一見すると滑り台のような設備がある。どうやら列車で新聞が輸送されるそうで、新聞がこの滑り台で流されてくるのだそう。名古屋駅では名鉄以外にも近鉄に同じような設備があるとのこと。
品川駅を19時過ぎに出発し、約4時間で名古屋駅に到着。新幹線でショートカットした分、4時間弱で名古屋駅まで到着することはできたが、中途半端に出費が増えてしまった。今さらながら、これなら最初からこだま号のグリーン車で移動するでもよかったような。
というお話。