日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】BC0401(東京羽田/長崎・神戸経由便②)


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便名 : SKY0401
日付 : 2022/09/xx
機材 : B737-800
区間① : 東京羽田(HND)07:20→大阪神戸(UKB)08:35
区間② : 大阪神戸(UKB)09:15→長崎(NGS)10:25
区間マイル : 610
搭乗クラス : 普通席
運航 : SKY

 羽田から長崎行きのスカイマーク長崎経由便に搭乗。

(ここまでの移動はこちら)

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神戸空港の搭乗待合室には「黒レンガ倉庫CAFE」なる喫茶店があり、ここで販売されているフレンチトーストは割と評判が高いらしい。制限区域内にあるから日常的には中々利用しづらいが、機会があれば立ち寄ってみるのも良いかもしれない。

(神戸空港公式サイトの案内はこちら)

www.kairport.co.jp

神戸空港 黒レンガCAFE 生のフレンチトースト

(@神戸空港 黒レンガCAFE) 立ち寄ってみた

軽食を終えてお店を出てもまだしばらく時間があり、搭乗口前にある「Lounge神戸」に立ち寄り。妙にレトロなというか、空港の雰囲気に似つかわしくないサインだが、室内はよくあるカードラウンジといった雰囲気。

神戸空港 Lounge神戸

(@神戸空港)カードラウンジは搭乗便ゲートの目の前

そんなこんなで搭乗開始時刻になり機内に戻った。この便も羽田から神戸までの区間同様、スカイマークの401便と141便の2つの便名が付与されている。

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 搭乗口

(@神戸空港)SKY401便 搭乗口

隣の駐機場には沖縄行きSNA(ソラシドエア)のB737。この日は沖縄に台風が接近していた関係で欠航になってしまったようで、搭乗橋のない駐機場に移動されていた。このソラシドエアは九州本島、特に宮崎の航空会社にも関わらず、ここ数年では沖縄県内完結の路線にも就航しており、どうにもあまり方向性が見えない。余談だが、機内サービスで提供される「アゴユズスープ」は人気が高く、通信販売でも購入できるんだとか。

(SKY401便 大阪神戸/長崎) SNA B737-800

(SKY401便 大阪神戸/長崎)隣の駐機場にSNAのB737-800

この日搭乗した機材は同社のB737の中では古い飛行機だったようで、座席は厚みがある濃紺のシートのタイプ。座り心地が著しく悪いわけではないが、薄型のシートの方が足元に気持ち余裕がある感じがして個人的には好み。なお、機材が古かろうと新しかろうとWi-Fiは設置されていないから、この点に当たり外れはない。

(SKY401便 大阪神戸/長崎) B737-800 機内

(SKY401便 大阪神戸/長崎) B737-800の機内

搭乗している飛行機が出発すると同時に隣の駐機場の飛行機も動き出した。それほどターミナルの大きくない神戸空港だが、9時台前半には09:10発の札幌千歳行き、09:15発の長崎行き、09:20発の東京羽田行きが連続して出発する少し慌ただしい時間。ちなみにこの東京羽田行きは長崎発の神戸経由便で、この飛行機と逆のルートを辿っている。

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 神戸空港 SKY B737-800

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 隣の便も同時に出発

神戸空港は風が安定している場合は着陸が西側から、離陸が東側からが基本。先ほどは明石海峡大橋の上空を通過して神戸空港へ到着したが、出発の際には橋に向けて離陸滑走するような形。進行方向右側の座席に座っていると、大縄跳びの縄よろしく待ち構えている姿が見える。

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 神戸空港 滑走路

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 滑走路の延長線上に明石海峡大橋

離陸直後の進行方向右側には神戸市街地。通常ならこの辺りで真っ赤な神戸ポートタワーが見えてくるはずだが、工事でもしているんだろうか、覆いがかかっていて確認することができなかった。

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 兵庫県神戸市上空

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 神戸市街地を横目に上昇

離陸後しばらくすると眼下に小豆島が見えてくる。ぼーっと外を眺めていると、大分低いところを横切るように飛行機が飛んでいった。かなり低い高度に見えるが、どこに向かう飛行機だろうか。

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 小豆島上空

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 雲の辺りに飛行機が見える

この日はどういうわけか他の飛行機が良く見える日。水平飛行に移った頃、進行方向右側、自機よりも北側を平行に飛ぶ飛行機が現れた。Wi-Fiがないから調べる訳にもいかず、また、殆ど雲がなく距離感を測りづらいから、どれくらい離れているのかも分からない。

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 本州上空

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 自機よりも少し上の高度を並走している

今回搭乗したのは9月で、徐々に秋に差し掛かりつつあった頃。気温は相変わらず高いままだったが、秋らしいかなり高さを感じる空の様子は徐々に季節が移ろいつつあることを感じさせる。

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 本州上空

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 山口県上空

しばらく水平飛行が続くと本州最西端に到達。割と視界がクリアだったから、下関市内にある絶景ポイント、角島大橋も確認することができた。

(「角島大橋」についてはこちら)

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(SKY401便 大阪神戸/長崎) 山口県下関市上空

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 山口県下関市上空

長崎空港まで残り約200kmほど、九州に差し掛かった辺りから徐々に降下が始まり、少しずつ地上が近づいてきた。この辺りには石油の備蓄をしているという白島(しらしま)がある。写真には収めていないが、島の大きさと同じくらいの備蓄船?が複数停まっている珍しい島。

その先飛んでいくと宮地嶽神社の南側を通過。この神社は毎年秋と春先の夕方、参道の延長線上に夕陽が沈む様子が「光の道」として人気になっている。1年のうちのごく限られた数日のみ見られる風景ゆえなかなか難易度が高いが、一度目にしてみたいところ。

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 宮地嶽神社付近

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 宮地嶽神社付近

そのまま西へ飛んでいくと福岡空港上空へ辿り着く。長崎を訪れる機会があまりないこともあって、福岡市上空をこの高さで飛ぶというのはなかなかない経験。そういえば、ここでは福岡空港へ着陸直前の飛行機と交差した。こちらも降下中ということもあり、巡航高度で交差するときよりもかなり大きく見える。

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 福岡県福岡市上空

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 福岡県福岡市上空

福岡空港着陸時には少し遠く離れて見える福岡ドーム(現 : 福岡PayPayドーム)もこのルートではかなり近くを通過。福岡ドームの屋根は開閉式だが、開閉1回当たりの費用が高額、周囲に騒音配慮を要する施設が多くあるという事情から、年に数度しか開かないのだとか。

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 福岡県福岡市上空

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 福岡県福岡市上空

飛行機は更に西に飛び、佐賀県唐津市の手前で左旋回。遠方には唐津の街並みと、景勝地である「虹ノ松原」が見える。ここは以前車で訪れたことがあるので、またそのうち記事にしてみようかと思う。

(記事を投稿した場合には以下にリンク予定)

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 佐賀県唐津市付近

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 中央左が「虹ノ松原

ここまで来ると間もなく着陸。遠方には佐世保市街地が見えてくる頃、眼下にはハウステンボスの街並みが現れる。ハウステンボスというとそれほど大きなテーマパークの印象はないが、こうして上空から眺めると結構な広さであることが分かる。

(SKY401便 大阪神戸/長崎) ハウステンボス上空

(SKY401便 大阪神戸/長崎) ハウステンボス上空

着陸直前に目を凝らすと、三本の塔が現れる。これは大正時代に旧日本海軍の手によって建設された「針尾無線塔」。鉄筋コンクリート造で高さ約136m、周囲38m、塔の底面積115㎡の塔が300m間隔で正三角形に3本配置されている。ちょうど100年前に建設された建造物にしてはかなり大規模。その後1937年に建設された北海道の「タウシュベツ川橋梁」があれだけ劣化している*1ことを考えると、こちらの頑丈さが際立っている。

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 長崎県佐世保市上空

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 長崎県佐世保市上空

佐世保の先からは大村湾に入り、そのまま直線で着陸進入。意外と知られていないが、長崎空港は日本初の海上空港。湾内に浮かぶ箕島を埋め立てて建設されたのだそう。

空港ターミナルはどこか異国情緒を感じる雰囲気の建物で、割と無機質な、特徴のない建物の多い日本の空港の中では割と異質の存在かもしれない。

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 長崎空港

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 西洋風の雰囲気の空港ターミナル

駐機場に到着して窓の外を眺めると、かなり近いところに海が見える。他の会場空港は滑走路のみ海の近くで、ターミナルは島の奥というケースが多いから、ターミナルのごく近くに海が見えるというケースは珍しい。

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 長崎空港

(SKY401便 大阪神戸/長崎) 駐機場脇はすぐに海

ともあれ、そんなこんなで長崎空港に到着。

しばらく経由便として運航されてきたスカイマークの羽田/長崎線だが、2022年10月に始まる冬ダイヤからは別々の便として運航されるのだそう。時折ものすごく安い価格で販売されていて趣味的には面白い便だったが、手間を上回るほどの乗客はいなかったのかもしれない。

*1:毎年水没し、雪に埋もれている訳だから、むしろ良く耐えていると見ることもできるかもしれない。