日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】JAL/JL0305(東京羽田/福岡)


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便名 : JAL/JL0305
日付 : 2023/12/xx
機材 : A350-900(359/X12)
区間 : 東京羽田(HND)07:05→福岡(FUK)09:10
所要時間 : 02:00
区間マイル : 567
搭乗クラス : クラスJ
運航 : JAL(日本航空)

2023年も終わりが近づいてきた12月に福岡へ。

この日はこれほど早い便に搭乗する必要もなかったのだが、知人がJGC修行で沖縄に向かうというので早めの便に変更してお見送り。那覇行きがターミナル南側、福岡行きがターミナル中央あたりの搭乗口だったこともあり、搭乗口に戻ってきた頃には搭乗が始まっていた。

どういう訳かこの日はやたらと空いていて、クラスJは殆どの座席が空席。元々国際線機材のB777−300ERが使用されるはずだったところ、同機材の不具合で急遽A350−900に変更されたため、座席数が急に1.5倍になったことも影響しているかもしれない。

JAL305便 A350−900 クラスJ

JAL305便機内/ この時期にしては珍しい空席多数

この搭乗口は搭乗橋が2つ設置されているが、主翼側の搭乗橋はある程度搭乗が進んだ時点で早々に取り外された。ちなみに今回指定した10A座席はこの搭乗橋の幌が窓に当たる関係で汚れがつきやすく、眺望は他の座席と比べると一段劣るようなので要注意。

JAL305便 羽田空港第1ターミナル

羽田空港T1/ 後方の搭乗橋は先んじて閉鎖

朝7時過ぎの羽田空港は出発便が多く、1便出発するごとに言葉通り間髪入れずに次の出発便がやって来る時間帯。滑走路05に向かう途中では、進行方向左手にはC滑走路近くの少し離れたスポットからターミナル前のスポットへ移動しているA350-900型機が列をなしている様子も見られた。

JAL305便 羽田空港JAL格納庫前

JAL格納庫前/ 続々とトーイングされてくる

その後滑走路への道中では各社の駐機場前を通過するが、スカイマークの格納庫では「ピカチュウジェット」の1号機•2号機が羽根を休めていた。就航当初は沖縄路線を中心に運航されていたようだが、早々に沖縄を無関係に全国を飛び回るようになったらしく、狙い撃ちして搭乗するのはなかなか難しくなった。

(「ピカチュウジェット」についてはこちら)

www.skymark.co.jp

JAL305便 羽田空港 SKYMARK格納庫 ピカチュウジェット

SKYMARK格納庫/ ピカチュウジェットが勢揃い

その隣にはANAグループの格納庫があるが、ここにはエンジンの取り外されたA321型機の姿。エンジン部品の製造上の問題によって、約30機について部品の交換作業が必要になったとか。その関係で機材が不足し、年明けの2024年1月から7月頃まで一定の便数を欠航する計画になっている。

それにしても何が悪いのか、B777型機のPW社、B787型機のRR社と同社はエンジンの選定に関しては悉く外していて、常に羽田空港にはエンジンのない飛行機が止まっているイメージがある。

JAL305便 羽田空港 ANA格納庫  A321neo

ANA格納庫/ 7月までは苦しい機材繰り

滑走路05に到着するとちょうど先行機が滑走開始したタイミングで、そのまま滑走路に進入。そのまま滑走開始するには先行機との距離が短かすぎ、少し待機してこちらも離陸滑走を開始した。

JAL305便 羽田空港 滑走路05

羽田空港滑走路05/ 滑走路の奥の方に先行機が見える

羽田空港のD滑走路、滑走路05を離陸すると上昇しながら右旋回し、東京湾上で高度を稼ぐ。横浜ベイブリッジやみなとみらいのランドマークタワーが見えてきて、神奈川県横浜市の南側を通過する頃には結構な高度になった。いつもより高いところにいるようにも思えるが、この日は向かい風が強かったのだろうか。

JAL305便 神奈川県横浜市上空

神奈川県横浜市上空/ 手前に大黒埠頭、奥にみなとみらい

この日は比較的空気が澄んでいて羽田空港で地上滑走をしている時点ですでに富士山は見えていたが、離陸上昇の最中、神奈川県内を飛んでいる時に機窓から見えるというのはなかなか珍しい。

JAL305便 神奈川県藤沢市付近

神奈川県藤沢市付近/ 奥に見えるのは箱根の山々

大阪行きなど、海沿いを飛ぶ路線では江ノ島が進行方向右手ほぼ直下に見えるが、福岡行きはそれよりもだいぶ内陸を飛ぶルート。東海道線よりもさらに北側を飛んでいるから、江ノ島は進行方向左手少し遠いところに見えてくる。

(大阪行きの機窓についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

JAL303便 神奈川県藤沢市付近

神奈川県藤沢市付近/ 霞がかっているが、江ノ島はわかりやすい

大阪•鹿児島•那覇行きなどの海側ルートで進行方向右手に見える富士山は、福岡•大分•熊本行きなどの内陸ルートでは進行方向左手直下に現れる。ほぼ真下に近い位置関係で、窓に反射させずに写真を撮るのになかなか難儀する。

(大分行きからの富士山はこちら)

biketourist.hatenablog.com

JAL305便 富士山上空

富士山上空/ 殆ど真上を通過

その後しばらくうとうとして、起きると飛行機はすでに玄界灘まで到達していた。滑走路の1本しかない福岡空港混雑のために少し北側に旋回し、最終の着陸体制に移行。博多港にはいつものことながら色とりどりの海外コンテナが山積みになっている。

JAL305便 福岡空港付近(博多港)

博多港付近/ コンテナのロケーションはどうやって管理するのだろうか

博多港、JR鹿児島本線篠栗線山陽新幹線を飛び越えて、この日は空港北側から着陸。冬場の西向きの便にしては向かい風の影響を受けなかったようで、着陸時点では定刻よりも40分ほど早い08:25だった。ここからドアが開くまでは約10分ほどを要するが、それでも定刻よりは約20分ほど早く、08:40よりも少し前に降機。

JAL305便 福岡空港

福岡空港/ 定刻より約20分早く着陸

この日は夕方以降に大分方面で予定があったがまだしばらく時間に余裕があり、空港近隣の温浴施設を訪れてみることに。訪れたのは福岡空港から歩いても20分ほどでアクセスできる「万葉の湯」。宿泊施設だが日帰り入浴も受け付けている。

(「万葉の湯」についてはこちら)

www.manyo.co.jp

福岡県福岡市 万葉の湯

万葉の湯/ 空港から徒歩圏内の最寄り温浴施設

施設は少し古いものの綺麗に維持されているのだが、利用しようかと思った岩盤浴は時間が早すぎて営業開始前。加えて如何せんインバウンド観光客を中心として混雑が激しく、ゆっくりするというのは少し難しそう。もう少し郊外の施設を訪れた方が良かったかもしれない。

というお話。