便名 : 快速特急 京とれいん 雅洛
日付 : 2022/04/xx
区間 : 京都河原町(10:41)→大阪梅田(11:25)
乗車クラス : 普通席(全席自由)
運行 : 阪急電鉄
京都から大阪へ移動する。
移動直前はちょうど河原町辺りにいたから移動はJRではなく阪急にしたのだが、携帯電話で時刻表を調べていると、「快速特急 京とれいん雅洛」なる見慣れない文字が現れた。調べてみると面白そうな列車だったので、わざわざ30分ほど待ってこれに乗車することに。
一見するとホームが1つしかない京都河原町の駅だが、通常使っているホームは1号線と3号線*1。2号線は切り欠かれた大阪梅田側のホーム先端にあり、ラッシュ時を中心に利用されていて、通常日中には使用されていない。
列車は大阪梅田から10:15に到着しているはずで、割と発着が忙しいこの駅のどこに25分も停めているのかと思ったが、実際にはこの2号線ホームに停車している。あまり大々的な案内はなく、ホームをさまよっているうちに表示があることに気がついた。
そんなわけで100mほど歩いて2号線ホームに到着。ヘッドマークのついた車両は金の帯を纏っている。元々落ち着いた阪急の車両だが、帯がつくとより落ち着いた印象を受ける。列車は6両編成で、2両ずつ、3つのコンセプトの車両が繋がっていて、追加料金を要しない列車としてはかなり贅沢な設え。
(公式サイトはこちら)
車両ドア横には「京とれいん 雅洛」のロゴ。後ほど紹介するが、車内はかなり手が加えられていて、およそ一般の列車では利用できないと思われるほど作り込まれている。
列車が既に停車しているのに気づいたのが出発20分ほど前で、15分前に乗車した段階では4割ほどの座席が埋まった状況。個人的には知らなかったが、割と知名度は高いのかもしれない。
出入り口から車内に入るとのれんがあり、車内に進む。車両は元々3つドアだか4つドアだかの通勤電車だったようだが、うまいことドアがあったであろうスペースは埋められていてほとんど違和感がない。
隣の車両に抜けると、車両中央には小さな庭。2号車には「枯山水の庭」、5号車には「京町家の坪庭」がある。車内に日本庭園が設置されている列車、他にあっただろうか。春先に乗車した「花嫁のれん」にもさすがになかったような。
(所々近い内装の「花嫁のれん」はこちら)
それ以外の2号車、5号車の客室は割と普通な設え。通常の列車であればこの程度でも十分手が込んでいるのだが、この列車の他の車両がその数段上を行っている。
とりあえずすべてのタイプの内装を見てみようということで3号車まで進み、ちょうど見つけた空席に落ち着いた。その後割と早いペースで座席が埋まり、こと3号車に関してはほとんど満席の状態で京都河原町駅を出発。なお、写真には映っていないが、反対側は通路から窓側に向けて椅子が設置されていて、囲まれ感があるからか、こちらの方が人気が高かった。
河原町を出発すると、京都側では烏丸、桂のみに停車し、特急の停車駅をもいくらか飛ばして次の停車駅は淡路。その後十三、梅田とかなり停車駅は少な目。ただ、直前に出発する特急に続行して走っていくから、常に全力疾走というよりはちょっと流し目で余裕のある走り方。
最後の停車駅、十三からは宝塚、神戸方面からの路線と合流し、3複線で終点の大阪梅田に向かう。ちなみにこの十三は今回乗車した「快速特急」と交互に運転される「快速特急A」は停車しない*2ので注意。
席を立って出入り口に向かうと、車内の電光掲示板は駅名とともに桜が表示されている。ちょうど乗車したのが4月だったからなのか、通年この表示なのか、どっちなんだろうか。ちなみに似たようなところでは、現行の山手線の車両は最後尾車両の行先表示のところが月によって表示が変わっている。
そんなわけで大阪梅田駅に到着。ここでJRに乗換え、兵庫県の桜の名所へ向かった。