航空会社ラウンジに負けず劣らず。
街中で用事を終えて鹿児島空港に戻ってきた。レンタカー返却後、空港2階にあるレストランで食事をし、なお1時間ほどの時間があったから初めてカードラウンジを訪れてみることに。
(訪れた「エアポート山形屋 ファミリーレストラン」はこちら)
鹿児島空港のカードラウンジは空港2階の一般エリアにある。そのため、搭乗に際しては保安検査場の通過を要するから、少し早めに出発する必要があるのは若干のデメリット。その代わり、航空会社ラウンジと違って到着時にも利用することができる点は他空港と同様。
(公式サイト案内はこちら)
ラウンジへアクセスするときには空港2階商業エリアの端にある「AIRPORT GALLERY」を通過して奥の方へ進んでいく。ちなみにラウンジ手前にはコンセント電源の設置された椅子がいくつか用意されていて、旅慣れた(ように見える)利用者がのんびりくつろいでいた。
ラウンジの入口は「AIRPORT GALLERY」を通り抜けた先右手。営業時間は07:00から20:00までで、保安検査場の通過締切時刻を考慮すると概ね始発便から最終便までカバーしている。
受付で当日の搭乗券と保有するクレジットカードを呈示して入室。入室する際、受付でおつまみを2種類選ぶことができる。入ったところすぐにはソフトドリンクのドリンクバーがあるのだが、よく見る一通りのラインナップに加えて「マンゴージュース」があるのが割と珍しいかもしれない。
また、珍しいところでは焼酎大国の鹿児島らしく、焼酎の試飲が用意されている。あくまで「試飲」なので紙コップは小さめだが、カードラウンジでアルコールの用意がある空港はそう多くない印象。
ラウンジ内はカウンター席や個別席など、いくつかの席のタイプがある。席数は割と多めで、ここ最近の鹿児島空港の機材の大きさを考えれば席が見つからないほどの混雑にはならなさそうな。
ここまで見て、どことなく内装が新しいような…と思ったのだが、それもそのはず、このラウンジは2020年にリニューアルオープンしたらしい。近頃のトレンドを反映して、カウンター席にも個別席にもコンセントが設置されているから、電源に困るということもなさそう。
ラウンジ中央の個別席は椅子があちこちに向いているが、うまい具合にパーテーションで仕切られていて、どの座席に座っても気にならないような工夫がされている。それほど周囲を囲まれているわけではないが、座ってみると半個室くらいの囲まれ感。
ラウンジ内にはお手洗いも設置されていて、ラウンジを出る必要がないのがありがたい。また、ご時世らしく、ラウンジ内には電話ブースが3つほど設置されている。しばしば仕切られたところで電話したいことがあるから、この設備はありがたい。ただ、ドア上は換気口になっていて、室内の声はおそらく筒抜けなのであまり込み入った電話は避けたほうがよさそう。
そんなこんなで1時間ほどの滞在を終えて出発。鹿児島空港の航空会社ラウンジは両社ともそれほど広くないから、場合によってはこちらのほうが快適ということもあるかもしれない。
というお話。