便名 : 便名なし
日付 : 2022/08/xx
区間 : 天文館(18:30)→鹿児島空港(19:25)
所要時間 : 00:55
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運行 : 南国交通
鹿児島空港から最終便で帰京するためにバスで移動。鹿児島市内から鹿児島空港行きのバスは、鹿児島最大の繁華街「天文館」と鹿児島中央駅前にある「南国センタービル」内にあるバスターミナルからの出発。今回は「天文館」から乗車する。
(当該路線に関する公式ホームページはこちら)
その天文館へは鹿児島駅から路面電車(鹿児島市電)で移動。鹿児島駅にはかつて常磐線でも活躍していた旧型車両が停車していたが、この車両はその後9月に引退したのだそう。幼い頃は千葉で、近頃は鹿児島でお世話になった身近な車両だったこともあり、何とも感慨深い。
さて、鹿児島駅では市電に乗り換える。ここ数年、鹿児島駅前の市電乗り場は建て替え工事でしばらく休止*1していたが、2022年になってようやく営業を再開したところ。
新しく出来た鹿児島駅前電停はかつての市電乗り場と比べると少し天井が低く、頑丈になったように見える。加えて、以前はなかった電光掲示板が設置されている。
ちなみにこちらがかつて同じ場所に建っていた、2020年2月頃に解体途中だった旧駅舎。線路の構成なんかは新駅舎と変わっていないことがわかる。屋根の形のせいだろうか、ちょっと車庫っぽい雰囲気。
余談が過ぎたが、直近で発車する市電に乗って「天文館通」電停まで移動し、バスに乗換え。2023年1月現在、鹿児島市電は鹿児島中央駅前を経由して郡元(こおりもと)へ向かう2系統と、間もなくの2023年5月に開業する予定のシェラトン鹿児島前を通って郡元、その先谷山まで向かう1系統の2路線が発着しているが、天文館はいずれの路線も経由する。
(鹿児島市交通局の公式ホームページはこちら)
天文館までは約10分ほどの所要時間で、運賃は170円。電車を降りると鹿児島駅が背面側、鹿児島中央駅が奥側だが、空港に向かうバスは2022年4月に開業した「センテラス天文館」の反対側にあるバス乗り場からの出発なので注意。
バスはすでに到着していて、乗車時に支払いを済ませて乗車。バスは天文館→鹿児島中央駅の順で廻っていくから、確実に乗車する場合には今回のように天文館からの乗車が安全。尤も、同路線はそれなりに本数も多いから、相席や補助席も考慮すると積み残しが出たというのはあまり記憶にないが。
ちなみに鹿児島空港連絡バスの各路線のうち南国交通運行便のみ(同路線は鹿児島交通との共同運行で、概ね交互に運行している。)、2022年初旬からVisaのタッチ決済が導入されている。どうにも相変わらず鹿児島の公共交通機関は決済廻りの足並みが揃わない。
バスは天文館を出発するとしばらく直進し、いづろ通の交差点を右折、大門口通りをしばらく走ったのち、大門口交差点で再度右折してパース通りに入り、直進して鹿児島中央駅に向かう。天文館で鹿児島中央駅方向を向いていればこんなややこしいことは必要ない気がするが、交通量的に停められないんだろうか。
ともあれ、天文館から10分ほどで鹿児島中央駅近くにある南国センタービルの空港連絡バス乗り場に到着。ここで多くの乗客が乗車し、ほとんど満席になった。
鹿児島中央駅を出発するとバスは南へ進み、中洲通交差点で右折してJRの線路をまた異だ後、新武岡トンネルを抜けた先にある九州自動車道の鹿児島インターチェンジから高速道路に入る。ちなみにこのバスは往復でルートが異なっていて、鹿児島市内行きの場合には鹿児島北インターチェンジで降りて国道3号線のルートをたどる。
バスは鹿児島中央駅を若干の遅れで出発したものの、比較的アップダウンが続く鹿児島県内の九州自動車道を快調に走行し、概ね定刻通りに鹿児島空港に到着した。比較的渋滞しがちな道路を含んでいるわりには、過去それほど遅延したことはない印象がある。
交通系ICカードが利用できるようになるか、いずれの会社でもVisaのタッチ決済が利用できるようになるといいのだが、なかなかそうもいかなさそうな鹿児島のバス事情。空港、鹿児島中央駅とも、自動券売機でクレジットカードが使えるから、それで妥協するしかないのだろうか。
というお話。