日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】空港リムジンバス(熊本駅前/阿蘇くまもと空港)


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便名 : 便名なし
日付 : 2021/04/xx
区間 : 熊本駅前(17:25)→阿蘇くまもと空港(18:27)
乗車クラス : 普通席(全席自由)
運行 : 九州産交バス

佐賀を訪れた日の帰り。

(往路、佐賀までの移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com

新鳥栖から新幹線で熊本に移動し、熊本からはジェットスターで成田という旅程。何でこんな旅程にしたのか忘れたが、たしか直前に予約した割に安かったんだったと思う。

熊本駅 PIXAR新幹線 800系

(@熊本駅)対向ホームには特別塗装の新幹線

新幹線で熊本駅に到着すると、反対側ホームには「トイ・ストーリー」公開から25周年を記念した特別塗装の新幹線が停車中。九州新幹線は他の新幹線に比べて特別塗装が多いようなイメージがある。

訪問当時、熊本駅はちょうど再開発が終わったところ。たとえばロータリーの一角にある「アミュプラザくまもと」は訪れた2021年4月の開業。以前の白い欧風の駅ビルの記憶がぼんやり残っているから、この変わりようにはビックリする。

以前別の記事にも記したが、九州各県の中心駅の駅前はどこも盛んに再開発されている一方で、西九州新幹線の影響か佐賀駅だけ若干中途半端な状況になっているが、あちらは今後どうなるんだろうか。

熊本駅前ロータリー アミュプラザくまもと

(@熊本駅前)正面の駅ビルは2021年4月開業

ロータリーの一角には路面電車のりば。乗り場に設置されたベンチの長いことが有名だったが、あまり使い勝手が良くなかった*1ことで長さが短くなったんだとか。

熊本駅前 熊本市電のりば

熊本駅前 熊本市電のりば

今回乗車する空港行きのバスは駅前ロータリー内ではなく、大通り上にあるバス乗り場からの発着。

熊本空港のアクセスで特徴的なのは、市街地と空港を往復するバス以外に、阿蘇や高千穂、遠いところでは大分まで行くバスが空港に立ち寄るところ。熊本発各地行きの便は空港までの短距離利用ができないが、各地から熊本に向かう便は空港到着時点で空席があれば市街地までの区間の利用ができるようになっている。

(空港から各地へのアクセス情報はこちら)

www.kumamoto-airport.co.jp

熊本駅から熊本空港までの所要時間は1時間で、運賃は800円(2021年4月時点)。駅から空港までは約20kmほどの距離だが全線一般道経由で、交通量が多いからか思いの外時間がかかる。

この点、別途新幹線代が掛かってしまうが、新幹線で博多へ移動し地下鉄で福岡空港へ向かっても所要時間には大差ないかもしれない。しかも、熊本と福岡では福岡の方が割引運賃は充実しているケースが多く、新幹線代を加味してもトータルの運賃はどっこいどっこいといった感じ。

ともあれ、バス停でしばらく待っているとバスがやって来た。便によっては路線バスタイプの車両で運行されるようだが、乗車する便は高速バスと同じ型の車両で、当時は出入口側の最前列のみ閉鎖されている運用。Suicaをはじめとした交通系ICカードも使用可能。

九州産交バス 空港リムジンバス

九州産交バス 空港リムジンバス

各事業者によって様々な感染防止対策が採られているが、このバスでは座席間には布製の、前後にはアクリルの仕切りが追加されている。

九州産交バス 座席仕切り

初めて見かける製品

九州産交バス 座席仕切り

九州産交バス 座席仕切り

熊本駅を出発すると数分おきに乗車停留所に停車。出発から40分ほどの益城インター口バス停までが乗車専用停留所で、そこから先、グランメッセ前、テクノ団地入口、テクノリサーチパーク入口は乗降可能な停留所。テクノリサーチパーク入口は見る限り田畑のど真ん中といった感じで、名前と実態があまり対応していないような印象。何のリサーチをしているんだろうか。

バスは時刻表通り出発から1時間で建て替え工事の真っ最中の阿蘇くまもと空港に到着。国内線の仮設ターミナルは空港内の一角に小ぢんまりと設置されている。

阿蘇くまもと空港 空港リムジンバス

阿蘇くまもと空港 空港リムジンバス

空港では約90分の待ち合わせ。もう少し時間があれば空港近くのラーメン屋でも訪れたところだったが、さすがにこの時間では少し心もとない。

*1:ベンチを跨いでいく人が多かったらしい。