日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】JAL/JL0576(帯広/東京羽田)


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便名 : JAL/JL0576
日付 : 2021/08/xx
機材 : B767-300ER(A43)
区間 : 帯広(OBO)20:15→東京羽田(HND)21:55
所要時間 : 01:40
区間マイル : 526
搭乗クラス : 普通席(国際線機材)
運航 : JAL(日本航空)

JR帯広駅からバスでやってきて、飛行機で帰京。

(ここまでの移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com

出発まで2時間ほどの時間があり空港内外を散策してみると、酪農の強い十勝地方の空港らしく空港には牛のオブジェ。ちょっとマインクラフトっぽさがあるような、ないような。

帯広空港 牛

ハリボテ系

ちなみに、到着出口前には帯広名物の「ばんえい競馬」の「ばん馬」のモニュメントもある。実際にご覧になった方はご存じだと思うが、通常見かける競馬のサラブレッドなどとは異なり、実物の馬体重は約1,000kg近い大型の馬で、かなりの存在感。

帯広空港 ばん馬モニュメント

通常の馬の倍以上の脚の太さ

2階には売店とフードコートがあり、六花亭売店では賞味期限が極めて短い「サクサクパイ」を販売している。パイの食感が損なわれないようにということで、賞味期限は3時間しかない。当初は帯広地区だけで販売されていたが、近頃では新千歳空港でも販売されているので見覚えのある方もいるかもしれない。時間があれば購入してみてはいかがだろうか。

帯広空港 サクサクパイ 看板

名物

地方空港にはJAL系(というよりは旧JAS系?)が強い空港とANA系が強い空港があるが、ここ帯広空港に関してはどちらかといえばJAL系が強いと見える。というより、そもそも帯広へANA直営の便は就航していなかった*1。そんな訳で、保安検査場を越えた先、制限区域内の売店JAL系のBLUESKYが大きく出店している。

帯広空港 BLUESKY

店舗は数ヵ所に分かれており、右手にも店舗あり

この日は東京からの便の到着が若干遅れ、折り返しとなるこの便も遅れが連鎖。便数が大きく減少していたこの約2年間ではあまり遅延に遭遇する機会はそれほど多くなかったが、便数が徐々に回復しているなかで徐々に遅延が見られるようになってきた。これに国際線まで戻ってきた時には、果たしてどうなるのだろうか。

ともあれ、少し遅れて搭乗開始。この便は国際線機材での運航で、空港に到着した時点でアップグレードしようか悩んだのだが、クラスJの通路側よりも普通席でも窓側を優先しそのまま搭乗することに。尤も夜間のフライトなのでこれといって目ぼしい景色があるわけではないのだが。

JAL A43 シート

最近減ってきた旧タイプの普通席

機材はB767-300ER(A43)。「JAL SKY WIDER」が導入される以前の、昔ながらのエコノミークラスの座席。座席表地のデザインこそ少し古めかしいが、この座席はシートメーカーとしてお馴染みの「RECARO」社製で座り心地は割と上々。

(以下、外部サイト)

www.jal.co.jp

JAL A43 シート

枕はハンモック構造

この日の座席は最後尾列だったのだが、荷物棚の少し下にはかなり短いカーテンレールがある。今や長距離路線に登板することはないのだろうが、一昔前、長距離路線に就航した際には乗務員の休憩スペースか何かに使われていたんだろうか。

JAL 767-300ER 機内設備

謎のカーテンレール

ちなみにこの機材、座席こそ旧タイプだがJALに導入されたのは2010年頃で、まだ10年ほどしか経過していない。当時経営再建中だったこともありそれほど強い個性は見当たらないが、各座席に比較的大きなサイズの液晶画面が設置されているあたり、割と最近の機材らしさを感じさせる。

JAL A43 普通席 シートモニタ

この座席にこれ以上のサイズは難しそう

国内線に転用されたB777-200ERを除いて、JALの国際線機材が国内線で運用される際には機内Wi-Fiが使えない。従って搭乗中は大雑把な経路しか把握できなかったものの、離陸後しばらくは太平洋上を飛行し、岩手県宮古市上空で本州に上陸、その後南下を続け羽田空港の34L滑走路に着陸するルートだった模様。

羽田空港に着陸する際、多くの場合は西からの便が第1ターミナル側の34L滑走路、北からの便が第2ターミナル側の34R滑走路を利用するイメージなのだが、この頃搭乗した便は北から帰ってきたときも34L滑走路を利用することが何度かあった。管制官のサービスか何かだったんだろうか。…と書いたところで、以前も同じようなことがあり、ほとんど同じようなことを書き残していることに気がついた。

(前回の記録がこちら)

biketourist.hatenablog.com

前回も今回も北海道からの便で、時間帯も22時から23時の間だった。もしかすると何か特定の条件を満たすときにこのルートになるのかもしれない。いずれにしても、個人的には着陸後ターミナルまでが近く、すぐに降機できたのが嬉しかった。

というお話。

*1:AIRDOのコードシェア便として利用することはできる。