日付 : 2022/01/xx
泊数 : 1泊
部屋タイプ : シングル(16㎡)
宮崎県内を移動した一日。
(ここまでの移動はこちら)
この日宿泊したのは「JR九州ホテル宮崎」。宮崎駅の繁華街は駅から徒歩で10分ほど歩いたところにあって思いの外駅付近には宿泊施設が少ないのだが、その中で一番好みなのがこちらのホテル。
(公式サイトはこちら)
余談だが、九州の県庁所在地のうちいくつかはここ数年の間にかなり大規模な再開発が行われている。宮崎もその例外ではなく、2020年秋に宮崎駅前に「アミュプラザ みやざき」が開業、駅前の雰囲気が一変している。そう考えると、現在再開発が行われていないのは佐賀駅くらいだろうか。再開発しようにも建設する、しないを含め、新幹線の計画が纏まらないことにはどうしようもないのかもしれないが…。
今回は自転車旅行な訳だが、駅前のホテルというと駐輪場がないケースが多く、こちらも同様にホテルとしての駐輪場はなし。そのため、自転車はビル横、鉄道高架下の公営駐輪場に駐輪。駐輪場と言えばいくらか駐輪料金がかかるのが一般的だが、なんとここは無料で良心的。ただその分、防犯はより一層自己責任で管理しないといけない。
フロントへはビル1階からホテル専用のエレベーターで向かう。なお、このエレベーターは客室までの移動の役割を共用しており、時間帯によっては少し待つことになるかもしれない。ちなみに1階にはコンビニ店舗や高速バス乗り場などがある。
エレベーターを降りると目の前がロビーラウンジで、奥には朝食会場。
自動チェックイン機でチェックインを終えて客室へ移動。客室は16㎡でそれほど広くはないが、テーブルは壁いっぱいに広がっておりスペース十分。ホームページの画像ではベッドの上に青いベッドスローが敷かれているが、ご時世だろうか、今回の宿泊時は省略されていた。
今回割り当てられた部屋は北方向、つまりこの日走ってきた方向(大分・延岡方面)を向いている。宮崎平野に位置し右手には太平洋という場所ゆえ、窓からの景色はかなり平たい。
逆サイド、エレベーターホールから見た南側の風景はこのような感じ。
元々駅から少し離れた前述の繁華街に百貨店等はあったのだが、今回訪れた際には記憶にないほど多くの人が駅前に、正確に言えば「アミュプラザ」に集っており、街の流れが一変している様子が見える。あまりの変化に従前の繁華街が心配になるが、それだけでは止まらず、下手をすればここから100km以上離れた鹿児島中央駅の「アミュプラザ」も来客が減少している可能性もあると考えると、JR日豊本線の特急「きりしま」の未来にも影響してくるかもしれない、それくらいの変化が起きている。
(「アミュプラザ」の情報はこちら)
大分壮大な話に飛躍してしまったので、室内に戻ろう。
ベッドボードは旧式だが、コンセントが1口設置されている。コンセントでもUSBポートでもいいが、なにか1口あるだけで快適性がだいぶ向上する。
水回りはバス・トイレ別。シンク周りは少し狭めだが、使用上全く問題ないサイズ。
アメニティは標準的なラインナップ。
シンクは若干狭かったが、一方でバスタブは十分な大きさがあり問題なく脚を伸ばせるサイズ。バス・トイレ別でも椅子と桶が設置されているホテルはあまり多くないが、こちらのホテルには用意されていた。
一方、バスルームの遮音性はそれほど高くないようで、お湯を張っている時の水の音が割と大きくベッドまで響いてきていた。なお、気密性は割と高いようで、浴室のドアを閉めてお湯に浸かると湯気でのぼせそうになるから、長風呂する際には適宜ドアを開けて換気することをおすすめ。
この日、ホテル到着前にチキン南蛮の有名な「おぐら」を訪れており駅周辺で食事することはなかったのだが、食事を近隣で済ませようとした場合、以前はホテルの中、もしくは宮崎駅構内(高架下)にある限られたレストランから選ぶ必要があったところ、いまは目の前に見える「アミュプラザ」からも選択できるようになったため、「宮崎名物」に拘らなければ*1現在ではかなり充実している。
今回は洗濯を伴う自転車旅行*2だったため、この日はコインランドリーを利用。洗濯機は200円/回、乾燥機は100円/30分で、洗濯1回と乾燥2回の計400円かかった。なお、両替機の設置はないので、フロントで両替するか、ランドリーコーナーにある飲料の自販機で小銭を作る必要がある。
翌日は今回の旅行の中では最も長い距離を予定しており、洗濯を終えたタイミングで就寝。翌日は日の出と同時に出発すべく6時過ぎに起床し、急いで仕度を済ませて7時過ぎに出発した。できれば朝食を摂ってみたかったが、この日はそれほど余裕がある一日ではない。
ともあれ、2022年1月時点において、宮崎駅付近で宿泊する場合の第一候補にして問題ないホテル。というお話。