日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】JAL/JL0643(東京羽田/鹿児島)


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便名 : JAL/JL0643
日付 : 2020/10/xx
機材 : B767-300ER(763/A25)
区間 : 東京羽田(HND)08:15→鹿児島(KOJ)10:00
所要時間 : 01:45
区間マイル : 601
搭乗クラス : クラスJ(座席のみファーストクラス)
運航 : JAL(日本航空)

しばらく自転車の記事が続いたので、たまには毛色の違う記事を。これも放っておいたうちに1年近く経過してしまったのだが。

これは鹿児島を訪れた際の記録。行きはJALで飛び、復路はUA(United)の特典航空券で帰ってくるという旅程だった。当時は「go toキャンペーン」の全盛期で、羽田は久々の盛況ぶり。一時は電光掲示板に表示された行き先の大半が「欠航」の赤い文字だったが、この時期は一時的にかなり回復していた。

羽田空港 第1ターミナル 出発階

(@羽田空港)全盛期にはほど遠いが、それなりの混雑

鹿児島へ飛ぶ際、普段は6時過ぎの始発便だがこの日は8時過ぎの2便目。朝の2時間の差は思っている以上に大きく、こちらの便の方が身体に負担が少ない。ただし、その分割引運賃では始発便よりも若干値段が高いのはご愛敬。

この日の搭乗口は4番で、ターミナルの果てにある搭乗口。ターミナル中央の保安検査場(検査場C)からだと約500mとそれなりに遠く、徒歩5分強から10分弱ほどの距離。

JAL643便 羽田空港 第1ターミナル 4番搭乗口 B767-300ER

目の前には格納庫

搭乗する機材はB767-300ER。一昔前は羽田から鹿児島でも日に数便はB777が飛んでいたのだが、気づけばB737が主体になり、B767も日に数便になってしまった。そういえば、JALJASが統合した直後はA300やMD90なんかも飛んでおり、思えばあの頃は随分バラエティーに富んでいた。

今回は予約当初からクラスJを手配。数年前に料金体系が変わってから普通席とクラスJの事前購入金額には割と差が生じがちだが、今回の旅程ではそれほど大きな差が生じていなかった。そして今回はクラスJながらファーストクラスの座席を確保。

2021年7月現在、JALのファーストクラスは国内幹線(=東京-大阪/福岡/札幌/那覇)のみだが、機材繰りの関係か、しばしばこれ以外の路線にもファーストクラス座席が設置されている飛行機が飛んでいる。この際、ファーストクラスの座席はクラスJとして営業されており、当該区画は主に上級会員に解放されている(=平会員でログインすると事前指定できない)ようだが、今回は運よくその区画を指定できた、という訳。

旅行通で既にご存じの方も多いかもしれないが、B767が飛んでいる路線では割と起きがちなので、搭乗する際はそんなことも気にしてみるとより快適に旅行できるかもしれない。

JAL643便 B767-300ER A25 ファーストクラス 座席

+1,000円でこの座席はお買い得

搭乗口に到着し、しばらくして搭乗開始。ただでさえ競争率の高いこのファーストクラス区画、さすがに窓側は確保できず確保したのは通路側。

余談だが、777に導入された初代の座席は小糸工業が製造していたが、何やら製品の検査に関して一騒動あったらしく、導入2機種目の767では天竜エアロコンポーネントに変更になっている。ちなみに2020年の秋以降、一部の737のクラスJ座席を換装することになったもこの影響なんだとか。

(座席換装されたB737型機に搭乗した際の記録はこちら)

biketourist.hatenablog.com

767の座席は初代と比較して割と硬め。座席としての掛け心地は初代のほうが好みだったが、品質面で問題があるとなるとどうしようもない。初代は離陸とともに背もたれが若干倒れるような感覚のある、不思議な座席だった。何度か利用して毎回そうだったが、あれは仕様だったのだろうか。

閑話休題

座席は2-1-2の横5席配列。隣席との間にはかなり大きい固定式の仕切りがあり、着席している分には隣の席の様子はわからず、ほぼ気にならない。そういえば、まだこの頃はオーディオの提供があった。

JAL643便 B767-300ER A25 ファーストクラス 座席

隣との間には大きな仕切り

JAL643便 B767-300ER A25 ファーストクラス 座席

窓の外はなかなか見づらい

前述の仕切りの存在もあり、外の様子はなかなか見づらい。となると本でも読むか、眠るくらいしかすることがない。ただ、座席は快適だし、後方はパーテーションにはあるから気兼ねなくリクライニングを倒すこともできる。そうこうしているうちにあっという間に着陸体制に移行し、鹿児島空港には定刻通りに到着した。

都合のよい便にこの機材が入ってくれるかどうかは運任せな面はあるが、せっかく移動するのならできるだけ快適に移動したいもの。今後も機会があれば積極的に狙っていきたいところ。

というお話。