日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】JAL/JL0655(東京羽田/鹿児島)


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便名 : JAL/JL0655
日付 : 2022/11/xx
機材 : B767-300ER(767/A25)
区間 : 東京羽田(HND)19:30→鹿児島(KOJ)21:25
所要時間 : 01:55
区間マイル : 601
搭乗クラス : 国内線ファーストクラス(当日有償UG)
運航 : JAL(日本航空)

この日の最終便で鹿児島へ移動。

2022年10月から始まる冬ダイヤから、JALの広島・鹿児島の両路線で国内線ファーストクラスの提供が始まった。いずれの路線も全便ではなく、鹿児島であれば全8便のうち4便が対象便になっているが、ちょうど今回搭乗した羽田発の鹿児島行き最終便がそのファーストクラス営業便だったのでアップグレードして利用してみることに。

空港には出発約1時間ほど前の18:30ごろ到着。事前に確認していたが、この時点ではファーストクラスにまだ数席の空席があり、自動チェックイン機で追加の支払いをして手続完了。サービスと対価が見合っていないとは思わないのだが、普通席から10,000円*1、クラスJから8,000円というと、払う側としてはちょっと気合いのいる金額。

保安検査場を通過して搭乗口に向かったが、搭乗開始までまだ少し早く、搭乗待合室で待機。どうやらこの日は搭乗口が変わったようだが、バスゲートに変更になるならともかく、4番から隣の5Aに変更されたところで実質は殆ど影響なかった。

JAL655便 羽田空港第1ターミナル 搭乗口

JAL655便 羽田空港第1ターミナル 搭乗口

しばらくして搭乗開始。今回は何も考えずにGroup1で搭乗してしまったが、B767型機では通常出入り口は前方1箇所で、搭乗時には必ず乗客がファーストクラス区画を通過していく。それゆえ、荷物が多いでもなければある程度搭乗が終わってからの方が落ち着いて仕度ができるかもしれない。

JAL655便 B767-300ER ファーストクラス座席

JAL655便 B767-300ER ファーストクラス座席

東京-鹿児島の路線は国内線では乗客数の多い*2ほうであるとはいえ、個人的にはファーストクラスは割と空気輸送になるのではと思っていた。だが、ここしばらくの様子を見るに比較的盛況な模様で、この日も満席。ややもすると、JALはこれまで高単価の乗客を取り逃していたのかもしれない。

座席はJALの国内線ファーストクラスとしては初代のB777型機と次世代のA350型機のちょうど狭間で、言うならば1.5世代といった感じ。配列は2列-1列-2列の横5列配置で、中央の座席は1人掛けというのが少し珍しい。ちなみに2022年11月現在、普通席とクラスJではブランケットの提供が停止されているが、ファーストクラスでは引き続き提供されている。

JAL B767-300 国内線ファーストクラス座席

(別日撮影)JAL B767-300 国内線ファーストクラス座席

出発前に食事についての説明と飲み物の確認があり、ほどなくして出発。離陸して10分ちょっとでシートベルトサインが消灯し、食事が提供された。食事は朝食、昼食、夕食と3つの区分に分かれていて、出発時刻が17:00以降ということでこの便は夕食の提供便。

(改めて、ファーストクラスに関する詳細はこちら)

www.jal.co.jp

JAL655便 B767-300ER ファーストクラス 機内食

JAL655便 B767-300ER ファーストクラス 機内食

食事はそれほど量の多いものではなく、割とすぐに完食。JAL側も分量が少ないと思っているのだろうか、食後には希望者にJALが開発したカップ麺「うどんですかい」が提供された。ちなみにこの商品、単にミニサイズのカップ麺という訳ではなく、上空で沸点の下がった状態でも美味しく食べられるような工夫がされているんだとか。

(JALショッピングの商品案内はこちら)

www.shop.jal.co.jp

JAL655便 B767-300ER ファーストクラス 軽食

JAL655便 B767-300ER ファーストクラス 軽食

鹿児島までの区間マイルは600強と福岡よりも若干長いが、太平洋上を一直線に飛んでいくからか、飛行時間は1時間30分程度。時刻表の所要時間は1時間55分だが、これは便によって福岡よりも短い。それゆえ沖縄路線ほどのんびりする間もなく、暖かい緑茶をのんびり啜っているうちあっという間に鹿児島空港へ到着した。

JAL655便 B767-300ER 鹿児島空港

JAL655便 B767-300ER 鹿児島空港

この日鹿児島空港に到着する便はこの便が最後で、空港内は閑散とした雰囲気。山の上にある鹿児島空港のこと、市街地行きのバスに乗り遅れようものなら遭難してしまいかねないから、足早にバス乗り場へ向かった。

常用する便にファーストクラスが設定されていないこともあり、毎度利用するということには恐らくならないが、たまに利用してみるのも良いかもしれない。

*1:2022年11月時点。2023年4月以降は10%上がって11,000円になるんだとか。

*2:東京-鹿児島路線は2020年度では東京と大阪、福岡、札幌、那覇を結ぶ幹線、福岡から那覇に次いで第6位。