日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】ANA/NH4854(函館/札幌千歳)


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便名 : ANA/NH4854
日付 : 2020/07/xx
機材 : DHC8-Q400
区間 : 函館(HKD)11:55→札幌千歳(CTS)12:35
所要時間 : 00:40
区間マイル : 90
搭乗クラス : 普通席
運航 : AKX(ANAウイングス)

函館での用事を済ませて次の目的地へ移動。次の目的地は福岡で、函館から移動するには東京経由か札幌経由。どっちにするか悩んだ結果、さほど待たずに乗り継ぎできる札幌経由を選択。函館から千歳まではJAL系列の便はなく、久しぶりにANA便に搭乗した。

便の出発1時間ほど前に空港に到着した時点では東京行きの出発前だったが、それでもご覧のような状況で、殆ど利用客がいないような状況。

函館空港 ターミナル

利用客はまばら

手荷物検査場を通過して窓際で外を眺めていると、程なくして搭乗機が到着。この日の機材は久々に搭乗するQ400。割と新しい機材のようなイメージを持っていたのだが、既にJACでは退役済。一昔前は鹿児島から大阪までの便なんかでよくお世話になったのが懐かしい。

しばらくして搭乗開始。ANAは搭乗を6段階に分けていて、後方窓側から通路側、前方窓側から通路側と、機内後方の外側から順に埋めていく搭乗スタイルで、この日の座席は機体中央窓側。機体が地上にいる間は目の前に車輪とプロペラが鎮座しており、視界はいま一つ。

ANA4854便 DHC8-Q400 函館空港 風景

視界はいまひとつ

飛行機は早々に降りたい人が多いのか、前方側に乗客が集まりがち(小型機の場合はバランスの問題もあるのだろうが)。それゆえ空いていることの多い後方も割と好きなのだが、どうにも後方は揺れる気がする。私は大揺れでも寝られるので全く問題ないが、苦手な人は前方がおすすめ。前方は上級会員枠があったりして、なかなか指定しづらいのだが…。

機内を見ると、札幌から移動してきたときに搭乗したSAABよりも一回り大きいサイズ。頭上両サイドに荷物棚があり、また座席下が完全に抜けている(真ん中の脚がない)から、足元にも荷物を置けるスペースがあるなど、機内環境は大分進化している。

シートピッチも以前丘珠から函館への移動で利用したSAAB機より余裕があるような気がする。ちなみに、RACの同機材はこれよりも更に広く、クラスJとほぼ同じくらい。

(丘珠から函館への移動で利用したSAAB機についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

ANA4854便 DHC8-Q400 機内

1列多いだけで全然違う

暫くして出発。プロペラ機ゆえ、ある程度うるさいのは割り切るしかないものの、機材名のQ400の"Q"はQuietから由来している通り、プロペラ機の中では静粛性は高い。全力で回っているときに、ぎりぎり普段の声量で会話ができるくらい?だろうか。

離陸すると雲を突き抜けて上昇。翼が機体上部についている高翼機ゆえ、飛行中は眼下の景色が見やすいのが特徴。陸路だと延々迂回する噴火湾をショートカットして飛んでいるはずだが、雲に阻まれ地上が見えず、現在位置がわからないのが残念。インターネット接続もできない機材なので、地図を開くことも叶わず。しばらくぼーっと雲を眺める時間が続いた。

そういえば短距離便ゆえ飲み物のサービスはなく、代わりに飴の配布があった。

ANA4854便 DHC8-Q400 風景

景色は見やすいのだが…

しばらく外を眺めているうちにあっという間に降下を開始し、地上が見えてきた。出発から到着まで、地上走行時間を含めて40分というだけあって、飛行時間はごくわずか。

ANA4854便 DHC8-Q400 風景

綺麗な区割り

いつのまにか目の前に車輪が現れ、数分すると着陸。本当に40分で千歳まで辿り着くんだろうかと思ったが、無事時間通りに千歳到着。その辺のオープンスポットに駐機してバス輸送かと思ったら、プロペラ機でも搭乗橋(PBB)のあるスポットに到着し、搭乗橋が接続されたのに驚いた。ただ、通路が狭く階段もあり、装着にそれなりに時間がかかることを考えると、一度地上に降りるのとどっちがいいのかは迷うところ。

ANA4854便 DHC8-Q400 新千歳空港 搭乗橋

専用のアダプタのようなものが間に挟まっている

ともあれ無事千歳に到着し、ここからはまたJAL便で移動。