便名 : ひのとり·第70列車
日付 : 2020/07/xx
区間 : 近鉄名古屋(20:00)→大阪難波(22:08)
乗車クラス : 普通席(全席指定)
運行 : 近畿日本鉄道
(往路はこちら)
名古屋に到着して所用を済ませ、20時の便で大阪へ戻る。無事目的は果たしたが、さすがに2時間となると中々忙しない。
名古屋駅に戻ると、1本前の特急がまだホームに停まっていた。近鉄と言えばこの色という塗り分けなのだが、気づけば大分減ってしまったらしい。個人的には結構好みだっただけになんとも残念な限り。
この特急が出発すると、入れ替わりに「ひのとり」が入線。名古屋駅は難波駅と比べるとホームが多いからか、比較的時間に余裕がある。この影響もあるのか、隣接する名鉄の名古屋駅は手狭でえらいことになっているが…。
先の記事の通り、往路はプレミアム車両に乗車したので、比較の意味で帰りは普通席。往復同じでもいいのだが、単純往復はやはり面白くない。
そういえば、今回は往復とも乗車券部分に株主優待券を利用している。状況が状況ゆえ手放しには喜べないものの、期限間近の優待券がダブついていたようで、通常の相場よりかなり割安な1枚当たり1,000円で入手。結果、特急券を含め、往復ともに3,000円台で移動することができた。関西は至るところに金券ショップがあり、利用するハードルが低いのがありがたい。
ともあれ、車両がホームに据え付けられたので早速乗車。普通車にもロッカーは用意されており、その後ろ側はフリースペースになっている。窓も大きく、なかなかの開放感。夜なので景色が代わり映えしないのが残念だが。
普通席の客室は座席がグレー基調で、プレミアム車両とは違って軽めの雰囲気。床が絨毯敷きとフローリングという違いも影響しているか。
座席はプレミアム車両と同様にバックシェル型で、前の座席のリクライニングに影響されない。座席そのもののサイズの影響か、プレミアムの座席よりもシートピッチは広く見える。勿論そんな訳はないのだが。
新型車両だけあって、窓と座席の位置は正しく対応している。普段飛行機や新幹線ばかり乗っている身からすると、窓が異様に大きく見える。
肘掛けは座席間に細いものが2本ついていて、肘掛けの争奪戦を回避するようにできている。隣が見知らぬ誰かの時には、余計な気を遣わなくて助かる。
シートに掛けた状態だとこのような感じ。そういえばこの座席、リクライニングすると座面が沈みこむつくりになっている。足元にはバータイプのフットレストもあり、2時間程度の乗車なら十分。
ちなみにバックシェル式のシェル内部はこんな構造。この余白分はリクライニングでき、思いの外倒れるな、という印象。
列車は20時に定刻通り出発。このご時世、しかもこの時間とあって、列車は車両に4-5人くらいの乗車。前後数列には誰もいない、という感じ。
しばらくボーッとしているうちに津に到着し、その後列車は山の中へ。峠やトンネルで少し携帯の電波の入りが悪くなった後、平地に戻って大和八木に到着。鶴橋、上本町と停まって、終着の難波に到着。6時間ぶりに大阪に帰ってきた。
往復で両者を乗り比べたが、いずれも快適ではあるものの、臨席との距離、座席廻りの余裕等々がまるで違った。700円の差しかないのであれば、個人的には次回以降もプレミアム車両一択。
というお話。