日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【旅行計画】2020年夏限定・JRきっぷのお話(九州・四国)


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過去例を見ないほどの割引。

(2020/09/14追記)
下記①のきっぷについて、2020/12/27(日)分まで発売が延長された。

(2020/10/02追記)
下記②のきっぷについて、条件変更の上、2021/01/31(日)分まで発売が延長された。

全国的な自粛から、少しずつ人の動きが再開し始めた今日この頃、落ち込んだ消費を回復すべく、徐々に日本各地で旅行商品が発表され始めた。そのうち、JR九州・四国が発表したチケットが特に割安だったためご紹介。

JR九州「みんなの九州きっぷ」

www.jrkyushu-kippu.jp


■価格
大人¥10,000(全九州版)/¥5,000(北部九州版)
子供¥2,000(全九州版)/¥1,000(北部九州版)
■利用期間
2020年7月11日(土曜日)から同年9月27日(日曜日)までの土日祝日のうち、連続する2日間
発売は利用日3日前まで
■エリア
全九州版:JR九州全線
北部九州版:概ね熊本以北のJR九州全線
山陽新幹線博多南線JR九州の路線ではないため不可
■きっぷのルール
九州新幹線を含むJR九州全線の特急・快速・普通列車(自由席)が乗り放題
普通車指定席も6回まで利用可

たとえば博多から鹿児島中央まで、新幹線の片道が10,440円なので、片道で元が取れる。近頃、この種の企画乗車券は乗車券部分のみ販売で、特急券は別途購入というのが多かったから、この金額で新幹線も乗り放題というのは驚異的。

九州では従来から高速バスの乗り放題チケットとしてSUNQパスなるものが存在するが、この数ヵ月はこのJRの企画乗車券のほうが有力かもしれない。

(SUNQパスはこちら。これも相当に便利だ)

www.sunqpass.jp

JR四国「四国満喫きっぷスペシャル」 

www.jr-eki.com

※窓口販売版とネット販売版がある

■価格
大人¥8,000(窓口版)/¥8,500(Web購入版)
子供用はどちらも¥3,000
Web購入版は+¥2,000で24時間のレンタカーを利用可能
(2020/10/02追記)
→10月1日以降発売分は¥10,000(窓口版)/¥10,500(Web購入版)
※値段が変更になった理由は後述する。

■利用期間
2020年7月1日(水曜日)から同年9月27日(日曜日)までの間の、土日祝日を含む連続3日間
窓口版は利用当日まで、Web購入版は6日前まで受付
■エリア
JR四国全線・土佐くろしお鉄道全線
阿佐海岸鉄道JR四国の路線バス(高速バスは除く)
■きっぷのルール
JR四国全線と土佐くろしお鉄道の特急・普通列車の自由席が乗り放題
阿佐海岸鉄道JR四国の路線バスに乗車可
※公式HP記載まま。阿佐海岸鉄道JR四国の路線バスに特急がないのでこういう記載か。

(ここから2020/10/02追記)

きっぷが「四国満喫きっぷスペシャル」から、「四国満喫きっぷスペシャルプラス」に進化。値段が2,000円上がった代わりに、以下いずれかが付与されるようになった。

  • 「四国旅ぱす」ポイント6ポイント(2,500円相当)
  • 四国キヨスク1,000円利用券

一見すると値段が上がったようにも見えるが、「四国旅ぱす」は割引入場券のようなものなので、これをうまく利用すれば、実質は割安になるような仕組みのよう。

(四国旅ぱすについてはこちら)

(追記ここまで)

四国は従来から乗り放題きっぷの発売に熱心なので、値段を問わなければいつでも利用できるが、今回ほどの金額というのはこちらも過去例をみない(同条件(乗り放題・3日間)の「四国フリーきっぷ」は16,440円。誕生月のみ有効の「バースディきっぷ(条件同じ)」は9,680円で善戦)。

①のJR九州のきっぷは土日祝日に限定されているのに対し、
②のJR四国のきっぷは1日でも土日祝日にかかっていれば良い分少し条件が緩い。
(その上①は2日間だが、③は3日間だ)

とはいっても、①も通常の土日で利用でき、お盆期間の除外も特に無さそうなので、十分すぎるほどの大サービス。いずれも、この手のチケットにありがちな最低利用人数縛りもなく、どちらも機会があれば活用して損のないチケット。

あとは無事に旅行ができるような状況が続くことを心から願うばかり。
そんなところ。