日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】たかちほ号52901便(阿蘇くまもと空港/延岡駅)


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便名 : たかちほ号52901便
日付 : 2024/11/xx
区間 : 阿蘇くまもと空港(10:10)→延岡駅(13:29)
所要時間 : 03:19
乗車クラス : 普通席(座席指定制)
運賃 : 3,920円(事前クレジット決済)
運行 : 九州産交バス

大分駅から都市間バス「やまびこ号」に乗車して阿蘇くまもと空港へ到着。ここからは「たかちほ号」に乗換え、宮崎県延岡市を目指す。この路線、COVID-19感染拡大前は日に2往復が運行されていたが、現在は熊本朝発/夜着の1往復のみとなっている。

(ここまでの移動はこちら)

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阿蘇くまもと空港は2023年春に新ターミナルビルが開業して1年半が経過したところ。開業当初は制限区域の充実度合いと対極的な一般エリアの店舗の少なさが話題になっていたが、ようやくちらほらお店が増え始めて他の空港よりも若干少ないくらいになってきた。

(制限区域内についてはこちら)

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阿蘇くまもと空港 3番バス乗り場

阿蘇くまもと空港/ 「たかちほ号」3番乗り場から出発

熊本県内のバス事業者は全国で先陣を切って2024年11月15日限りで交通系ICカード(いわゆる「10カード」)の利用を終了しており、現在は熊本ローカルのICカードか、クレジットカードのタッチ決済のみ利用できるようになっている。

その結果、福岡と熊本とを結ぶ高速バス「ひのくに号」などは運行する事業者によって交通系ICカードの利用可否が分かれる*1結果となっていて、若干わかりづらくなってしまった。聞くと維持管理コストの高さが問題のようで致し方ないとも思うが、ややこしいことこの上ない。

ともあれ、バスは若干遅れて阿蘇くまもと空港へ到着し、正座席が満席になって出発。一応補助席も設置されてはいたが、流石に指定席としては運用されていない模様。そういえば、乗車する「たかちほ号」と熊本市街へ直行する「空港特快」という2つの便が同じバス乗り場から同時刻に発車するようだが、「たかちほ号」が定刻通りに到着した場合はどうなったんだろう。

出発する際、正面に見えてくるのは空港ターミナルビルの建替えの際に使用された仮設ターミナル。プレハブ構造のため新ターミナルが供用開始された後は取り壊されるのかと思っていたが、どうやら「ビジターセンター」として生まれ変わるらしい。

阿蘇くまもと空港 仮設ターミナルの建物外観

阿蘇くまもと空港/ 「ビジターセンター」に生まれ変わる予定

空港を出発したバスは県道206号線、28号線のルートで高森駅を目指す。しばらく山間部を走り、トンネルを抜けた先は進行方向左手に阿蘇中岳が見えてくるので、眺望的には出入口側のA列がおすすめ。

JR久木野給油所横、道の駅あそ望の郷くぎのの両バス停は乗降がなく、11:00前に南阿蘇鉄道高森駅前にある高森駅交流施設バス停に到着、ここで約15分の小休止。ちなみに以前は高森エリアの停留所は駅から徒歩10分弱の「高森中央」バス停だったが、2024年9月1日からこちらのバス停に変更されている。

この路線で使用されているのは日野自動車製での少し古めの「セレガR」なる車両。「推しの子」のラッピングがされていて、道中あちこちで写真を撮られている姿が見られた。

南阿蘇鉄道高森駅の駅舎外観とたかちほ号

高森駅/ 「高森中央」から駅前に停留所が変更された

高森駅はここ数年のうちに大規模なリニューアルが行われていて、かなり長いホームが特徴的。現在の同線の列車にはトロッコ列車のほかそれほど長いものはないはずだが、将来的に「ななつ星」が来るだとか、何か計画があるんだろうか。

(同駅構内の様子などはこちら)

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南阿蘇鉄道高森駅の駅舎外観

高森駅/ 駅構内は広々としている

高森駅から高千穂バスセンターまでは国道265号線218号線のルートで進む。途中進行方向右手に見えてくる大きな建物はどうやら小学校。調べてみると児童数は100名に満たないようだが、それにしては随分大きな校舎。

たかちほ号 熊本発延岡行 車窓

たかちほ号の車窓/ やけに大きな校舎の小学校

阿蘇くまもと空港を出て約2時間でバスは高千穂の宮交バスセンターに到着。バスセンターは市街地にあり、2005年まで運行されていた高千穂鉄道高千穂駅とは離れた場所。今回乗車した「たかちほ号」のほか、福岡と延岡を結ぶ、1日4往復の高速バス「ごかせ号」もここを経由する。なお、観光名所として有名な真名井の滝までは約2kmほど離れていて、徒歩で30分ほど。

■地図情報

たかちほ号 高千穂バスターミナルとバス

高千穂BT/ 大半の乗客はここまで

バスはここで2度目の15分休憩。どうやら乗客の殆どは高千穂が目的地だったようで、残った延岡方面へ向かう乗客は10名に満たなかった。宮崎県にある高千穂だが、訪れるなら宮崎空港よりも今回のように熊本空港からの方が簡単。

たかちほ号 高千穂バスターミナルとバス

高千穂BT/ 2度目の休憩

休憩ののち、ガラガラになったバスは雲海橋交差点から九州中央自動車道に入り、終点の延岡駅を目指す。高速道路入口の交差点「雲海橋」の名前よろしく、車窓にはうっすら雲海というか、霧がかかっていた。

たかちほ号 熊本発延岡行 車窓

たかちほ号の車窓/ 昼間でも霧の深い山の中を進んでいく

九州中央自動車道は大半の区間が片側1車線で、信号こそないものの一般道と殆ど変わらない。ゆるゆると走っていくと延岡ジャンクションで東九州道と交差し、延岡インターチェンジから一般道で延岡駅へ向かう。途中いくつか停留所があったが、乗降客はいなかった。

たかちほ号 熊本発延岡行 車窓

たかちほ号の車窓/ 高速道路を降りると間もなく終点

バスは定刻通り、13:30に終点の延岡駅に到着。これほどの長距離路線だから少しくらい前後するかと思ったが、寸分の狂いもなく定刻通りで驚いた。そうそう頻繁に訪れる街ではないこともあって、延岡に来るのは何だかんだ3年ぶりのことのよう。

(大分から延岡まで自転車で走った際の記録がこちら)

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2017年に竣工した現行の延岡駅駅舎は地方都市にしては立派で、駅前複合施設「エンクロス」の中にはスターバックスに蔦屋書店が入っている。

JR延岡駅 駅舎外観

JR延岡駅/ 現駅舎は2017年開業

当日は何やら駅周辺で催し物が開催されていて、割と多くの人で賑わっていた。車両にラッピングがされていたこともあって、高森駅と同様に多くの通行人が写真を撮っている姿が見られた。

たかちほ号 延岡駅前バス停

延岡駅前/ 定刻通り13:30到着

熊本と延岡という一見するとニッチな路線だが、道中に高千穂があることによって思った以上に繁盛していて、日によっては2号車が設定されることもあるそう。遠方から飛行機を利用して高千穂を訪れる際には、熊本空港経由が便利ということを覚えておいても良いかもしれない。

というお話。

*1:福岡側の西鉄バスは引き続き利用可、熊本側の九州産交バスは利用不可