便名 : JR芸備線•359D(普通列車)
日付 : 2022/07/xx
区間 : 備後落合(14:39)→三次(16:01)
所要時間 : 01:22
乗車クラス : 普通車自由席
運賃 : 860円(府中まで•クレジットカード決済)
運行 : JR西日本
津山から新見を経由して備後落合までやって来た。
(ここまでの移動はこちら)
ここからは引き続き芸備線に乗換え、とりあえず三次(みよし)駅を目指す。同駅発着の列車は本数が少ないが、乗換えがスムーズにできるようなダイヤが組まれていて、約10分の待ち合わせで乗換えることができる。
ちなみに今回利用していた「setowa周遊パス•岡山ワイドパス」の有効範囲は備後落合駅までで、ここから先しばらくの間は事前に購入しておいた普通乗車券を利用することになる。
新見から乗ってきた列車から三次方面への列車は同じホーム上の乗換えだったが、木次線の列車は構内踏切を渡っての乗換え。そういえば、今回訪問の更に約1年ほど前に乗車した「奥出雲おろち」号も同じホームからの出発だった。
(「奥出雲おろち」号についてはこちら)
備後落合から三次までは概ね各駅間の所要時間が5分ほどだが、最初の一駅、備後落合から比婆山(ひばやま)駅までだけ所要時間が長く、15分ほどを要する。だからと言って北海道のように特に駅間距離が長いわけでもなく、約6kmほどなので、乗車している印象は時速30km未満でのんびり走っているといった感じ。
列車は比婆山、備後西城、平子、高と停車していくが、平均乗車人数は比婆山から順に4人、35人、6人、0人(!)だそう。ただ、この列車も日に5本しかないうちの日中に走る貴重な1本であるにも関わらず、乗車は片手で数えられる程度。
この各駅の中では備後西城なんかの乗車人数は多いようだが、いつ利用されているんだろうか。早朝の列車に乗ってみれば学生がいるんだろうか。
列車は45分ほど走って備後庄原駅に到着。この辺りでは少し大きな町といった感じに見える同駅では対向列車の備後落合行きと交換するため、4分ほどの停車時間があった。
停車時間を利用してホームに降りてみると、ホームには広島東洋カープの選手のモニュメントが数体置かれている。どうやらこれは駅の所在する庄原市内にあるデザイン会社が像を製造した縁で、球団から市を経て「庄原市カープ応援隊」に寄贈されたものなのだそう。調べてみると、同応援隊では年間指定席を40席ほど確保し、ホームゲーム各試合に専用のバスを出して応援に向かっているらしい。
(「庄原市カープ応援隊」についてはこちら)
前田、鈴木、菊池の各選手の側、電信柱を隔てて少し距離が離れて置かれている像があまり見慣れない人物だが、どうやら同球団でスカウトを務めている田村氏なんだとか。透明の箱に手を突っ込んでいるが、これはドラフト会議の際にくじを引き当てたシーンを再現しているらしい。
ちなみに駅舎側に置かれたデフォルメされた像から右手に目をやると、打って変わって等身大のリアルな像が置かれている。これは2010年に連続して起こったホームランボールキャッチを記念して製造されたもので、これも先のデザイン会社が作製したものなのだとか。
備後庄原駅から先は再び乗車人員が1桁の駅が続き、20分ほどすると塩町(しおまち)駅に到着。ルート的にはここから福塩線に乗換えて府中•福山方面へ向かうのだが、乗継ぎの列車まではしばらく時間が開くうえ、駅前に時間を潰せそうな施設が見当たらなかったから、一旦終点の三次駅まで向かうことに。
塩町駅からは12分ほどで終点の三次駅に到着。降りたホームの反対側には4分の待ち合わせで広島駅へ向かう快速「みよしライナー」号が停車していた。本数が少ないのが玉に瑕だが、普通列車では2時間かかる広島駅までを1時間30分弱で結ぶからかなり速達性の高い列車。
(広島から三次へ向かった際の記録がこちら)
それにしてもホームが低いんだろうか、台車の半分ほどが露出していて乗り込むのも一苦労という高さ。別の機会に利用した北海道の遠軽駅も似たような状況だったから、国鉄時代はこれが一般的だったんだろうか。
(北海道の遠軽駅についてはこちら)
三次駅では約50分ほどの待ち合わせで先述の福塩線の普通列車に乗換え、府中駅を目指す。ルート上塩町駅から三次駅の区間が重複するからきっぷを分割してあり、せっかくなので一旦改札の外に出てみることにした。
というお話。