便名 : 沖縄都市モノレール•第618列車
日付 : 2023/11/xx
区間 : 旭橋(07:36)→那覇空港(07:48)
所要時間 : 00:12
乗車クラス : 普通車自由席
運賃 : 270円(交通系ICカード決済)
運行 : 沖縄都市モノレール
少し早く起きて「730バス」に乗ってみようと旭橋のバスターミナルを訪れてみたが、どうやらこの日は運行していなかったようで空振り。ぽっかり予定が空いてしまいどうしようか悩んだ結果、とりあえず那覇空港へ移動することに。
旭橋駅に戻って改札口前の電光掲示板を見ると、1本後の列車は3両編成の表示。増結された中間車がどんなものかちょっと気になったこともあり、1本見送って次の便に乗ることに。
そういえば、駅の窓口上には沖縄らしく、小さなシーサーが鎮座していた。視線の先は自動改札あたりで、改札口に目を光らせているという感じだろうか。
ところで沖縄都市モノレールは2003年8月10日の開業で、今年はちょうど開業20周年の年。私がしばしば沖縄を訪れるようになった頃には既にモノレールがあった訳だが、開業前はどんな塩梅だったんだろうか。
ともあれ10分ちょっとモノレールに揺られ、終点の那覇空港駅に到着。まだ羽田からの便も到着していない早朝ということもあって降車客が圧倒的に多く、すぐにターミナルに向かっていったから、列車到着から1分もしないうちにホーム上には誰もいなくなった。
このとき反対側のホームに停まっていたのも3両編成で、電光掲示板を見るにあと30分ほどして出発する列車に充当されるらしい。これらはいずれも2022年に増備された車両で、2両編成の車両にはなかった方向幕が設置されている。それにしても同形式の車両が20年に亘って製造されているわけで、なかなか息の長い車両。
どうやら沖縄都市モノレールの各駅は将来的な旅客増加を見込んで元々3両編成化を想定した設計がされていたようで、那覇空港駅も特にホームを延長した様子はなく、ホームドアを延長するのみで停車できるようになっていた。
さて、車内を見てみると、中間車両は車両中央に謎の機器スペースがあり、車両の長さの割に思ったほど座席は増えていない。とはいえ1両増えたということは列車単位では輸送力が約50%増えた訳で、首都圏の朝ラッシュくらい混雑していた列車が地方の朝ラッシュくらいまで緩和されたように見えた。
座席モケットは一般座席が青ベースで、優先席が赤ベース。優先席の座席の表地のベースはしなの鉄道の快速列車で用いられているものと同じものに見えるが、模様は向こうがりんごなのに対し、こちらはハイビスカスとシーサーが描かれている。
その他車内の変化点としては、LCD画面が設置されている。同路線ではこれまでスクロール式の電光掲示板しかなかったはずで、これも初めて設置される設備のはず。
少し脱線するが、前日那覇空港に到着してホテルへ移動する際に乗車したのは「そらとぶピカチュウプロジェクト」オリジナルデザインのモノレール。
この車両は他の車両と違って、各駅に到着する際のチャイムが沖縄民謡のオルゴールではなく、「ポケットモンスター」の楽曲になっていて、駅ごとに異なる音楽が流れていた。中にはかつて聞いたことのある音楽もあって面白い取組みだと思ったが、いつもここで流れるはず、という音楽が流れてこないのはちょっと違和感がある。
現状は所有編成の半分弱となる9編成が3両編成化される計画ということだが、これまで那覇空港に到着した後混雑しているモノレールに乗って移動するのはちょっと憂鬱だったところ、これが緩和されるのは単純に喜ばしい。
というお話。