日時 : 2022/07/xx
場所 : 岩手県一関市
予算 : 1,000円程度
滞在時間 : 約15分
一関市の郊外、平泉中尊寺にも近いところにある景勝地「厳美渓(げんびけい)」。ここには「水曜どうでしょう」をご覧になったことのある方ならきっとご存じの、一風変わった団子やさんがある。
■ 地図情報
すっかり記事の投稿時期が泣きわかれてしまったが、これは以前一関市の郊外にある「みちのくあじさい園」を訪れた日のお話。その後の予定は特に決めていなかったから、比較的近くにあったこの厳美渓を久々に訪れたという流れ。
(「みちのくあじさい園」についてはこちら)
岩畳の上に出ても一見するとお店の姿も形もないが、何やら川のそばに人が多数集まっている四阿(あずまや)がある。これが今回の目的地。
四阿の脇には木の板が吊るされていて、脇にはワイヤーで吊るされた竹かごが置かれている。この竹かごに代金を入れ、木の板を備え付けの木槌で叩くと、代金の入った竹かごがするすると動き始める。
仕組みは極めて単純で、対岸にあるお店からかごを引っ張っている。お店まではそれなりに距離があるが、手慣れたもので結構な速度で引き上げられていく。
訪問した2022年当時は1人前500円で、お札を入れるとお釣りと商品が入って戻ってきた。また、だんごの下には人数分のお茶が用意されている。液体が入った不安定な籠を揺らさずに運ぶのは、簡単そうに見えてなかなかの高等技術なのではなかろうか。
早速包みを開けると1人前は3本で、こしあん、ごま、みたらしの3本。どうやらこの辺りの団子は柔らかく作る文化のようで、串に刺さってはいるがお雑煮に入っている茹で餅のような柔らかさ。また、これも地域性だろうか、味付けはかなり甘め。
ちなみに対岸側の店舗がこちら。川越しに注文するスタイルゆえ、混雑時には並ぶとそれなりに時間が掛かるので、もしお急ぎの場合にはお店に直接赴いたほうが所要時間は短いはず。
なお、厳美渓付近は駐車場が少なく、なかなか駐車場が見つかりづらいのだが、そんなときには、周囲とは異質な雰囲気を醸し出す「サハラガラスパーク」を利用してみてはいかがだろうか。
この施設は大規模な駐車場が設置されていることに加え、現代においてはある種異質な、古き良き時代の雰囲気を醸し出しているので、現地を訪れた際には是非立ち寄ってご自身で体感してみてほしい。
というお話。